中沢けい公式サイト 豆畑の友
ホーム プロフィール・著作リスト 中沢けいへの100の質問 中沢けいコラム「豆の葉」 お問い合わせ
伊藤製作所「豆畑支所」
   
 

荒れ地と「親鸞をよむ」とベール

2010年12月18日(土)

昨日、雨のあとの荒れ地に世界を見に行ったらやはり春の息吹が感じられた。アレチナスビは満開だった。今日も行ったらやや地衣類が増えていてエンピツソウが出ておった。こないだ大阪でT村さんにすすめられていっしょに買いに行った山折哲雄の「親鸞をよむ」。きゃーーーっすてきっといいたいくらいおもしろい。そ・れ・で・夜、とうとう行ってきた「The Fighter」。クリスチャン・ベールは天才かも。つれあいはそうは思わなかったようだが(彼は嫉妬してるんですよ)。あらゆる映画をベールでもう一回リメイクしてもらいたいくらいだ。彼ならジャック・スパロウ役もできるかもしれない。

雨とべーラーと白秋とエヴァンゲリオン

2010年12月17日(金)

雨だ。雨だ。雨だ。雨だ。予報をみたら、今週いっぱいずっと雨だ。いよいよ雨期に入ったのかもしれない。しかし予報はあんまりあてにしてはいけない。がっかりするのだ。ときどきこんな予報が出てわくわくして目いっぱい期待していると、ほんとうにがっかりする。あしたから近所の映画館でやるThe Fighterにいきたくてうずうずしておる。さいわいあしたはトメがいないらしいので、夜に行きたいが(諸般の事情で)行けるかどうか。The Wrestler には感動したから、同じ監督のBlack Swanも見たいけど、こわそうだし、スリラーだし、ミッキー・ロークは出てないし、クリスチャン・ベールも出てないし。ジョニデの映画もちょっと見たいが、映画館にいくほどじゃない。やっぱここはなんといってもやせ細ったベールを大画面で見なければ。番頭さんからこないだの橙大学「白秋とエヴァンゲリオン」のはなしを聞いた。なるほどーと前回の漱石のときも思ったし、今回も。番頭さん、すごい。

涼しい

2010年12月15日(水)

チゲが食べられそうに涼しくなったが、今日はチゲにせず、アスパラがもう使わねばならなかったし、キノコは傷みかかっていたし、前に買った冷凍のムール貝も使ってみたかったし、こないだ買ったチキンスープは安かったしで、リゾットにした。ってなんだか筧史郎さんのようだが。こないだからチゲに凝っている。ニジャでチゲ用だし汁を買ってくるのである。さっき今日あったおもしろいことを熱心に書いて「書き込む」をくりっくしたのだが、書いてるうちに、これ婦人公論に新年号から新連載の「漢である」のネタになるじゃんと思いつき、ちょっと書いてみたら、一回分になっちゃったので、いそいで削除したのであった。ちなみに「漢である」は「おんなである」と読む。

暑い

2010年12月14日(火)

きのう今日とくそ暑い。植物は萎えておる。焼けつくようなので外に行く気にならない。犬の散歩は日が落ちてからだ。ジェフリーのところでは雪がつもってるというし、東京は7度といってるのに、このへんはまるで南半球のようだ。

おでんと合気道とクサトベラ科

2010年12月13日(月)

S子が帰ってきてたので、おでんを大量につくっていた。それからトメの昇級テストがあって、それを見に行ったりもしていた(めでたく3級になった)。それから買い物にいったが、つい園芸屋によって見知らぬ花の鉢を買ったりもしていた。名前がわからず、科名もわからず、リンドウ科かキキョウ科に似ているがちがう科名とあたりをつけつつ、行きつけの園芸サイトにいって、あたしの知らない科名をかたっぱしからチェックしたりもしていたが、それはあんがい簡単にさがしあてた。クサトベラ科のスカエボラというのであった。それからいい感じのプテリスみたいなのとシノブみたいなの(ともにシダ科)も買ったりしていた。それを吊ったり置いたりしながら、ほかの鉢の枯れ葉をとったり水をやったりしているうちに、入院中の状態のいいやつを退院させようと思い立ち、カイガラムシにやられて外に出したタマシダやディフェンバキアやザミオクルカスを中に取り込んだりしていたのであった。この時期、遅い午前の太陽はさんさんとさしこんで、園芸場の大半が明るくかがやき、そこにいろんな葉のいろんな緑がきらきらして、まったく「薬草喩品」の世界である。

しめきり中の買い物とクスリ

2010年12月09日(木)

しめきりが終わったら、しるこドリンクもランチパックも食べたいなんてぜんぜん思わなくなった。もし、ランチパック全種類一括購入とか、しるこドリンク1ケースなんてのがあったら、買ってたところだ。みつけてなくてよかった。たいていしめきりの間に、せっぱつまって何か買ってるのである。今回はクリスマスプレゼント用のものを大量にamazonで買った。いつも買うCDは、Goreckiの前もっててなくしちゃったやつが2ドルくらいだったのでそれを買っただけだ。前回のしめきりのときに注文したのに、手違いでまだとどいてなかったカルロス・チャベスのCDを待ってたので買わずに済んだのかも。きのうは夜半に眠眠打破のかわりにカフェイン錠剤とコーヒーを飲んだせいもあり、頭のなかがきんきんに興奮していたせいもあって、眠れたのは朝の9時半だった。どうもついクスリにたよるのはやめたい。ここ十数年間は、ねむるためのクスリは次の日に影響が出るので一切のまないようにしているのだ(たまにのんでは、ああもう絶対のまないとくりかえし誓う)。

