|
|
 |
 |
| |
|
| |
熊本
2010年10月22日(金)
熊本、夜ついたが蒸し暑かった。明け方は薄ら寒かった。友人の弟の突然の訃報を聞いて感覚が麻痺しちゃった感じに驚いている。機内では「イワン・イリッチの死」を読んできた。
カノコと親子どんぶり
2010年10月20日(水)
ミルズ大学でカノコと共演。すごくおもしろかった。日本でもやりたいーーー。
マツタケと犬
2010年10月19日(火)
ゆうべはまたマツタケ。山盛り入って7ドル。マツタケご飯にマツタケの枝元揚げ(ビール入り)。まだ残ってるのであしたおつゆに入れる。しかしgoogleの画像で見るマツタケとはなんか違うような気がするのだ。3日続けて映画をみてたのだが、1晩めは「から騒ぎ」、何回みたかわからない。子どもが学校でシェイクスピアやるたびに見てるからだ。「真夏の夜の夢」を借りたかったが置いてなかった(こっちにはベールが出ている)。2晩めは「ゴーストライター」ポランスキの新作。悪意あふれる映画だった。3晩めは「白いリボン」ハネケの新作。さらに悪意あふれる、というか悪意しかないような、後味の悪い、実にいやらしい、ナスティな映画であった。アリス・ミラー著山下公子訳の「魂の殺人」を思い出した。こういうのキライ。きのう昼間買い物に行ったらペットショップの前で、犬のシェルターが養子縁組大会をやっていた。連れて帰りたい犬がいっぱいいた。トメと二人でもだえながら通り過ぎた。同居人が(今のも前のもその前のも)動物に興味のない男でよかったのかもと思えるのはこういうときだ。動物好きの男と暮らしたら、今ごろ家の中は身よりのない犬や猫やその他動物たちで足の踏み場もないであろう。
雨とオークとブナ科の木
2010年10月18日(月)
雨だ。このところ雨っぽい霧が空気中に漂いがちであったが、きょうはちゃんと何もかもがしとしと濡れておる。とかいってるうちにもうすぐ日本。その前に、しつこく宣伝しますがミルズで朗読。きのうはつれあいとカシについて言い合いをしてしまった。「どんぐりはOakにしか生らない」と断言するので、「どんぐりはカシでもシイでもナラでもクヌギでも生る」といいかえして喧嘩になった。しかしwikiによると「ヨーロッパのオークの多くは日本でナラと呼ばれる落葉樹であり、常緑の樫は南ヨーロッパ以外では稀である。明治時代の翻訳家が落葉樹のオークを樫と誤訳した例があり、現在も混同されやすい。温暖な地域に分布する常緑のオークはライヴオーク(live oak)と呼ばれる」ということで、つまりあたしが、Oakとはブナ科の木の総称であることを知らず、まさに明治時代の語訳にふりまわされていたわけで、カシ=Oak=樫=カシワのような木のイメージを勝手に持っていた、こっちの狭量さがいけなかった。ライヴオークはこのへんの原生木だ。先住民はやはりどんぐりを食べた。
イポメアとツユクサ科
2010年10月17日(日)
きのうとうとうずっと欲しかったイポメアを買いに行った。合気道の行き帰りに園芸屋で見て、ほしいなあと思っていたやつだ。値段もほぼ思ったとおりの12ドル。残念ながらこれは日なたを好む植物で家の中には置いておけない。今は家の中に吊って眺めている。明緑色と暗紫色の二色作りだ。とてもラブリー。これはあんまり保たないのを経験から知っておる。しかしイポメアは、つまりサツマイモなので、けっこう強くてだめになりかけたら地面に植えてやると、長いことがんばってくれる。こないだS子が帰ってきたとき、「なんだか家の中が緑になっている」と看破していたが、そうなのだ、ちょっとこっちに長くいると、たちまち家の中の緑は増える。前に買ったツユクサ科の寄せ植え鉢のひとつが落ちて(吊っていたものがゆるんだ)ちょんぎれた葉っぱを大量に窓際に水漬けしてある。
石内都と屋根裏対談
2010年10月15日(金)
それから対談です。 ゲストは石内都さん。 「比呂美の(屋根裏)部屋」(仮名)石内都の巻 【日時】10月24日 午後5時30分開場、午後5時45分開演 【場所】熊本市現代美術館アートロフト http://www.camk.or.jp/ 【受講料】無料 【事前申し込み】不要。ただしアートロフトの構造上、収容人数に限りがあります。 【共催】熊本市現代美術館
