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伊藤製作所「豆畑支所」
   
 

うんこ臭いし舌も痛い

2012年07月03日(火)

しかし。きれいにぬぐい取れなかったのかもしれない。窓はあけっぱなしてあるし、タケは寝てるだけだし、うんこもしてないというのに、とってもとってもうんこ臭い。へやじゅうがうんこ臭い。窓をあけっぱなしにしておきたいから(網戸がない)ぴーちゃんを連れて来られない。で、ぴーちゃんはぷんぷん怒っている。しかしこないだぴーちゃんが水をのもうとしてつっついた舌がまだ痛いので、今、口のなかはいじくられたくない。ぴーちゃんは肩にのせるとすぐ何か欲しがって、あたしの口の中をつっつきまわるのだ。怒ってつっつくのではないからいいけど、ときどきこのように痛いことになる。水なんか、自分のかごに帰った時に水入れから飲めばいいのに、わざわざ、あたしの肩に来てあたしの口から飲もうとするのである。タケにはクッキーやるときにかまれるし、ぴーちゃんにはつっつかれるし、動物と暮らすのは痛いことだらけ。しかし以前、ユーフォルビアには毒を盛られたし、サボテンのとげがささったこともあったし、トラデスカンチャは植え替えのたびに手がかゆくなったし。異物と暮らすってのはそういうもんじゃね? ああしかしそれなら、つれあいとケンカするのも娘らに腹を立てるのも同じようなものか。動物はフィジカルな「痛さ」でぶつかり、植物とはちょっと違うがやはりフィジカルな違和感でぶつかり、人間とはメンタルな違和感や痛さでぶつかるのだな。

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