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熊本

2011年12月24日(土)

熊本。
京橋の朗読会ははじめての立ち見が出た。申し訳ないような気がしつつもものすごくうれしかった。それなのに声をひそめて読みたかったのが多くて、後ろのほうまで声がとどかなかったとカントクに言われた。まことにまことに申し訳ない。ジクジたる思いである。以後気をつけます。読んだのは「コヨーテ・ソング」をたくさんと「歎異抄」を2、3篇と新作の書きかけを一篇。「コヨーテ・ソング」は、あたしにとってはとても読みやすいのだが、セックスとペニスとうんことげろが満載で、人前で読むといやがられるだろうなあと思いつつ読んじゃった。開催中の吉原洋一「詩人・声・肖像」
われわれの生き様が切り取られてある、声というところに。平面の表現なのに声でいっぱいであった。
で、熊本についたらジャパレンさんが、阿蘇は雪になるかもしれませんよといって、チェーンをサービスしてくれた。熊本の家の中についたら、冷え切っておった。15年ぶりくらいに石油ストーブをひっぱりだしてきて、15年前に灯油を買っていたお店に電話して灯油を配達してもらった。毎年このように冬の家は冷え切って、原始人が冬の洞窟のなかで堪え忍ぶように生きているのだが、今年はもうすぐ人の集まりがあるので、そうもいっていられない。ちょっと前から使っているiMacが調子が悪くて、HD をインストールしなおしたが、なんにも変わらなかった。各マシン(カリフォルニアのiMacと、旅股用のAir、旧股旅用のBookと、熊本の置きiMac)機体によって扱い方を変えねばならないというのがとてもめんどくさいが、受け入れなければならないようだ。

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