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       父と期待と恐怖 
        2012年04月10日(火) 
         やっぱ多少壊れてきているような気がする。声がまずしまりがない。やたらと怒りっぽい。すぐキレる。かなきり声をあげる。こみいったことを説明しても理解できない。常識というか論理が通じない。細かいお金にこだわる(預金を減らしたくないそうだ…すごく少ない預金である)。あたしの携帯にかけてきて、「聞こえないならいいや」と捨て台詞吐いて切った(こっちには聞こえておる)ので、行ってみたら、電話は2つとも通じている。通じるよといったら、「もういいよっそんなことばっかり」と怒ってキレた。今朝は8時すぎに呼ばれて、「ゆうべから具合が悪いから早く来て」と。行ってみたらまあふつうの顔色、ようす、しかし食欲はいまいちで朝食を残した。ルイを散歩につれていっている間に寝てしまったので帰ろうとしたら、寝ぼけ声で、「たばこ、ぜんぶ片付けちゃって、もう吸わない」というから、灰皿を洗って残りのタバコを隠した。さっき、おとうさんほんとにタバコやめるの、と確認しようとすると、「吸ってないだろ」とかなきり声をあげてキレた。いや、殺伐としてくるが、ここ数年間友人M子に、認知症のご母堂の話をさんざん聞いてきたので、耐性は多少できている。認知症というのではないと思うが。孤独による後退、それから明日は母の3年目なので、お迎えがくるんじゃないかという期待、あるいは恐怖。ここまで生きてきて、この期に及んで、こう変形ないしは変身してしまうのかなと思うと人生は無残だ。 
        
      
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