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伊藤製作所「豆畑支所」
   
 

風邪かも

2008年12月13日(土)

きのうも今日もねたりおきたり。

つゆ

2008年12月10日(水)

おとといは夜の9時から朝の5時までちゃんと寝られたのに、きのうはそのまんま明け方の5時まで起きていて「あまりに野蛮な」を最後の一字までつゆも残さず読み切った。凄かった。そのあと爆睡して起きたらお昼だ。閉経間際の月経のような睡眠の波である。いつ落ち着くのか(おわるのか)。園芸場の鉢をぜんぶ外に出して、床をきれいにした。今回帰ってきたら家の中がおそろしくおしっこ臭かった。案の定いくつもの鉢の下にニコの古尿がたまっていた。

しもやけ、のようなもの

2008年12月09日(火)

時差ボケで寝るや寝らずの生活をつづけていたが、きのうはよく寝られた。朝起きることのすがすがしさをひさしぶりに味わったのである。しかし指のささくれはひどくなる一方で、いろいろと調べてみたら、子どもの頃に慣れ親しんだ「あかぎれ」「しもやけ」に近い。ぶよぶよして、ツメで押すと痛がゆくて、痛ぎもちいい。在りし日の「しもやけ」もそんな感じで、話にきくヒルというものをたからせて中のものを吸い出したらどんなにいい気持ちだらうと子ども心に考えていたものだ。

カゴ

2008年12月07日(日)

二代目ぴーちゃん(ホオミドリウロコインコ)は攻撃的で感じ悪い鳥なので、なんとかつきあいたいと心を砕いてきたのである。今までもひまさえあればセキセイ夫婦のカゴに乗って、外側からちょっかいを出しており、セキセイ夫のグリーングリーンはすっかりくどかれて、すわ不倫かというほどぴーちゃんに馴染んでいたのである。今回帰ってきたら、ぴーちゃんは自分からセキセイのカゴをあけて中に入ることを覚えていた。気がつくと、小ぶりのカゴの中に三羽がいるのである。そのカゴは以前夫婦用のカゴを壊したとき、ちょっとの間と思ってグリーングリーンの独身時代のカゴにうつしてそれっきり、というせまいカゴで、つまり四畳半に三人で住んでるようなものである。ぴーちゃんは悪賢く戸をあけて中に入るが(しかしその瞬間はだれも見ていない)いったん入ると出てこられない。つまりぴーちゃんはほとんどの時間を、そこで、セキセイのふりをして暮らしている。きらいなはずのロメインレタス(セキセイはそれが好き)もちゃんと食べて。

かえった

2008年12月05日(金)

飛行機はAで、BとCが空席なので長々と寝られた。犬たちと鳥たちは元気だが、植物たちが元気なし。釣り鉢はみんなからから。オリヅルランは青ざめていて、モンステラは日焼けして、キフゲットウも萎え果てて、みんな無口になっていた。

ばたばた

2008年12月03日(水)

ばたばた。A蘇高校へいってB場さんとこの生徒たちに中也を熱唱した。空が澄んで、阿蘇の外輪山がすごくきれいだった。それから出発前のばたばた。郵便局とか銀行とか病院とか。I牟礼さんに電話。Nちゃんに電話。O川さんに電話。Y田さんに電話。T野さんから電話。K田さんに電話。S浪さんに電話。T上さんから電話。T田さんに電話。N道さんから電話。M子に電話。そもそも銀行、郵便局などの用事は、あたしの手際が悪すぎるのである。てんてこまいしながらスーパーに立ち寄ったら、入り口で幼児三人連れの若い人が立ち往生していて、子どもらはごねて泣いていて、つい手伝って、子どもら(双子だった)をカートに入れたらさらに泣くので、おかあさんも「もうママ、帰る」とごねて子どもらをおろしはじめたので、それもつい手伝って二人をおろし、そしたらひとりの靴が脱げたので下にすわらせて靴をはかせ直してやってるうちに泣きやんだ。親切なおばさんというより、へんなおばさんという目で、幼児たちに見つめられたのである。世の中には他にもばたばたしている人がいるんだなあと思ったら、しみじみと、生き延びようと思った。

