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       父の怒りと母のいらだち 
        2011年11月18日(金) 
         しつこいようだが、父の怒りのこと。父の怒りは、えっこんなとこあったっけというような、感情的な、せこい、いじましい怒りなのだ。子どものころあれやこれやで怒られたが、それはどれも「しつけ」としての怒りだったはずだ。だから怒られているあたしはぐうの音も出ないのであったが、今の父がたまに見せる怒りは、そんなものではないのである。思えば、母が、よく父について「優しいだけがとりえのつまんない男」だの「甲斐性がない、でもおもしろいからいっしょにいる」だの発言していて、その発言には、父はスケールの小さい人間だ的な含みが、こんな男と結婚してしまって失敗だった的含みも、感じ取れたものだ。それから、「親のしつけが悪い」「あまったれでどうしょうもない」「ひとりじゃなんにもできない」「決断がくだせない」云々。もしかして母は、あたしの知ってる父とちがう父をまざまざと日常的に見ていたのではあるまいか。母が生涯をつうじてずーっと何かにいらだち続けていたのは、娘として感じ取っておる。あたしのせいかと何度も思ったが、もしかしたら父のせいでもあったのかも。 
        
      
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