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まだ数独

2011年01月18日(火)

数独。これはあたしにとっては数字である必要はない。もともと数字にはめっぽうよわい。むかし、麻雀牌を使った神経衰弱ゲーム(上海というのかも)が好きだったが、つまり神経衰弱が好き、つまりああいうマッチさせるゲームができるのである。あたしの中の能力のなにかがそれに強いのだ。で、この数独もなんとなくそれに近いのかもしれない。上海やってたときも、数字牌より、字のかいてある牌のほうがかんたんに見つけられた。ということは、数独も、数字が1〜9じゃなくて、メロン、リンゴ、イチゴ、バナナ、ミカン、パイナップル、キウイ、スイカ、サクランボ、などと視覚的なイメージをならべた方がきっとあたしは得意だろう、しかしいちいち、メロンやバナナを書き込んではいられないので数字なのだな。Dアン(70代後半)、Gル(60代半ば)、Cル(60代半ば)とランチしたが、こういう年上の女たちの、しみやしわのごうごうと浮かびあがった顔をみているといろんなことを考える。いや、マイナスのことではなく、これからのことや自分のこと。K子やS子やトメのことも。叔母たちの顔を見ていて考えるのと同じようなことだ。DもGもCも、いきいきと生きている。

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