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伊藤製作所「豆畑支所」
   
 

デン助劇場

2008年04月08日(火)

ここのところwikiで、むかーーしのテレビ番組をしらべるのが楽しい。「デン助劇場」なんて、あまりのくだらなさに、見たというのを想像してただけかもと思ってたのに、ほんとうにあったんだな。あれは、くだらなかった。笑いは下品で情けなくてみじめったらしかった。あれを見ている時間が苦痛であった。しかしこうして四十年も経ってるのにまざまざと思い出せるのはどういうことだ。すごいリアリティがあった(それできらいだった、おとな世界そのもののような気がしていた)んじゃないか。漫画ばかり読んでた、あんまりテレビを見ない子だったのに、結果としていろんなものを見てきたというのがとてもフシギ。「とげ抜き」と「よろづ指南」(でもタイトル変えマス)の連載中は、しめきりになるとAmazon.comでCDかいまくっていたけど、おわっちゃったらぱたりと買わなくなった。HomeDepotの園芸コーナーにいきたしとおもへども、園芸コーナーはあまりにも遠し。きのうアレチノギクを殺戮して、ぽかんとあいてしまった一乗寺の下り松に、シソ科の藪とキク科の藪を植え付けたいのである。しかし今週はただでさえ忙しいのにトメが春休みで、たしょうは遊んでやらなくちゃならないのである。というか、いつもサラ子とばかり遊んでいるから、反省しているのである。今週いつか、トメと、水いらずで映画にいってあいす食べようと考えていた。その映画は、ケビンスペイシーとかジョニデとかいうんじゃなくて(トメはきのう友人とケビンスペイシーの出る映画をみてきた‥‥「すっごく年取ってるよ?」といっていた)トメの好きそうな、ブレークダンスとかいう、アーバン・ニンジャ系の映画。さー、仕事仕事。
‥‥と思っていたが、散歩の帰りについHomeDepotに寄っちゃって、赤緑ベゴニアの吊り鉢、白花のアンスリウム、赤花のインパチェンス、ピンクのフクシャ、白いマーガレット、白と赤のデイジー、赤のゼラニウム。吉岡の面々もこれで浮かばれるであろう。さー、仕事仕事。

バガボンドとアレチノギク

2008年04月07日(月)

バガボンドを読み返しつづけていて、吉岡の七十人斬りをまたまた読み返し、思うところあり、外に出て、前庭のクレオメかと期待していたがどうもアレチノギクらしい幼株をぜんぶ引き抜いた。一乗寺の下り松の辺りのように死屍累々。ここに、大きな株に育つ、きれいな花の咲く何かを植えたいと思う。きのう書いたものはろくでもなかった。と地団駄をふんでももうやりなおすのはいやだ。

まだまだ

2008年04月06日(日)

ひとつ終わった。でもまだまだ。なんで仕事が遅いのか。世の中の人みんないや、てな気持ちになりかけるけど、人なつっこすぎてどうしてもそこまでいかない。

また夢とぴーちゃんのカゴ

2008年04月04日(金)

ポーランドにZと住んでいたらNちゃんが仕事で来た。それは「日本食日本文化祭り」だった。Nちゃんの車の運転をあたしがしたら、ポーランドの石の通りはやたらに狭くて、二回もぶつけてしまった。「祭り」会場では日本人がいっぱいいた。チープなつくりの「ずんだもち」をみんなで食べた。漫画も展示されてあって、「二十世紀少年」のさらなる展開篇が読めた。Hに電話をしたらやっと通じた。「あとでかけ直すけん」といって電話を切った。以上不安夢。
午前中やらなくちゃいけない仕事があるのに二代目ぴーちゃんのカゴを買いに行った。きのう落っことして割ってしまったのである。ぴーちゃんは生きていた。ぴーちゃんのベッド(緑のぬくぬくしたマフみたいなもの)もこわれてしまったので、ゆうべはサラ子の部屋にニコ(パピヨン)のカゴを入れて、その中で寝かせた。犬臭かったろうと思う。新しいカゴは小さいオウム用で、頑丈で重たい。カゴをうつしかえる作業をしていたら、タケ(シェパード)が来て、ぴーちゃんを不穏な目でじっとみつめ、なんだか危険なものを感じてぴーちゃんをカゴの中に入れると、タケがカゴ越しに獅子舞のお獅子みたいに「ぱくん」とやった。その前は、ニコに追いかけられて逃げまどってるのを見た。ぴーちゃん、今日はさんざんな目にあっている。しかし、ぴーちゃん(ホオミドリなんとかインコ)は昨日、グリーングリーン(セキセイ)夫婦のカゴに行って、グリーングリーン(雄)とカゴごしにキスをしていた。そのあとグリーングリーンはユキちゃん(雌)とカゴの中でケンカをしていた。

