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伊藤製作所「豆畑支所」
   
 

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2009年05月23日(土)

あーあーてすとてすと。お元気ですか。

おお、書けました。
ごぶさたしていました。
あした、つーか今日だが、F枝さんが来熊し、M本さんの講演会にいき、S井さんとあい、たぶんT澤さんともあい、番頭さんやT本さんもそこにいるだろうし、たいへん忙しい日になる。きょう、つーかきのうだが、T浜さんが夜更けに来て、さむらいと細川藩と切腹の話にうち興じた。その前はE藤さんちにいって、豚フルーの話にうち興じた。その前は父のところで相続の手続き(たっいへんにっっっっめんどくさい‥‥はした金しかないのに)と巨人楽天戦にうち興じていた。
しめきりと荷造りと片づけもある。

好信楽

2009年05月09日(土)

きのうは好信楽に番頭さんB場さんK下さんと名残を惜しみに行った。好信楽のN田さん夫妻が、もうお店を閉じて、諸国漫遊に出てしまうのである。どんなに世話になったことか。東京から来る人々をみんなつれていった。T島さんもN沢さんも、M田さん夫妻だけ時間があわなくてつれていけなかった、S田さんも。O川さんも。N村さんも。S匠も、M子もNこもH田も、Y夫夫妻も。T川さんもY元さんも。A井さんなんて何度となく。うちのつれあいも何度となく。馬刺し、馬焼き肉、からし蓮根という熊本っぽい料理を出してくれ、馬以外の料理もひじょうにおいしく、酒にくわしく、そしてなによりサービスがすばらしかった。客とのまあいのとりかたが絶妙で、こちらを自由にしてくれ、そして楽しませてくれた。心遣いはこまやかであたたかかった。文学隊のためには、寄付までなんどとなく。文学隊の活動をとおして、あそこに入り浸り、N田さんたちとの節度のある友人づきあいをじっくりとさせてもらった。そしてこんど、二人はお店を処分して念願の諸国漫遊にでるという。りっぱである。
母がいなくなって車を借りてないので歩いてあちこちに。草がみられる。

きゃーっっとI上さんとまっくらな家

2009年05月07日(木)

眠いし、頭痛いし、肩首頭は凝りまくってるし、やることいっぱいあるし、締め切りもあるし、きゃーーーーーーっっである。
きのうちらりと、番頭さん、B場さん、K下さんに会った。井上雄彦展熊本版(熊本市立現代美術館で開催中)のスタッフのための慰労会であった。I上さんやっぱ、も・の・す・ご・く・かっこよかった。人柄というか人格がにじみ出てるのである。ちんぴらな自我なんてないような顔をしていた。表面にカジュアルな自我(というのかな、とりあえずそういっとく)がてきとうにあるとこがまた好いのである。まるで武蔵みたい。話したかったが、話したいスタッフがいっぱいいて、それはもう、朗読会のあとの詩人なんていうスケールじゃなくいっぱいの人にとりかこまれていて、取り囲む若者らは、みんな至福のときを味わってるようだった。それが伝わってくるようすがとてもよかった。早く会場を出て、B場さんたちと別れてタクシー乗り場へぷらぷらと歩き、とちゅうのコンビニで牛乳その他を買い、タクシーに乗ってまっくらな家に帰った。こういうのもひさしぶりの感覚で、へんによかった。

成田の検疫官たち

2009年05月06日(水)

成田。検疫官は近未来SF漫画の登場人物のようで、地球防衛軍みたいで、しかも小学校のころの給食当番のようでもあった。とても手際よく15分くらいでおわってしまった。マスクをひとりずつに記念にくれた。アメリカンエアラインの男の乗務員は緊張のあまりむちゃくちゃな敬語でアナウンスをしていた。「検疫官のご指示でございます」「検査終了していただきました」‥‥敬語というものがつくられた時代には飛行機の中で検疫官がSFみたいに乗客を検査するなんて、想定してなかったせいだな。一日前の同じ便には「つかまった」というか、なんというの? 疑われた人がいて、みんな拘束されてたようだし、同じ日のちがう便にも「つかまった」人がいたらしい。ラッキーであった。東京は雨。熊本は雨あがり。きょうは、ぼろぼろに疲れていて、仕事にもなんにもなりゃしない。

Sageのショコラ・オランジュとナポレオン

2009年05月04日(月)

あした出発だっちゅーのになーんにもできてないのはいつものことだ。もっと仕事するつもりだったのになんにもできなかった。しかしWordの新しいの、むかつく変更がいっぱいほどこされてあるが、元の使い方にたどり着く道さえ発見すれば、あとはなんとか使いこなせるということがわかった。新ATOKもアドレスブックも、どういうわけかうつせないので、手で少しずつ入れている。来し方をしみじみ考える。どういうつきあいを人としてきたか。どういうことばを必要としてきたか。
新ATOKの本体そのものは前のバージョンより多くのことを知ってるので一教えれば十わかる……ももたろうみたい。画面はクリアでびしびし手応えを感じる感じ。去年買った新型のキーボードを使っているが、どうも少しバージョンがちがうようだ。ついてきた英語キーボードを古いマシンにつけたら、これもまたバージョンがちがってうまく作動しない。もう新しいのは日本に注文してあるので、こんど帰るときにそれを持ってこられる。これまで使っていたキーボードは日本に持って帰ってラップトップにつなげてみる。新型は、熊本の古い型のにくらべれば、格段につかいやすいのだ。で、きっとまた持って帰る。
Sageにまた行って新作のショコラ・オランジュを食べたら、おいしいのなんのって。オレンジ味のなめらかでむっちりとしたババロアの下にはくるみのしっかり入ったビスキュイと繊細なミルクチョコが。ババロアの中にも新鮮オレンジが埋めこまれてあり、上に生クリームがぽっちり、ダークチョコが一本。もう一つ、前から食べてみたかったナポレオンはクリームが、豪気な上にも豪気につまっていて、皮はさーくさくのぱーりぱりであった。

