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伊藤製作所「豆畑支所」
   
 

モンゴルとロビンフッド

2008年06月29日(日)

つれあいが、一足先にロンドンへ。さーーーー、これから一週間思いっきりぐうたらする。近くの映画館で「MONGOL」やってる。見たい。すごく見たい。しかしR(制限あり)なので、子どもはだめかも‥‥と思って調べたら、連れて行ってもだめじゃないかもしれない。「エリザベス」も「ラストサムライ」もみんなRだ。トメは見た。ならば、これだって。
と思いつつ今夜は、ケビン・コスナーの「ロビン・フッド」。やっぱりイギリス旅行の準備のつもり。これは、PG13くらい(か、それ以下)だし、ケビン・コスナーがとっても若かった(アラン・リックマンもすごく若かった)。ちょっとこの人には思い出が‥‥。いえ、会ったことはないし、顔もべつだん好みなわけではない。最近なんてとってもじじくさーと思う。しかしその映画にまつわる思い出がいろいろと。それでどうしても気になるし、映画もよく見ているのであった。とくに「Dances with Wolves」は、最初にアメリカに3か月放浪したとき、ちょうど映画館でやっていて、先住民のことが知りたいのなら、これを見ろ、とみんなに言われ、見に行ったところ、耳から入る英語は何にもわからなかったが、ラコタ語だけわかった(英語の字幕がついてたのでそれを読んだのだ)。すごく感動したのであった。ほぼ10年後のラストサムライも感動したが(ま、同じような話なので)男的には、トム・クルーズよりケビンのほうが、じじくさくても、好ましい。ラストサムライを見ながら、ケビンが、ラストサムライも、1991年当時につくっていてくれたらよかったと何度か考えたものだ。ラストサムライとDances with Wolvesの大きな違いは、後者の白人男がインディアンの中に暮らしていたとはいえ白人女を相手に選んだ同類婚姻譚なのにくらべて、前者は純粋に異類婚姻譚であることだ(後者が平原インディアン、前者が日本という違いもあるけど、まあそれはおいといて)。その点では、前者に、とてもひかれた。

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