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伊藤製作所「豆畑支所」
   
 

大家さんとアメリカツユクサ

2008年10月13日(月)

このごろ大家さんの日記の更新がない。ソウルに行ったのは知っているが、もう、いくらなんでも帰ってきているだろう。たしかT島さんもいっしょのはずだ。同じくらいにミシガンに出かけたあたしはこれこのとーり帰ってきてるし、H田やS匠やT宗匠も大挙してモンゴルへ出かけたが、それも帰ってきた。馬には乗らなかったそうだ。大家さん、行ったきりだろうか。大家といえば親もどうぜんなので、陰ながら心配している。
ずっと前に取ってきて根だけ植え込んだアメリカツユクサが定着したようだ。少し葉が増えてきた。窓際に水漬けにしてある葉のほうは、もうわけがわからないくらい根が伸びきっている。そろそろ植え付けてやらねばならない。きのう種をとっておいたカリフォルニアポピーとJフリーんちで採集したクレオメと、もうひとつなんだったか、ミシガン原産の種をまいた。ほんとは苗床をつくってきちんと育ててやればいいんだろうが、めんどくさいのでする気になれない。この時期に植えていいいものなのかどうかも、てきとう。カリフォルニアだし。育つものは育つし育たないものは育たない。
イモ虫にやられまくって株そのものもぜんぜん育たないゼラニウム。とうとう見切りをつけて、二つある鉢のうち、とくにひどくてぼろぼろになってる方を切って棄てた。ゼラニウムがうまくいったためしがない。もうこれでゼラニウムは育てないことにした。匂いゼラニウムのほうは、そこまで虫がつかない。逝くものとわかっていても、アトスやPathyには、なにがしかの執着とかなしみを覚えるのに、ゼラニウムにはあまり感じない。これは植物の生きる死ぬるは、われわれ動物の生きる死ぬるとちがうからである。おっとPathyは機械であった。
アトスのお花を買いに行ったときに(この時期はキクしかいいのがなかった)ヘゴとオリヅルランのフイリじゃないのとトラデスカンチャ・ゼブリナと吊り鉢のマランタをついでに買って帰った。植物を買い込むのはひさしぶり。ずっと前に、すぐだめになるだろうと思いながら買った真悟、「わたしは真悟」は傑作であったことよ、シンゴニウムはまだ元気である。アグラオネマも元気である。その理由は、カイガラムシの巣窟であったモンステラを外に出したからだ。

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