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伊藤製作所「豆畑支所」
   
 

ベルリン

2008年07月06日(日)

とうとう来ちゃったのだが、なんであたしが旅がきらいかよくわかった。荷造りの過程で、必要なもの(本、衣類、書類)を見落としてないか、強迫神経症的に、きりきりするのである。そのきりきりがとてもつらいので、いつも荷造りを先延ばしにして、寝る時間がなくなって、空港についた時点で、心身ともにぼろぼろになってるのである。それもとてもつらい。今回もつらかった。旅慣れてるはずなのに、どんどんひどくなる。一回一回の小さいトラウマがつみかさなって大きくなってるのかも。トラウマというよりアレルゲンのような気がする。とにかくベルリンだ。人々はぜんぜん太ってない。やはりアメリカというところは、ほんとに不健康なところだとこんな遠くに来てまでしみじみ思った。しかし喫煙者が多く、喉的には、それを避けねばならない。それは不便である。PoesieFestival Berlin2008というので朗読をしたのだが、じつに、つまらなかった。このごろいつもこれだ。ケネディセンターでやったときもこれだった。ノレないのである。時間もないし、2行おきにすっとばしたりしちゃっている。どうせわかんないだろうと思って。今回はそれをやると、いかんと思って、すっとばさないように、ちゃんと読んだ。でもゆっくりしゃべる時間がなく、笑いはとれず、たいへん未消化な感じなのであった。緑は多い。ビールはうまい。出会った人はみなおもしろい。それでよしとするか。PoesieFestivalの管理人さん(若い女)が日本文化のコミックを読んでみたいがよく知らないので‥‥といってるので、漫画評論家としては、Naoki UrasawaのMonsterと、Takehiko InoueのVagabondと、Yasuko AoikeのFrom Eroica with Love(訳はあってるのかどうかしらない)を是非読めとすすめておいた。

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