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税金
2010年10月10日(日)
税金の申告が終わった。ふー。ほんとは四月なのに、毎年できなくて、10月15日までの延長手続きしてもらって、こうやってぎりぎりになる。税理士のPルさんは、実務的なおばさんの日系人という、好きなタイプ。帳簿はS子にやってもらっている。つまりあたしは能なし。
トメと大学とS子とエクササイズ
2010年10月09日(土)
トメが大学はとーーーくに行きたいと言っておる。ベイエリアとか東海岸とか。きょうはS子が帰るのでちょっとウキウキしてベッド作ったりごはん炊いたりしてたんだが、さっき電話あって友だちのとこに寄ってくるって。子どもとは出て行くばかり秋の暮れ。お。一句できた。K子はもとよりいつ会えるかぜんぜんわからないので勘定に入れてない。きょうはひさしぶりにTムのエクササイズに行って(こないだ決意した)、今しめきり中だからぜったい痛くしないでといったら軽くやってくれたけど、明日になったらぜったい痛い。十何年ぶりだけど、やはりTムも年取っていて太っていてフラビーになっているので、あたしの変化も、まあこんなもんだと思える。
白鷺宝
2010年10月08日(金)
こう胃腸の調子が悪いと生卵かけご飯以外なんにも食べる気がせず、といってここでは生卵かけご飯を食べるのは気がひける(卵のパッケージに、生で食べないでください、と書いてある)。こないだAりさんにもらった浦和名物の白鷺宝を冷凍してあったのを思い出し、それを食べたらうまいのなんのって。五臓六腑にしみわたるようであった。おととい食べたムール貝のスープは、あのときはもっと胃腸がズダボロであったから、白鷺宝の甘さよりもっと必死の形相で胃にしみこんでいったような気がする。しょっぱかったが。今はあと、名古屋の、なんといったかなあ、あれが食べたい。思い出した、二人静だ。胃腸が悪いとビールのことは考えなくなる。しめきりやんなきゃ。旅に出て帰ってきたら、しめきりにむかってはりつめていた気が弛んでしまった。
帰りの旅と空からの景色
2010年10月07日(木)
帰った。まだスミスの興奮がさめやらない。今まででいちばんおもしろかったんじゃないかしら。学生の反応も。体調はまだ万全じゃなく、一日飲まず食わずであった。昨日も夕食以外は飲まず食わずで、おとといもホテルにたどり着いて食べたもの以外は飲まず食わずであった。コヨーテとかオオカミとかを思えば、なんのことはない。帰りの飛行機の中で、仕事もせんと、ずっと下の景色の移り変わるのを見ていた。ゴージャスであった。モニュメントバレーらしきものをみた。それからソルトレイクも。と思って地図で見てみるとどうしたってソルトレイクの上をとおるわけはない。きっとあれはSalton Seaというカリフォルニアの湖(やはり塩湖)だ。モニュメントバレーなら通りそうな道筋だった。あと、バッドランドかなーというところの上も通った。ちょうど暗くなったころにSan Diegoについた。コネティカットのハートフォード空港はやたらと80歳や90歳や100歳くらいの老人の旅行者が多くて、途中で乗り換えたミネアポリス空港は肥満した人が2/3くらいいた。アメリカ社会だなーと思って眺めていた。
スミスカレッジにいる
2010年10月06日(水)
マサチューセッツのスミス大学というとこに来ておる。女子大だ。アメリカの女子大はじつにおもしろい。今日はたくさんお客が来てくれて、むんむんとした熱気で、若い女の子のエネルギーが渦まいていて、じつに楽しかった。いや、どっかのおっさんのような感想だが、ほんとに楽しかった。話しかけてくれた一人一人にいちいち感動しておった。おかげで2日前に罹患して、それ以来飲まず食わずを強いられていた変な胃腸の不具合がけろりと直った。朗読の前に、招いてくれたKバリーさん、その同僚、上司や、近所の大学の日本文学研究者のAンダさんたちとごはんを食べたが、こっちはおばさんばかりでやはりじつに楽しかった。あたしはもしかしたらものごっつい女好き(よしながふみより声をお借りしました)なのかも。Kバリーさん、Eレンさん、学生のみなさん、ありがとうございました。
朗読です。〈ご案内〉
2010年10月03日(日)
〈ご案内〉 朗読です。 天童大人プロデュース詩人の聲シリーズ第569回として。 三宿のStar Poets Gallery(世田谷区太子堂1-1-13 佐々木ビル 03-3422-3049) 11月18日6時半開場7時開演 予約ですと2500円、当日は2800円(学割あります)
