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父と板橋の家の夢

2013年02月18日(月)

きのうはすごくいやな夢をみて飛び起きたので、忘れようとつとめてちゃんと忘れた。きょうは父の夢だった。昔の板橋の家に、仕事の人たちがやってきて、家だの仕事場だのを見せているのだ。母はもう死んでいて、父と二人だった。工場に使っていた別棟が大きくなっていて改装されていて、そこにはあたしの仕事場もベッドも、父のベッドも箪笥も運びこまれていた。トイレもあったし、壁には絵がいろいろとかかっていた。あたしが熊本の自分の家に運びこんだ母の和箪笥もあった。ホビットの家みたいな感じであった。父は「おれが一人でやった」と得意だった。父は子どもみたいになっていて、知らない人がいるのでうれしくて飛びはねて、箪笥からいろんなものを出して、着物を着たり、着物にブーツはいてさらに女もののハイヒールをはいたりもした。父とあたしはけっこう幸せにそこで暮らしているのだった。というところで目覚めて、感じたのが多幸感というか、霊というものがあるなら、今ここにおとうさんが降りてきてても不思議はないなあという。下に降りて仕事しようかと思ったが、したくなかった。ベッドにいたかった。そのうちまたとろとろした。父はアメリカ人の田舎者の男になっていて(危険なふうじゃなくごくあたりまえに)長い銃を持っていた。ここは、Melting Coyote Canyonといって、向こうの家との境に50センチ、だれのものでもない土地がある。そこがカナダの国境だといっていた。でもそのときはもう父というわけではなくて別人の男になっていた。

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