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       母のびん(紅茶キノコ)と父の虫 
        2011年10月11日(火) 
         このあたりで、Kombucha なるものがボトル入りで売られておる。それにしてはあの昆布茶ではないので、まーたまた日本文化を誤解しちゃってーとバカにしつつ無視しておったのだが、昨日wikiで調べてみたら、なんと「紅茶キノコ」だという。これにはぶったまげた。紅茶キノコ。70年代に生きてた人は覚えがあろう。あのびんの中で、どこの家でも培養していたアレである。あたしはもう子どもという年頃じゃなくでもおとなでもなく、まーたおかーさんがへんなものにはまって、と(当時「はまる」ということばは無かったのにもかかわらずそう考え)バカにしつつ無視しておったのだ。あれがこんなとこまで来て、製品化されて、南カリフォルニアの健康自然志向の人々に愛飲されておったとは。ここにはAmazake というものもある。それもまた甘酒とはぜんぜん、まったく、似てもにつかぬもので、同じような店で売ってて同じような人々に飲まれておる。ブルーベリーとかアーモンドミルクとかオートミール粉とかバニラフレーバーとか入っているのだ。そっちのほうが先なので、Kombucha が出てきたとき正体をみきわめずに無視してしまったのだ。母が紅茶キノコにはまる数年前に、父がへんな、さらにへんなものにはまっておった。それは小さい黒っぽい虫で、米ぬかに入れて飼うのである。そしてそれを一日に1匹とか2匹とか、父がゴクリと薬粒みたいに丸呑みするのである。あれはなんだったのだろう。紅茶キノコのびんを母がだいていたときには、あの虫はすでにいなかった、ような気がする。 (で、報告)さっき近所の自然食品系の店へいったS子が1本買ってきてくれたが、すっぱいではないか。そして炭酸ではないか。でもほの甘くてけっこううまいではないか。むかし、ミランというイタリアの北端の町で飲んだ「モスト」という白ワインのできかけ、まだふつふつと発酵中であったが、あれを思い出した。フランクフルトで、名物だとすすめられたりんご酒、酒というより酢に近い落ち着いた味だったが、酸っぱさ的にはあれも。 
        
      
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