2008年04月03日(木)

へんな夢をいっぱい見た。Sの夢をいっぱい見たが、SがSでなく、もっと年食っていて、ひきつぶされたひきがえるのような顔しておった。Nの夢もみたが、Nは旅行鞄を抱えていた。あたしがDに「すきな人がいるの」とうちあけると、Dが息を呑むのがわかった。そんなおどろくことかい、と夢の中でばかばかしく思っていた。しかしSもNもDも、現実のSやNやDではなく、それぞれいろんな人格が合体したものらしいというのがわかった。

花曇り?

2008年04月02日(水)

逃げるように仕事しているが、暗くてかなわない。いえ、あたしが。

ベイエリアにいって帰ってきた

2008年04月01日(火)

サンディエゴからインターステイト5号線を北上するとLAの市街を抜けて山を越えてセントラルバレーに入る。直線の道が5時間つづく。山を下りて最初の宿がGrapevineである。ここに入るやいつもあの葡萄を、怒りの葡萄を思い出す。オクラホマから死にものぐるいでやってくれば、このへんなんではないか、もっと北の方か。セントラルバレーは昭和玩具の水飲み鳥みたいな石油採掘機がところどころにある。それからブドウ畑。それからアーモンド畑。年々、灌漑がされて、年々緑の畑が多くなる、ような気がしてたが、今回は立ち枯れたアーモンド畑が目について、見ていられなかった。畑全体(一見して大企業の経営する畑であるとわかる)が水をとめられて、大きさのそろった木がみんな死んでいるのである。前回ここをとおったときは、死んだ畑に、こんなに気がつかなかった。ミドリノオバサンとしては、苦痛きわまない光景であった。
カノコのパフォーマンス。一夜めは来桑のM上公一さんと二人でやった。M上さんは声とテレミンと口琴。カノコは箏とピアノ。ピアノのほうがお箏よりよかったと思う。いかれなかった三日めはお箏ですごくよくできたといってた。経験豊富なM上さんの前でかたくなってたそうた。のめりこむときほんとにあっちに行っちゃう姿が、なんというか、自分を見る感じで気持ち悪い。あたしより行っちゃってるかも。二日めは若い作曲家の作品をみんなで演奏したやつ。ピアノだった。カノコはそこにいた。そこにいたから、気楽に見られてうれしかった。

野の花

2008年03月28日(金)

明日からベイエリアに3日連続でやるというカノコのパフォーマンスを見に行くので、必死になってやるべきことを片付けているが、なかなか終わらない。やっと「万事OK」の文庫のゲラ見が終わった。筑摩から出るんだけど(前のは新潮)I口さんの提案で、書き足しがいっぱいついて、書き直しもあって、「万事OK音頭」「ああ人生は万事OK」という替え歌までついている。あとの仕事は終わらないまんまで行く。早くしないと砂漠の花がおわってしまうので、今日は忙しいというのに砂漠に花を見に早朝出かけた。片道2時間強で、アンザ・ボレゴという砂漠地帯につく。途中前回の山火事のあとがすごかった。野の花は、期待したほどではなかったが(エルニーニョの年にすごいものを見すぎちゃったせいかも)去年よりはずっとよかった。Brittlebushというキク科の藪に黄色い花が満開で、砂漠が黄色かった。花期に遅れたのか早かったのか間に合ったのかわからない。帰りはジュリアンで、ジュリアン名物アップルパイを購入。野生のターキーを見た。

文学隊の危機

2008年03月27日(木)

B場さん異動。これは‥‥いたい。しかしへこたれません。

荒れ地

2008年03月26日(水)

隣の荒れ地は野の花がいっぱい。夕方はしぼんでしまうアカバナ科の黄色い花がすごい。もう10年間、荒れ地の春の花を見てきた。ドイツに行く予定をたてていたが、夫の予定との調整に失敗した。Iメラさんに電話して、諸事うまくいかなかったことを謝る。もう10年間、同じ理由でいろんな仕事を断ってきた。バカバカしい。

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