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       父マジでやばい 
        2012年04月16日(月) 
         父がたてなくなり、声が出なくなり、食欲がなんにもなくなり、トイレにいくといっておきあがってはベッドの上でうなだれているのであった。トイレにいくのも、けっきょくあたしがズボンごと抱えてつれていき、パンツおむつをひきはがし、おしりをきれいにあらって、またパンツおむつをはかせて、ベッドにつれもどすのであった。一動作ごとにうなだれて10分ほど考え込まねば次の動作にうつれないのであった。ついに本人が、あんたがいなくなったら入院する、と。それでS村さんに連絡すると、K先生に相談してみましょうということで、K先生に連絡をとると、本人が入院するっておっしゃってるんならもうこちらは大賛成、とすぐ明日の迎えを手配してくれた。ルイは獣医のT田さんにあさってから預けることになった。そんなさなかにカノコが来た。パートナーのPも来た。父はよれよれだったがPに「ないすとぅみーちゅー」といっておった。むかし、つれあいが日本に来たとき、母はじまんの婿と離婚してよその男と子どもをつくった娘を許せなくて勘当状態だったが、父は母に内緒で家を抜け出してつれあいに会いにやってきて、「はろー、ないすとぅみーちゅー」と屈託なくあいさつし「ゆあ、びっぐ、ばっと、あい、るっく、やんがー」とひょうきんなことを言ったっけ。ルイは1日、父をみつめて父のそばにすわりこんでおった。ベッドにすわりこんだ状態からなかなかたちあがらせることができなくて工夫していたら、大きなおなかのカノコがきて、「おじいちゃん、カノコがやってあげるよ、プロだもん」といってやってくれた。「プロだなあ」と父はカノコに笑顔をみせていた、これはさぞかしうれしかったと思う。 
        
      
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