数年前の三月に、それまですっかり飽き果てていた朗読を、このStar Poets Galleryでやって、会心の出来で、なんだか目ざめたのである。それ以来、上京するときはこまめに天童さん(いつもお世話になります!)に連絡を入れて場所をみつけてもらっている。それで、この頃は講演といわれても朗読したくなっちゃうし、何時間でも朗読していられるし、1時間自分の詩を朗読しつづけることに罪悪感も何も感じなくなったし(昔は、お客にわるいなーと思っていた)すっごく楽しいのである。あたしの予定はたいていぎりぎりになってからわかるので、天童さんもいつも苦労してつっこんでくれる。この頃は京橋の東京ユマニテでばっかりやっていた。ユマニテは最初、その広々としたとこにちょっとうろたえたが、この頃すっかり慣れて、なじんで、やりやすくなっていて、するとその広さがかえって声がのびのびと出せて気持ちがいいし、ギャラリーの絵もおもしろいのばかりだから共鳴する感じ(T倉さん、いつもありがとうございます)。ところが今回はひさしぶりのStar Poetsで(I村さん、よろしくお願いします)、ここの特徴は、お客と近い、場が狭い、場がおおいかぶさってくる、それでふしぎな気がうまれるとこにある。楽しみなのではやばやと宣伝します。おねだんお高いですが、絶対損はさせません。って、これ朗読の案内に聞こえませんって?
虹と空とトリペル
2010年10月02日(土)
きのうは午後にさらに降った。散歩にいこうとして、行かれなかったくらいだ。トメを合気道に連れて行ったとき、大きくてクッキリした虹が二本もかかった。根っこまでクッキリしていた。帰りにフリーウェイをおりたら、エンシニタスの方に根っこがあるので行ってみた、近づいたらランチョサンタフェの方だとわかった、それでまた行ってみた。しかし近づいたらそれは、ラコスタキャニオンの山の方角にあった。それで帰って来た。もうそのころには暗くなり始めて虹もよく見えなくなっていた。西の空が、雲と光で、物凄かった。風と光で、というべきか。雲は刻々変わった。色は赤と黄色と青と黒だった。それも刻々変化した。うちに着く頃になると、その複雑さが薄れて、ただざあっとした雲が空をおおって、それですっかり暗くなった。帰ってつれあいに、虹の根っこを追っかけていて遅くなったといったら、虹に根っこなんてあるものか、虹とは完璧な円を描いているのだ、下が地面で消されているだけだといわれて驚いたのなんの。しかし人間の夢というものを解さない男である。虹にかまけて、行こうと思っていたKarl Straussに行きそびれた。ベルギー風トリペルは9月いっぱいであった。来年まで待たなくちゃならぬ。いや、これはビールの話。
雨とまつたけ
2010年10月01日(金)
ちょっとだけ雨が降った。外に出てみた。なんだか、ビリー・ジョーの心持ちだ。きのうはニジヤで買ってきた大安売りのまつたけ(親指くらいのが大きなパックに入って11ドル)、食いまくった。揚げて、焼いて、炒めて、ご飯で。うまかった。ちょうど某所にトリュフのことを書いていたのだ。菌の匂いを嗅げてちょうどよかった。
涼しくなった
2010年09月30日(木)
涼しくなった。ほっとした。やり切れないほどの暑さであった。ここは海岸沿いなので、そこまで暑くならないはずだ。それが96度とは前代未聞、とジュラ紀からここに住んでいるつれあいが、すごく涼しくて雨ばかりのシアトルかどこかの旅から帰ってきて言っていた。今朝は犬どもの定期検診、タケはこのごろ加齢で腰が砕けるし、ノミアレルギーですさまじい皮膚の状態なので、ステロイドとかなんとかとセンティネルとかなんとかのなんとかで、それとニコの血液検査とインターなんとかがなんとかで、500ドル。タケはほんとに獣医がきらいで(でも先生や看護婦さんは、最初は吠えるが嫌いではない)、あわれに泣いておろおろして、ニコの落ち着き払ったようすとは大違いである。
くそ暑い
2010年09月28日(火)
くそ暑い。96度ある。華氏ですが。日本円、じゃなかった、摂氏に直したら36度くらい。夏の熊本じゃん。今年は東京もこうだったと聞いた。しかもいつもの熱波ほど乾燥してない。なんとなくじめーっとしている。日本にいたときは、33度とかでやたら湿気ていて、カリフォルニアにさえ帰れば涼しくなると思って堪えていたのに、これでは帰ってきた甲斐がないではないか。
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