缶入りしることランチパック

2010年12月07日(火)

夜中、といっても夜中に起き出してきたので、なんと呼んだらいいかわからない、深更、中夜、後夜、徹夜祷、勤行してるような気分である。で、そのよふけに、仕事したり(たり、というのはなかなか気持ちが集中しなくてほかにもいろんなことをしているので)していると、食べたいものがつぎつぎと出てくる。今食べたいのは自販機でうってる缶入りのおしること、ヤマザキパンのランチパック(の甘いの)。缶入りのおしるこはこないだ日本にいってたとき、幸運にもあちこちで見かけてさんざん買った。ランチパックは食べたいものがいつもなかったので、これじゃないのにと思いながらいつも食べてた。

トメの背丈とケーキとさんま

2010年12月06日(月)

きょう、洗面所で並んで立ったら、トメのほうが少し大きいような気がした。そこで、ふたりともはいてるものを脱ぎ、慎重にはかってみたら、トメのほうが1センチくらい高かった。あたしが縮んだというより、トメが伸びたのだろうと思う。少なくともトメはそう思って喜んでおった。それで、というか、そのあと、トメを連れてSageのケーキを食べにいった。「おモンブランさまさま」が出ていた(西洋骨董洋菓子店から声をお借りしました)。うれしかった。トメはイチゴのショートケーキ。ケーキの趣味はまだガキだった。それから隣の日本食屋で、来週はS子が帰るので、注文のおでんネタをいろいろと買いそろえた。大根も買った。こんにゃくも、はんぺんも、ちくわぶも買った。そしたらトメがさんまが食べたいと言い出したので、それも買った。ちょうど二匹入りであった。さんまを焼きながら、臭い臭いと思っていた。ちょっと手に触れるとにおいがしみついて取れないので、何回も洗ったがそれでも取れないのだった。ところがトメは、食べたあとのさんまを手で持って、犬たちにやるのだ。「臭くないの」ときくと、「おいしそうなにおいだと思う」といった。「それよりピーマンのほうがずっと臭い」ともいった。これには驚いた。

薬草

2010年12月05日(日)

なんだかぜーーんぜーーんエンジンがかからなくてメールしてみたりネットしてみたり漫画よんだりなんか食べてみたりtwitterはちょっと飽きてきたのだがそれでものぞいてみたりして何日もむだに過ごしたが、やっと、ぶぶぶぶと点火した音が。今やってるのは法華経のごくごく一部の翻訳なのだが、心身がぞくぞくするほどいいのである。宮澤賢治のあれやこれやを思い出し、ちょうどきのう手読みしたところなので(じつはそうなるとわかっておったので一足先に手読みしといたのである)しみじみとうるおってくる。こうなるとこないだ買って重たいのをぶらさげてきた(手で持ってきたわけじゃない、スーツケースに入れてきた)「字通」とか、だいぶ前にぶらさげてきた「仏教辞典」とか「仏教漢文入門」とかが役に立つのだ。よくぞ走ってた、三井、というように、よくぞ持ってきてあった、伊藤、と(ついSlamdunkから声をお借りしました)われながら感動しておる。しかし毎しめきり、このようにエンジンのかかりかたが遅い。老朽化した車そのもの。定期点検にもっていかなくちゃならないが、キカイの老朽化よりもっとずっと根が深い。たぶん直せない。

ハンバーグとトメと父とタケ

2010年12月04日(土)

「きょうハンバーグだよ」と言ったらトメが「やったー」と言った。トメというより日本のこども代表が答えているようで変な感じであった。きのうは父が電話してきて「つまんないよ、龍馬は死んじゃったし、相撲はおわっちゃったし」といった。ゆうべはあたしが下に降りてきたのと入れ違いにタケが上に上がっていって、トメの部屋においてある自分のケージで寝ていたようだ。いつもは下のサラ子の部屋のサラ子のベッドで寝ている。何を考えて寝場所を変えたくなったのかわからない。呼べばさすがに来るが、あとのことは何もしない。「向こうにいってすわれ」も「すわれ」も「まて」もなんにもしなくなった。犬と人間の年齢換算表でみたら88歳くらいである。88歳だからしかたがないかも。88歳ががつがつよく食べて、サッカーやってるんだからすごいと思う。

↑前のページ / ↓次のページ

ページ移動 / [1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41] [42] [43] [44] [45] [46] [47] [48] [49] [50] [51] [52] [53] [54] [55] [56] [57] [58] [59] [60] [61] [62] [63] [64] [65] [66] [67] [68] [69] [70] [71] [72] [73] [74] [75] [76] [77] [78] [79] [80] [81] [82] [83] [84] [85] [86] [87] [88] [89] [90] [91] [92] [93] [94] [95] [96] [97] [98] [99] [100] [101] [102] [103] [104] [105] [106] [107] [108] [109] [110] [111] [112] [113] [114] [115] [116] [117] [118] [119] [120] [121] [122] [123] [124] [125] [126] [127] [128] [129] [130] [131] [132] [133] [134] [135] [136] [137] [138] [139] [140] [141] [142] [143] [144] [145] [146] [147] [148] [149] [150] [151]
   
談話室 リンク集「豆の茎」 メルマガ「豆蔵通信」 サイトマップ