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       父と受話器 
        2012年03月25日(日) 
         ここのところずっと、父がろくに話したがらず、電話をしても、聞こえない聞こえないと文句ばっかりいわれて、ほんとうに電話をするのがつらかった。話はかみあわないし、むだに声をはりあげねばならないし、いくらはりあげても聞こえないというし、受話器を持っていられないからだというし、こっちの存在を全否定されたような気持ちになって、いらいらするし、むかむかするし、父にぶつけたくなるし、ぶつけちゃいかんと思うし、とってもいやな気持ちだった。今朝のヘルパーはS村さんなので、電話してS村さんにかわってもらった。そしたら「わたしにも聞こえにくいですよ」と。それでS村さんに受けてもらって(父はそういうめんどくさいことは徹底的にいやがるから)親機と2台の子機にぜんぶかけてみたら、父が常用している子機がとくべつ聞こえにくいということがわかった。そこで、常用するこたつの上には、ちゃんと聞こえる子機を置いてもらった。きのうの夜は、電話を「ハンズフリー」にするキカイを買おうと、いろいろ検束していたのであるが、S村さんは「伊藤さんはわたしたちにはそんなことおっしゃいません、比呂美さんに甘えてるんですよ」と。そして受話器を持つのもリハビリだから、ハンズフリーになどしないほうがいいと。一件落着であった。さっき(日本時間の午後1時半ごろ)電話したらひさしぶりによくしゃべった。「退屈で退屈でしょうがねえよ、まったく」と。「頭のなかはたべものでいっぱいだ」と。何が食べたいの、ときくと、スパゲッティ(今晩、S村さんにナポリタンをつくってもらうそうだ)とうどんと薄皮あんぱんと、あとまだいっぱいあるそうだ。目が悪くなっているからテレビが見られない、新聞も読めないそうだ。大宝堂はうちまで来てくれるから、こんど頼みに行ってくる、ということで、電話を置いた。10分近くしゃべれた。しばらくしゃべってないから、話がつづかない。 
        
      
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