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伊藤製作所「豆畑支所」
   
 

馬2

2011年09月02日(金)

馬は、20年ぶりだし先生も代替わりしているので、まったくの初めから。20年前は障害やってたといったら驚かれた。それほどすっかり忘れておる。1鞍めはただ引き馬状態だった。少しだけ一人で常歩したが、伊藤さんかたくなってますよ、気持ちだけ先に先に一人で動いてますよ、からだがゆれてますよ、と。2鞍めはやっぱり引き馬、それからあぶみをはずして少し歩く。それからひとり常歩。呼吸ですよ、丹田にしっかり力を入れるんですよ、自分ひとりでいくんじゃなくて馬にいかせるんですよ。3鞍め(きょう)は、引き馬少し、常歩、引き馬であぶみに立って下りる、立っておりる。それから引き馬で速歩。呼吸しながら脚をしっかりしめて、馬の動きを感じる。伊藤さん、息がとまってますよ、あしがみだれてますよ、気持ちがどっかいっちゃってますよ。たいへんむずかしいが、できると自分でもできたと思うし、先生もできたと言うし、できてるみたい。たいていできていないが。馬場をひとりで駆けている人がいた。70で、障害に出ているそうだ。ずっと我流でやってきて10年くらい前からクラブに来ているそうだ。センパイを発見した思いである(こないだズンバのクラスで、前でおどっていた70代後半の人の動きは美しく、あのときもセンパイ…と思ったものだが)。あしたは東京なので、行かないつもりだったが、早足やりはじめてもっともっとという気になったので、あしたも早朝に行く。で、クラブの奥さんに、ほらまたそうやってのめるから…とひきとどめられながらも先に進む。前にやってたときは、前につんのめりそうになってやってたので、とても苦しかったのだ。きょうの馬は「プリン」(先生の子どもが命名したそうだ)で、今までの馬になくからだをなでたりさわったりしてなんか気持ちが通い合った感じ(でも速歩おわったら、このへたくそ、みたいな顔をしておった)。

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