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伊藤製作所「豆畑支所」
   
 

みんなクィアとふたたびアバター

2010年04月26日(月)

JCSの歌詞が四季版の日本語であんまりひどいので、あたしならなんてやるだろうと思ってやり始めたら(業という)できなくて、うーむできないなと思いつつ、ひっかかっている難点をいろいろ考え出していったら賛美歌にたどり着き、YouTubeでさんざん賛美歌を漁り浸っておった。全宗教対応なのである。夜、ビデオ屋(といっても実はDVD屋)にいったら、でたばかりのアバターが借りられて、鳥を慣らして乗りこなすとこまで、コンピュータで見た。堪能した。IMAX じゃなくてもぜんぜんOK。あたしらには想像力が備わっているからだ。トメやJフリーもすなる(かれらにひきずりこまれたといってもいい)FaceBookというもので遊んでおったら、むかしのともだちの、忘れたことのない、いつもどうしてるかなあと思い出していた(とくに最近ポーランドの大統領がカチンの森のちかくで墜落したりしたから)Tクの名前をみつけ、お友達になりたいとリクエストしたら、返事が来て、17年ぶりくらいに旧交を温めあったのであった。Tクもクィア文学の研究やってるらしい。みんなクィア。

ヴィゴ

2010年04月24日(土)

「アパルーサの決闘」をみた。つれあいはこんなつまらない映画はみたことがない、ひどい監督、ひどい脚本、役者も色気ばかりで演技はひどいと文句いいまくっていたが、この男(つれあい)のこういうむやみな攻撃的な批判はほんとにむかつく。橙大学、きょうである。

JCS

2010年04月21日(水)

そしたらこんどはオリジナルのJCSが見たくなって、近所のブロックバスターズにはなくって、ちょっと遠くの店にはあるというのでいって借りてきた。さいしょに見たのは、たしか大学一年のときだ。渋谷でやってるから見ようと思って行く途中で、オレンジ色の衣のハレクリシュナかなんかの人に呼び止められたのを覚えている。そういう時代だった。あたしもあの中の登場人物たちとすんぶんかわらぬかっこをして歩いていたのだ。

シャーマンの翻訳とジーザスクライスト

2010年04月20日(火)

つれあいが、東京理科大学のM口さんに頼まれて、大学の「科学フォーラム」という雑誌に載せる論文を書いた。その翻訳を引き受けて、きのう今日とやっていたのである。Jフリーの声を借りるまでもなく、これはたいへんシャーマニスティックな行為だ。いつものようにS子に下訳してもらい、その日本語とオリジナルの英語を比較検討しながら訳していって何時間かかったろうか。2日で終わったが、ほとんど寝てないし。この言語には存在しない人格を作り上げるのはたいへんおもしろい。つれあいの英語をこまかく検証しながら彼の思考のあとをたどるのもたいへんおもしろかった。とかいってたら、K子から、これがすごいといって2006年のテッド・ニーリーの舞台版ジーザス・クライスト・スーパースターのゲッセマネのシーン(YouTube)が送られてきた。たしかに凄いのである。映画のほうはさんざん見たけど、年取って、映画のときより凄くなっている。

フィンランドとスウェーデン

2010年04月19日(月)

