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伊藤製作所「豆畑支所」
   
 

ロッキーホラーとロードランナー

2009年12月28日(月)

ゆうべむりやり「ロッキーホラーショー」というカルト映画を見させられた。「チャーリーとチョコレート工場」(ジョニデじゃなく最初のやつ)ににているといったらみんなに怒られた。でも似ている。「ジーザスクライストスーパースター」にも似ているし、「オズの魔法使い」にも似ている(たぶん……これはろくに見てない)といったら、さらにいやがられたが、似てるもん。共通点はミュージカルなとこ、きちがいじみた人々と設定であること、何かにたいする悪意とか反抗とかがあること。「ロッキーホラーショー」はうちの近所の映画館で、いまだに毎週、金曜日の夜は上演しているのだ。
きょうはインターステイト10から8、それから805にのりかえて、うちに帰ってきた。7時間。10を走っていたとき、目の前をロードランナーが横切った。はじめて見た。感動した。死ぬほどつかれたのでもう寝る。

ペッカリーとコヨーテ

2009年12月27日(日)

サグアロサボテンの林立する荒野のなかの砂漠ミュージアムへいったら、そこにペッカリーとコヨーテがいた。シートン動物記でよみふけったペッカリーとコヨーテはあたしの子ども期の理想像であった。ペッカリーは子育てする家族づくりに、コヨーテは女として生きるために(あと、ドリトル先生の緑のカナリアのピピネラも)どれだけ影響をうけてきたか。そしたらそのミュージアムには、ボブキャットもいたし、ペッカリーの群れがたたかった熊もいたし、メキシコオオカミもいた。あと野生では50頭ということだった。佐々木マキの名作絵本を思い出す。ここ(トゥーソン)の近くにはトゥームストーンもある。これはぜひ行ってみたかったが、つれあいはウエスタンや西部の歴史なんかに興味はないので却下された。

アリゾナ

2009年12月25日(金)

アリゾナ。アリゾナにはサグアロサボテンが林立している。ユマ行きの列車をみた。ユマから来た列車もみた。ユマの先でおまわりにつかまった。93マイル(150キロくらい)ははやすぎると日本語でいわれたので納得せざるをえなかった。岩国に4年間すんでいたそうだ。90マイルにまけてくれたのでオンラインで交通学習すれば(そして罰金はらえば)いいことになった。ここ、トゥーソンのPルの家の周囲には、夢にまで見たペッカリーとコヨーテとボブキャットがすんでいるそうだ。朝犬をつれてみにでかけたが、出会えず、かわりにウズラの群れに出会った。

google map

2009年12月20日(日)

来週はクリスマスでしんせきつーか姻戚の家にいかねばならぬ。それはアリゾナなのでgoogleのmapでdirectionをたしかめていたら、それぞれのポイントで、写真がでるのに気がついた。フリーウエイの殺伐とした光景が出て、右へ曲がるの左へ曲がるの指示がでる。殺伐とした光景をさらにたどって殺伐とすすんでいくと、まだみたことのないアリゾナのトゥーソンのPの家の近所にたどりついた。おもしろいのでほかの、前にいったことのあるところ、いつかいきたいところに、いってみた。いちいち殺伐としたフリーウエイの光景が大写しになり、行け、行け、と指示を出してくる。

ぼろぼろっす

2009年12月18日(金)

クリスマスツリー買ってきた。トメとふたりで買うのは初めてだった。いつもより小さめのやつ。去年かった生きてる木は、かろうじて生きてるが使える状態ではないのであった。歎異抄ばっかりやってるけど、まだ親鸞という人の声がきこえてこない。もう少しなのに歯がゆい。親鸞の声は聞こえてるのに唯円という人が聞こえてないのかも。N村さん、もうすぐイソポの声も聞こえます。

人の親切

2009年12月17日(木)

