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漱石と親鸞とジンベエザメ

2011年09月24日(土)

そういうわけで漱石の声を借りて、息子と義絶する親鸞の手紙を現代語訳してみた。もともと前に訳した歎異抄の親鸞には、なんとなく、漱石の声をひびかせようとしていたのである。ずっと鴎外はすきだけど漱石は今いちといってきたのに、こうして読むと声が力強くておもしろいのなんの。とかいってたらトメがメキシコ旅行から帰ってきた。学校の旅行(どの学年からも行きたい人だけ行く。ほかの場所に行った子たちもいる)である。カリフォルニア湾に面したバヒア・デ・ロスアンヘレスというところで、4日間ジンベエザメと泳いでいたそうだ。すっかり日焼けして顔と背中と髪の毛が同じ色になっておった。アシカがまつわりついてきて遊びながら泳いだとか、泳いでいたらジンベエザメに触ったとか、イルカはもちろんだとか、天の川がきれいに見えたとか、すごいところに行ったものだ。旅行はきらいだが、そういうところならあたしも行ってみたい。

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