内容としては、ふたりの出会い、「1・9・4・7」について、伊藤のヌードについて(記憶から消してありますが……)、「傷」について、おかあさまについて、ビエンナーレについて、そして「ひろしま」について、伊藤比呂美がききほぐす。石内さん、ちょうど今月のLaLaTV男子禁制のゲストでもあります。真っ白に燃え尽きてしまった3月の大連詩以来のひさしぶりの文学隊活動、ゆうれい隊員のような隊長という汚名を返上するべくがんばります。文学隊としては、前日23日に橙大学シリーズ「漱石の巻」を橙書店にて展開。そちらも合わせてどうぞよろしく。くわしくは熊本文学隊HPおよび豆畑HOMEに。
カノコ殺しをカノコと共演
2010年10月14日(木)
朗読です。 Contemporary Writers Series: Poetry by Hiromi Ito 【日時】10月19日 19:00〜20:00 【場所】Mills College(オークランド、カリフォルニア)Mills Hall Living Room
で、まあJeffrey Anglesの訳した「Kanoko Killing」から「カノコ殺し」などをやるつもりなんですけど、なんとっっ現代音楽といっしょにやろうということになっていて、相方は箏のKanoko Nishiさんです。けけけけけ。ちなみにパワーポイント操作はS子がやってくれる。なんだか家内手工業のような、家族運営の芸人一座のような、気持ち悪い企画ですが、お近くにいらっしゃる方はどうぞお気兼ねなくお立ち寄りください。予約もなんにもいりません。ただふらりと来てくださればOK、入場は無料です。ミルズ・カレッジは、動物園のようにうっそうと植物の繁る、伝統ある女子大(ベアーテ・シロタさんもここの卒業生)です。
サルナシと広背筋
2010年10月13日(水)
つねづね興味を持っていたサルナシ(マタタビ科)というもの(熊本県に自生する植物の図鑑で見たのであった)が商品化されてBaby Kiwiという名前で、1パック2ドル99で、Trader Joe'sに売っていたのである。皮に毛はなく、つるつるで、まるごと食べられ、キウィのような味で、美味であった。感動した。ニホンザルやツキノワグマと同じものをばくばく食べているのかと思うと。ゆうべは「母なる証明」を見た。しめきりおわって呆けておる。こないだTムに教わった広背筋をのばす動作、胸の前で両手を拝むみたいに合わせて、くーっと胸のまんなかに近づけるのであるが、それをやりつづけると不思議に宗教的な気分になってくる。気持ちがいいのでしょっちゅうやっている。
しめきりとベールと大家さんと腹帯
2010年10月12日(火)
きのうの宵のうちにはしめきりはほぼできていたが、発酵させようと思って、家族につきあって「レスキュードーン」を見て、しめしめ思いがけずベールを見られた、ベールはやっぱりいいという決意を新たに、またやり直した。夜半に終わってY坂さんに送ったが、その後眠れなくなってむだに朝まで起きていた。明け方いったん眠ったが8時頃起きた。吐き気と眩暈がひどいので10時頃寝て12時頃起きた。目がさめるたびに書いたものを見直したいと思って起き上がるが、いざコンピュータの前にすわると文書を開く気になれないのである。金縛りにあったような感じである。 ゆうべ大家さんちにいったら「腹帯考」が。まー、大家さんも引きずって歩いてたんですね。あたしは、古い風習って嫌いじゃないです。ああいうしちめんどくさいものが嫌いなだけなんです。あれがああいうしちめんどくさい、あたしの手に負えないものじゃなければ、たとえば鈴をつけるとか、たすきかけるとか、パンツを十枚かさねばきするとか、そんな形でも、「お祝い」のきもちはよろこんで表現したと思いますよ。ちょうちょ結びもむすべないあたしに、ただのさらしの腹帯を巻けというのが無理な話です。高校はセーラー服だったけど、そのリボン(というかネクタイのようなもの)も3年間結べませんでした(10回くらいしか着なかったんですけどね)。
しめきりとgoogleの画像
2010年10月11日(月)
こんなに悩んでいるのにこれっぽっちしか書けてないのでもんもんとしている。日本は連休らしい。Y坂さんが、連休のあいだはこっちにメールくださいといって個人用のメルアドから送ってきたけど、メールすることなんかなーーーんにもない。今日、S子が帰る。googleで、ベゴニアとかゼラニウムとか、ゲンペイカズラとか、テイカカズラとか、コマドリとか、キビタキとか、アマガエルとか、色のきれいな植物や動物の名前をいれて画像を検索するとものすごくきれいな画面になる。見ているだけで荒れはてた心がいやされるわい。
↑前のページ / ↓次のページ
|
| |
|
|
|
|
| |
|
| |
|