バークリーにいって帰った。つかれ果てた。行きは車だったが帰りは飛行機だったので、North Berkeleyって駅からBARTにのってSFOまで行こうとしたが、行き方がよくわからず、親切なおばさんに教えてもらいながら乗って、終点まで行ったら、その前の駅で降りないと空港にはいかれないのであった。焦って、そこにいた空港職員の制服を着たおばさん二人連れにきいたら、親切に、ついてこいといわれ、その駅から(だいたいなんとよむのか読めない駅の地名なので、よけい不安だった。 Millbraeというんだが、最後のraeがラテン語の科名みたいでいごこちのわるい名前である)シャトルにのるからついてこいといわれ、ついていった。すでにその時点で、搭乗時刻まで1時間を切っていたのである。で、バスで10分、ついたのは国際線で、あたしの乗るのは国内線だ。そしたら二人連れのひとりに、自分は国内線で働いているからついてこいといわれ、彼女に(フィリピン人だった)ついて国内線までAirTrainにのって、セキュリティをおばさんの根性で走り抜け、間に合ったのであった。つかれ果てた。なんと多くの人に助けられつつ生きていることか。前の晩はK子の猫があたしの首の上に乗ってきてそこでしばらく寝ていたので、可愛かったが寝心地がわるかった。猫とはへんな生き物だ。こういうものを、あたしも、犬を飼う前は親しく飼っていたのである。犬に馴れてみると、猫のその、からだのつくりもさわりごこちも歩き方も人へのなつきかたも、昆布の薄皮が張ってあるように不思議である。

ストレス

2009年12月14日(月)

ストレスというやつに負けそうである。こないだから「月光条例」というのを読んでいる。初めての少年漫画……ではない。犬夜叉も少年漫画だし、SlamDunkも少年漫画のはず。むかしは少年漫画ばかり読んでいたものだが(紫電改のタカとかサイボーグ009とかが連載していた頃)このごろとっても苦手だった。犬夜叉は少女漫画のつもりで読んでいたし、SlamDunkはまたとくべつだったのは、ここの読者のみなさんは知っていよう。苦手なはずの少年漫画がけっこうおもしろくて、ついトメの部屋にいって、BLEACHとかONE PIECEとか拾って読んだりしている。読み方がわかったみたい。これでこわいものなし。知らないうちに、少年漫画の爆発とか戦いの規模がものすごく大きくなっておった。(犬夜叉はあれは戦国時代の妖怪だから特別だとおもっていた)きょうは合気道の道場のパーティーで、五色肉団子(IKEAの肉団子を利用した)とこんにゃく炒め煮、にぎりめし、チーズとクラッカー、枝豆を供出した。Jミーの弓道模範演技がとてもおもしろくて弓道やりたくなった。やろうかなと考えている。いやマジで。

雨だ。

2009年12月13日(日)

こないだから梅雨のように雨がつづいて、きょうも。運転してたら降ってきて、窓が濡れた。どんなにワイパーを動かしてもまだ濡れた。実は車のワイパーの動かし方がわからなかった。夫のMINIを運転していたのである。二年間乗っていて、わかってなかったのである。いかに雨が少なかったかわかろうというものだ。何かも濡れた。美しかった。このままずっと晴れなきゃいいのに。

ぼくほんたうにこはかつた

2009年12月12日(土)

公園でへんな男の人に襲われかかった。ぼくほんたうにこはかつた。こっちはS子とタケとニコとあたし。向こうを刺激するようなことはなんにもしてない上に、避けてわき道に行ったのに、追いかけて近寄ってきて、スジの通らないことをいって食ってかかり、ぶつようすまで見せたのである。守るべき家族が知らない男に襲われかかっているというのに羊飼い犬タケは驚いていて役に立たず、膝の上犬ニコは(期待もしてなかったが、やはり)役立たずであり、合気道ほとんど黒帯のはずのS子も驚きすぎて役立たずであった。あたしひとりがじたばたして、あっちいけとかなんとか男に向かって叫んだが、それもやはり迫力に欠けて役立たずであった。そこは子どもの多い公園で、そのときも幼児連れが何組かいたし、やがて中学校の生徒がおおぜい通るところだったので、とりあえず警察に通報したが、なかなか来ず、いつもその時間にその公園で会うJニスがその日にかぎって遅かったので、あとでこの男と鉢合わせするといけないと思い、しばらく待っていたのである。そこにやってきたよその小犬連れのおばさんに忠告して追い払い、子連れに忠告して追い払っているうちにJニスは来た(彼女の犬はパピヨンが二匹なのでさらに役に立たないはず)。パトカーはきたが、駐車場をぐるりとまわってそのまま帰ってしまった。役立たずであった。

虫さされ

2009年12月10日(木)

K子が大荷物とともに家を離れ、S子が入れ替わりに帰ってきた。頭痛はなおったがこんどは虫さされにのたうってしまった。このごろ虫にさされるとかゆみだけじゃなくそのかきこわしたところから虫毒が全身におよんで身動きがとれなくなる。こんどもそうであった。きょうは詩人Yすけ氏と隣人の詩人Rバーグ氏と、あと、知らない若い詩人が二人ごはんに来る。

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