こっぱもち

2008年12月02日(火)

今、A井さんとNちゃんを東京へ送り出したところ。午後はI牟礼さんとこにおじゃまして、K二さんにチーズケーキとコーヒーをごちそうになった。きのうもらったこっぱもちと阿蘇のバターとフライパンを持参して、Nちゃんが焼いた。

天草

2008年12月01日(月)

B場さんとK下さん、Nちゃんとで天草の下見。天草の海は潮がみなぎり、とても美しかった。出発前にNちゃんのおみやげの東京カツサンドとB場さん持参の熊本カツサンド。宇土で小袖餅。大矢野の物産センターに寄って、魚の物色。「ギュウギュウ」というナマズに似た魚があった。海藻がおびただしくあった。Nちゃんは料理したくてたまらなくなったが、あとで買うことにして、下島を目指した。道端で老女がひとり「こっぱ」(乾燥芋)を干していた。立ち止まって話をきくうちに、こっぱもちの冷凍をどっさりいただいた。たこめしとおさしみの昼食のあと通詞島に渡り、牡蠣うちの人たちに話をきいた。磯に出ようとして、みんなすべってひっくりかえり、Nちゃんはしたたかに左手を打って、料理ができなくなった。牡蠣うちのおばさん(たぶん同年配)に話をききつつ、たべさせてもらったが、なんときゅうりのような新鮮さ。帰りに大矢野の物産センターに再度立ち寄って、Nちゃん、かわはぎと牡蠣を買い、うちに帰ったが、西の空に細い三日月と金星と木星がクッキリと。Nちゃんがいためた左手をかばいつつ作ったのは、牡蠣はにんにくいためワケギかけ、かわはぎは「泥汁」(M島酒店でもらったキムチを入れた)うまかった。それからM島酒店の湯どうふ。春菊。東京みやげの「江戸たまご」。番頭A上さんたち。M脇さん。深夜。

勘違い

2008年11月30日(日)

Nちゃんはゆうべ来なかった。つーか、もともと今日来る予定だったのがあたしが昨日と思いこんだのであった。この頃こんなのばっかりで、こないだのJ西小も、前日にA上さんから、明日でしょう?といわれなければミスっていたし、昨日も、うちを出る直前にたまたま来たS村さんから、明日じゃなかったのといわれなければ気がつかないで空港で待ちぼーけしてるとこであった。あわててしらべてみたらそのとーりで、急きょT上さん、T浜さんと宴会をした。O野さんは誘わなかった。このごろ子どもといっしょにいたいといってて、土曜日の夜いきなり集合なんていうやくざな宴会に母親を連れ出しちゃいかんと思ったのである。外では長屋の連中がこの寒いのにバーベキューをしていて、誘われたが残念であった。二人を送り出したあと、バーベキューの残り火にあったまっている人がいて、誰かと思ったら鍵を忘れて入れない近所のだんなS氏で、奥さんが帰ってくるまでうちに招き入れ、残りのワイン飲みながら世間話をした。めったに話さない近所のだんななので、それはそれでおもしろかった。I牟礼さんの猫の絵はがき計画がちゃくちゃくとすすんでいる。で、Nちゃんは、今日こそ来る。

感謝祭は過ぎた

2008年11月29日(土)

きのうはっと気がついたら感謝祭(カリフォルニア日付)で、ここ十年、感謝祭をこんなふうにひとりで異境で迎えることはなかったので感慨が深い、というか淋しい。日本人のくせに何をいうかと思いながら、好きでもないターキーといつもはうんざりする食べ物の浪費がなつかしい。‥‥ターキーは、味はきらいではないのに何となくいやなのはなぜかと書きながら考えて思い当たった、そのにおいだ。薫も匂宮も、そつじながらあたしも、なんと嗅覚で生きていること。ゆうべは父とすきやき。犬が興奮していた。きょうNちゃんが来る。空港に迎えにいく。三日間いっしょである。

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