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伊藤製作所「豆畑支所」
   
 

トメの不在と荒天と漫画

2010年12月22日(水)

雨だなんだという以前に荒天である。去年もこんな荒天の日にトメをベイエリアの姉たちのところへ送り出したが、今日も同じ轍を踏んだ。←ちょっと言い方がまちがっておる。H田に指摘される前に告白しておく。で、トメは今回15歳なので、まったく一人で乗り込んでいった。去年は14歳だったので、親が搭乗口までついていかなければいけなかったのだ(よけいなお金もかかった)。トメは母親が心配そうにセキュリティのこっちでみつめているのを知っているのに、一度も振り返らずに行ってしまった。あれはわざとである。で、それからものすごい豪雨をついてConvoyへいき、BookOffへいき、今回は豊漁で、親鸞関係書をだいぶ買い占めた。岩波文庫の「歎異抄」が2冊もあったが、うちに3冊あるから、それはさすがに買わなかった。それから漫画を、「とめはね」とか「なにたべた」おっとこれは枝元と伊藤の著書だといっておろうが(もうすぐ中公文庫から復刊します!)「きのう何たべた?」の1巻(なくしてしまっていたのだ)とか「クロサギ」とか知らない漫画とか。そしてミツワ(日本食品屋)へ寄り、Ranch99 (アジア全域食品屋)へ寄り、魚やら肉やら野菜やら、それと中国製のしるこドリンクのようなものを大量に買い込んだ。豪雨のなか、何台も事故った車を見た。フリーウエイはレーンの境目が見えないくらいの雨だった。途中から荒海が見たくなって海沿いの道を通ったが、海と空の境目がまるでなかった。波がしらは白かった。カモメも出てこないような荒天の荒海で、サーフしている人たちが20〜30人はいた。で、帰ってきてから、息をもつがずに買ってきた漫画7冊すべて読み上げた。親鸞関係書は後回しだ。これがトメがいないということの代償←これも使い方がちがう。というか、「トメがいないおかげで手に入れた自由」だ。つれあいもいないともっとうれしいが、いるんだ、これが。

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