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首痛とIPA
2010年01月23日(土)
きょうはWhite Hawk Select IPA。たまたま目について買ってみたのだが、さわやかで典型的なアメリカのIPA、その中でもそこまで実験的ではなく攻撃的でもなく、ささやかに庶民として生活しながらちゃんとIPAやってますよーという主張のあるエールであった。家計簿を見ながらビール飲んでるようなつましさのあるエールであった。ゆうべはすごすぎる雨風で、怖くなって寝てしまった。首痛がひどくて強い薬のんだので、半日ぱーになった。
ポニョとトメ
2010年01月22日(金)
ひきつづき強風大雨波浪のポニョのような世界である。はじめての一人旅に出るのでわくわくしているトメを空港に送りに行ったところ(トメは姉たちのところへ行く)、Virgin Americanは14歳以下は付き添いが必要ということで書類になんかいろいろとかかされ、ゲートまでいかなくちゃいけなくなった。そして空に浮かぶまでそこにいてくださいということであった。飛ぶか飛ぶまいかはらはらしていたのでかえってすっきりした。おりからの荒天で飛行機は遅れに遅れた。2時間半遅れて飛び立って、ついた先には姉がゲートにまで来て待っているということになり、トメはたいへん不服そうであった。これでは犬の移送と同じである(じっさい、ルイはそうやって手元に送られてきた)。なんやかやで5時間空港にいたのである。ひどい日であった。疲れはてて首がかたまってしまったので、きょうはBoddington。クリーミーさがたまらない。これは前に、こう評した記憶がある。日だまりであったまってしっかり熟したイチゴを、繊細にたてた上等生クリームをつけて食べてるようなビール。つまりきちんと甘くきちんと苦く、きちんとすっぱく、かつ本質(イチゴ)が、なにか(クリーム)で薄められて複雑になってるような味なのだ。このビールの特徴はやはりそのクリーミーな泡立ちで(そのために缶に何かついている)そのクリーミーさがクリームを連想させるわけ。きょうのはすこし冷やしすぎたのでイチゴの香りがしない。
たつまき
2010年01月21日(木)
きょうはうっかりPinot Grigio を飲んでしまった。豪雨がすごいのでトメとふたりで荒海を見学に行った。荒海を見学に来た物好きが何人もいた。きのうオレンジ郡のほうでたつまきがあったそうだ。たつまきときいて、つい言いたくなるのが"Toto, I have a feeling we are not in Kansas anymore"というセリフなのである(番頭さん、なんでしょう?)。海沿いの道を通って帰ったら、もう暗くなってきて、すごい波で、すごい雨で、すごい風で、波のほがしらは白く光っていて、道にまでおおいかぶさってきて、おかあさんはハンドルにぎりしめて疾駆していて、そこに女の子が走っていればポニョであった。あれはこわい映画だった。
タイヤ
2010年01月20日(水)
この豪雨でちょくちょくスリップのアイコンが点灯するので、今朝、懸案のタイヤ総入れ替えした。お金がかかってかなしいのである。きょうは豪雨の中を買い物にいきつつ、こんばんは何のもうかなあと考えていたら、SpatenのOptimatorをのみたくなったので、買ってきた。「夜の梅」を飲み物にしたらこうなる。いちばん好きなビールの一つだ。
豪雨
2010年01月19日(火)
豪雨であった。天気予報によると今週いっぱい雨はつづく。一日じゅう、豪雨の中を運転していた。忙しかった。きょうのビールは、ちょーローカルなGreen Flash Brewing Co の West Coast IPA 。去年のビールの賞をとったというのでかってきた。Extravagantly hoppedという惹句のとーり、ホップがきいていた。これがこのへんのビールの特徴。どんぐりを数粒混ぜ込んでいるように苦い。しかし後味は智恵子のかんだ檸檬のやうだ。
怒りの葡萄と愛の妖精
2010年01月18日(月)
そういうわけで(つまりCafe DVDではろくなものが借りられないので苦し紛れに借りたわけ)きょうは「怒りの葡萄」であった。こないだ、ハリーポッター以外の本は読まないらしいトメに、Out of the Dustを読ませた。それは「ビリー・ジョーの大地」という邦題で邦訳が出ておる。理論社。名訳なのである。Out of the Dustは30年代のダストボウル(砂災害)にみまわれたオクラホマ農民の話であるが、「怒りの葡萄」はその結果、カリフォルニアに難民として移住していった人々の話なのであった。じつにいい映画。前は、翻訳しているときに見たのである。きょうのビールは日本食屋で買ったアサヒの「セレクト」という小びんいりの。日本でみたことがなかった。なかなかしっかりしている。色もすてきにしっかりしている。しかし飲んだ後、それまで青々とした草地を悠々と歩いていたはずなのに、いきなり崖っぷちに立たされた感じがした。BookOffで、「かぶく者」の第一巻とか、今はまっている指輪物語の足りない巻とか、新訳の「ホビット」とか、岩波文庫の「愛の妖精」とか。「愛の妖精」は中1のとき、教室にころがっていたのを読んだ。はじめての世界文学だったかもしれない。
