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       詩祭と宿題 
        2010年06月08日(火) 
         もうすぐロッテルダムのPoetry Internationalの詩祭にいくのだが、宿題の多い詩祭で、今はオランダの印象派左翼詩人だというHerman Gorterの「五月」を必死で読んでいる(平凡社世界名詩集大成15北欧東欧篇)。その前はペルシャの語り物、「ライラとマジュヌーン」(平凡社東洋文庫)を必死で読んでいたが、こないだ、それはやらなくていいというメールがきた。どっちかというと、印象派より語り物のほうがとくいであるのだが。詩の印象派って知らなかったからつれあいに聞いたら、絵の印象派についてとくとくと解説しはじめ、絵じゃなくて詩だってばというと、そんなのは知らんと言われた。たしかに光りとか色とかが多いといえば多い。21ページの詩のなかに、「黄金」が42、「白」が58、「赤」(紅や血や茜色も含む)が40、「青」が18、「黄色」が17回使われている。数えたのだ、しこしこと。ほかにも「色とりどり」だとか「ワイン」とか「草」とか「色彩」とか色をあらわすことばは確かにタップリ使われていて、しょうしょううっとうしい。しかし21ページも長編詩を「五月」なんてテーマで書こうとしたら、北国の人だし、色を使うよりなかったのかもと考えた。この詩祭には、人々が何十人もかかわっているらしく、いろんな人から入り替わり立ち替わりメールが来る。みんな英語の名前じゃないから覚えにくく、みんな筆達者でつらつらと書いてくる。英語は読めないことになっているのに困ったことである。いつも返事が遅れて何回も催促がくる。それがまた、申し訳なくも気が重い、ときに悲しく怖ろしい。 
        
      
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