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詩を読みます

2008年02月04日(月)

3月16日午後6時から
三宿の Star Poets Gallery にて
一時間ぶっつづけで詩を読みます。
Poetry Voice Circuit の185回めです。

一時間ぶっつづけで客にむかって詩を読むのは、とてもおもしろい。
たいてい朗読会の持ち時間といえば、よくて20分、10分なんてこともある。あたしは詩が長いので、気に入ってるのをちゃんと読むと、どうしても1つの詩に20分かかる。お客がアキてるかなあと考えると(考えなくていいのだろうが、つい考えちゃって)、細切れにしちゃって読み通せなかったりする。音なし、素声で、ひとりで、何がなんでも一時間読めというT童さんの考えはおもしろい。少人数の客に面と向かい合って、じっくり語るのもとてもおもしろい。詩をめあてに来てくれるお客ばかりなので、アキてるかなあなどとなやまずに、むしろアキるのを覚悟で来てくれてるんだなと考えて(あたしもよく朗読会にはいったが、アキることもあったが、それはそれで朗読の醍醐味であったし、ぜんぜんアキないときはマジでことばにとらわれたような感じで、ほかの芸能にはない、素人芸だが、その素人くさいとこがまた良くて、ことばの出てくるその原点を見せつけられたような感じがじつにスリリングで、感動して帰ったものだ)どうどうと、詩ばかり読めるというのも、とてもおもしろい。入場料が高いのが難点だ(2800円、予約すると2500円、学割有り)けど、ひとりの詩人から一時間、エネルギーをしぼりとる(マジでボロボロになる)代金と思ってください。
http:www.star-poets.com

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