聖ベルナルドゥス
2010年01月17日(日)
きのうは聖ベルナルドゥスのPater6、なんかすっぱがかったへんな味、酢瓶をみどろが沼にぶちあけたような。きょうは聖ベルナルドゥスのTripel。これはうまかった。シンデレラ姫みたいな味。これとAbt12、もういちどくりかえしたい。「独裁者」をみた。なぜ? カフェDVDというネットのレンタルDVD屋にはろくなものがないので、こんなものでも借りるしかなかったのだ。「アバター」よかった→でも「ホームズ」もみたい→ロバートダウニーJrが「チャーリー」やってたっけ→「独裁者」←手塚の「アドルフ」←手塚の「ブッダ」←「読み解き般若心経」が出た←仏典ざんまい。……てな感じでここにたどりついた。最後のイマジンみたいな演説をききながら、こっちの文化の演説好きについて考えた。「スミス都へ行く」もそうだったし、アルパチーノのはたいていそうだし、オバマもそうだ。こないだのアラゴルンの戦い前の景気づけ演説もそうだ。戦い前には、ことばでみんなを景気づかせるようだ。日本の文化じゃ、戦いの前には、義経も大石内蔵助も信長も、踊りは踊っても演説はしなかった。
シエラネヴァダ
2010年01月15日(金)
きのうはSierra Nevadaの Celeblration Ale。クリスマス時期だけの季節もの。穏やかにバランスがとれているが、つつッとピンポイントでくすぐってくるホップ。つれあいの手術の件でばたばたしているのだが、ビールは飲む。ゆうべ、つれあいの症状をネットで検索していたら、あるまじめなサイトにいきあたり、まったくこの症状と思って読んでいたら、「急激に悪くなることもあるので、」とかいてあるのでぎょっとしつつ読み進めると「すぐに獣医に」と。犬の病気サイトであった。アリゾナのスピード違反は罰金払えばいいことになった。
ビールとサムワイズ・ギャムジー
2010年01月13日(水)
トメが音楽をならっているとこがビール屋のとなりなので、きのうはつれあいをだましすかして連れて行き(運転手)、待ってる間に、まずSierra NevadaのTripel(Sierra Nevadaはカリフォルニアのローカル醸造所でとってもうまい。バランスがとれてホップききすぎず、じつになごやかな温かみのある味なのだ。カリフォルニア産なのにベルギー風トリペルはないだろと思いつつ飲んでみたらなかなかよいではないか。なめらかなパテのような味)、なんとかこうとかブラウンエール(まずかった、炭50バーセント!とかいううたい文句の大麦ジュースをのんでるみたいであった)、それからもうひとつ、お店の人にイングリッシュのペールエールにいちばんちかいもの、と頼んだら、じゃー樽から出してきてやると、持ってきてくれたのが、うーなんだったかなあ、名前わすれた。すこーしホップがききすぎのキライはあったが、まるでBoddingtonみたいなクリーミーさ)と痛飲したのであった。めんどくさくなってそこでピザとって夕食とあいなった。帰り、道で、逆走してくる車にあわやぶつかられそうになった。出かける前に高齢者の逆走ニュースを読んでいたので、いや驚いた。おとといの夜、「王の帰還」を家人どもが見ているとき、サムのいちご発言をあたしもお相伴しようと思っていたら、ちょうどそこで、友人から電話がかかり、みそこねてしまったのである。で、きのうの夜、ひとりで自分のコンピュータでみた。そこだけ何回もくりかえし見たのでおぼえてしまった。.... and eating the first strawberries with cream, do you remember the taste of strawberries, Mr. Frodo? っていうのだ。芝浜の勝つぁんが海の色を描写するとこみたいである。チャプター49は、この語りとアラゴルンの王としての戦いの前の景気づけ演説も入っていて、あたしにとっては3部作のクライマックス。
また聖ベルナルドゥス
2010年01月12日(火)
ゆうべは聖ベルナルドゥスのPrior8。やっぱみどろが沼でチョコレートがくつくつだったが、Abt12とのちがいがわからない。なんとなく、こっちのほうが影が薄い、ような気がする、ような感じだ。でも色も似てるし、味も似てる。ビール色でビール味だ。てのは冗談ですよ。少年漫画の道よりビールの道のほうをがっちりときわめたいが、まだ道は遠い。ケーキの道もきわめたいが、まだまだ、というかこれはSageしか行く気がないので、きわめるにきわめられない。
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