ケーキと臨済録

2009年05月02日(土)

S子が「マカロン」のおいしいケーキ屋をさがしてきたので、遠路はるばる食べにいった。ヘイゼルナッツクリームのシュークリーム、マカロンとついでにキッシュロレーヌ。それからConvoyの「Sage」に注文してあったケーキを取りに行った(つれあいの誕生日なのだった)。それは焼きチーズケーキで、も・の・す・ご・く・うまかった。Sageさん(そこのオーナー兼パティシェ)はまるで小野のようにセンスがいい。デコレーションも緩くてとてもよかった。新作ケーキが出ている。ショコラ・オランジュ、西洋骨董洋菓子の1巻ででてきたやつだ。日曜にまた来て食べたい、ぜひに。Sageにいく前にブックオフによってまたさんざん買い込んだ。「尼僧の告白」なんて四冊目になるが、そこにちんまりすわっているのをみたら、どうしてもつれてかえってあげないとかわいそうなような気がして、四ドル。「臨済録」も、あっおもしろそうっとか思って買って帰ったら、こないだブックオフで買ったやつがうちにあった。買っただけでちっとも読んでなかったのだ。いつもそうだ。「バガボンド29」も二冊目と知りながら……。むだはわかっておる。本を買うという行為じゃなくなっておる。

般若心経と不安夢

2009年05月01日(金)

不安夢をいっぱい見る。ちょっところりと横になったときにも不安夢を見る。頭の裏が凝り固まってぴしりぴしり音を立てている。つれあいに対するストレスが固まっているのか往来の頻度に正比例しているのか。ずっとやっていた般若心経の新訳が、ほとんど完成したかも。こうして完成してみると、こないだまでのはなんとムード訳であったことよ。

思春期と新しいコンピュータ

2009年04月30日(木)

Wordがあんまり使いにくいのに業を煮やし、いっそ2004の古いのを買ったろと思い、あちこち探してみたが、中古は高い。だいたい売ってない。Yahooのオークションに出てるのをみつけ、なんとか買おうと画策していたが(オークションやったことがない)けっきょくやめた。一日検索とか登録とかに費やした。やっぱりこのまま慣れるしかないのだろう。そうやってコンピュータの機械やOSやソフトが変わるたびに自分を変えてきたんだ、今回もだ。新しく買ったマシンに、使い慣れたWordもATOKも入れられず、はじめからやり直すしかない、というのはまるで、思春期少女がつまんないことで悩むのを見ている母親の心境‥‥その心は、同じようなことを経験してきた母親としては、娘に、それはつまんない不安なんだから、気にせずに自信もったらいいのにというのだが、娘は何も聞き入れないで、また同じようなバカげた行動を一から繰り返す、母親としてはそれをただ見ているしかない‥‥。つまり、しかたないのか。つれあいにむかつくあまり、女友だちと喫茶店でしゃべりまくっている。きのうも今日も。痛快である。

豚フルーとWord

2009年04月29日(水)

大家さん、あたしみたいな人間も豚フルーじつにあぶないですよ。なにしろ住んでるのはメキシコ国境沿い、その上しょっちゅう密閉した飛行機で往来してるんだから。でもふつうの季節性のフルーでも、毎年えっというほど人が死んでるそうです。それを報道せずに豚フルーばかり報道してるのは、ちょっと危険ではないかと何かで読んだところです。‥‥とつれあいにいったら、無視されました。
ところで豚インフルは、英語ではSwine Fluといって、PigFluではないのである。知らない言葉であった。
新規のコンピュータで、新規のWordで、かいてみようと思ったところ、Wordの2008というのが使いにくい使いにくい使いにくい。今までずっとWordつかってきたけど、こんなに使いにくくなってて茫然自失したのははじめての体験である。せっかくM沢さんに送ってもらったのにその労を思うとほんとに申し訳ないが、2万円をどぶにすてた気分。こないだ買ったワンピース、どうしても着れずにS子に下げ渡したので、同じようなものかなと思いつつ、自分のマシンにWord入ってなくて、宿題するのにいつもS子のマシンを使っているトメに下げ渡せば、パワーポイントも入ってるし、とっても便利がるであろう。しかし詩人むきじゃないのである。しかもこっちで買ったマシンなので、かなうちが不便。それでいっそのことローマ字うちしようと思ってやってみてるが、(いまは古い機械でかいている)やっぱり書きにくい。大リーグボール養成ギプスはめて投球練習してるようなものだ。ローマ字うちは、「女の絶望」をかきはじめる前に文体かえたろと思って練習したから、少しできるようになった(でも挫折した)。てぃーとかでぃーとか、日本語にあるまじき表記である、とむかつくが、慣れればいいのである。

豚インフル

2009年04月28日(火)

豚インフルエンザである。ここはやはり、キリコ先生にワクチンの製造をがんばってもらいたい。メキシコとサンディエゴは近いなんてもんじゃない。住んでる人間の半数はメキシコ系で、つまり人はしょっちゅう行き来している。メキシコに工場がある企業は社員を日本に返すとか新聞で読んだ。日本企業の工場はいくつもTijuana(メキシコ側)にあり、社員はカリフォルニア側に住んでたりする。子どもがChula Vista(カリフォルニア側)の日本人学校に通ってたりする。つれあいはたいへん動揺し、1918年のスペインかぜを持ち出して、トメに、町にいくな、メキシコ帰りの人間とはハグするな(トメの友人の半数はメキシコ系)と宣告してたいへんいやがられている。テロのときもこの男はそうであった。うんざりしている。

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