時差ぼけで忙しく、盟友Y元氏がフィンランドに閉じ込められているのに気がつかなかった。元気ですかーーー。阿蘇火山博物館で教わったことによると、阿蘇の噴火で北半球は死に絶えたろうということなので、飛行機くらいしかたないことなのかも。フィンランドといえば、きのう、つれあいがこの頃きげんがいいので(さすがに一ヶ月るすにしたらなつかしかったとみえる)映画に誘ったら、このあいだ読み終えたという本が原作の「ドラゴンタトゥーの女」とかいう映画を見たいというので、いやがるトメをひきずり、というのも、どういう話?とつれあいに聞いたら、いつもの要領をえない、しちくどい、ジェイン・オースティンの小説に出てくる娘らの父親みたいな口調で、「女の子がレイプされて、レイプされて、またレイプされるような話だ」というので、すっかりびびってしまったのである。しかしなんとかなだめすかして、というのも、それは外国映画なので、いつも指標にするレイティングがつかない。Rじゃないので、まあいいかとあたしがかなりいい加減に決断したからであるが、家族で映画にいくのは「アバター」以来。その前は「ポニョ」で、その前は「スタートレック」、その前は「ニモ」だった。「ドラゴンタトゥー」の主人公はトメの大好きなパンクファッションのたくましい女の子だったので、レイプも死体もセックスシーンも満載であったのに、トメは楽しそうに見ていた。スウェーデン映画は40年ぶりくらいである。40年前のスウェーデン映画はベルイマンの何作かで、あれで、あたしは、すっかり映画というものは退屈きわまりないものだと思いこみ、長い間映画を見ないで生きていたのであった。

時差ぼけ

2010年04月18日(日)

時差ぼけだということしか書くことのないような日々。夜も昼も寝ているけど、ちゃんと眠れているのかどうかわからない。全身が痛い。それからホットフラッシュが30分に1回はある。M崎Fよこ先生のとこにいって、100まで生きるとお墨付きをもらったということと、時差ぼけで更年期でぽーっとしているということは、関係ないみたい。こっちにも友人知人がけっこういて、道を歩いていて友人に出会ったり、友人から電話がかかったり、こっちからかける相手もいて、はろーといっただけで、こっちの声を察知し、「おおいつ帰った」みたいな親しいことばをかけてくるのもいる。やはり15年(かもっと)住んでると、根も生えるわなあ。ほそ根だけど。

時差ぼけ

2010年04月15日(木)

ぼけーっとしていて何もやる気がおきない。夜、1時に犬のおしっこに起こされて、5時まで起きて、それから寝て、1時まで寝て、また4時から5時まで寝て、10時半に寝て、2時に起きた。となりに人が寝ているベッドはおそろしく寝づらい。熊本のうちでは、電気けしてくらいところでぼーっとしながら眠るということができたのだ。ここではそれができない。寝入る瞬間まで本を読んでいないといられない。

wikiのデマ

2010年04月14日(水)

よれよれじゃ。帰ってきたら、こっちの友人Jスから、だいじょうぶか、という心配メールが入っていた。返信したら、じつはうちのつれあいのwikiを何かの拍子にみたところ、3月31日に死んだと書いてあって、おどろいたといっていた。生きている。東京ではT童さん企画の朗読会で、ラヴソングと観音経やった。たのしかった。たくさんの人としゃべった。Yリカの新人EかさんとKエさんにはこれで二度目である。

移動中のビール

2010年04月13日(火)

KarmelietのTripel、Nちゃんちで。これはコートドールのかき卵にあいそう。でもこれを飲むまでにエビスの生をいっぱい飲んだ。

おふろ

2010年04月10日(土)

夜更けに、CAMKのオープニングのあとT浜さんとOrangeでごはんたべたりしゃべったりしていて、帰ってきて、さーふろだふろだと思ったとたん、おふろがこわれてるのに気がついた。そういえば、ひるま、つい水を何時間もだしぱなしにしたとき、おふろをためていたはずなのに、つめたくなっていて、おかしいなと思っていたのだ。それはうっかりなのだった。つい仕事をはじめて忘れてしまったのである。近所のE藤さんやM脇さんやU田さんにききまくって修理の手配をたのんだ。そしてあたしはしょうがないから近所の温泉に、といってもTの湯はつぶれてしまったので、Dの湯に、ここは温泉と称しているが、けっきょくおふろやさんで、びんぼくさい、閉所恐怖的な感じのするとこである。でもいってみたら、なんというか、岩場の奥まったところで猿や鹿と温泉に浸かっているような気分で、あんがいよかった。裸になって温泉に浸かるんだから、そんなにひらけたところで入ってはいけないという動物の基本を忘れていた。

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