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       予告 10月30日 荒尾でライブ万事OK! 
        2011年10月03日(月) 
         ライブ万事OK! 荒尾篇  【とき】10月30日13時半〜(2時間) 【ところ】荒尾市緑が丘あらおシティモール「シティホール」 (入場無料)
  九州各地で大好評の「ライブ万事OK!」、今回は荒尾市女性モニター連合会結成20周年事業として荒尾にいきます。どんどん相談してください。その場でばんばん答えていきます。  荒尾っていうのはこんなところです。
   この暑い最中に、あたしはとうとう荒尾競馬に行ってきた。(中略)有明海は輝いていた。近くには鉛筆描きみたいな海苔の養殖場。遠くには佐賀の山々、雲仙の煙。そこへ馬が出走し、冷房に隠れていたおっちゃんたちがいっせいに馬場のきわまで出てきて、叫んだ。喚声が地響きをかき消した。競馬の後には万田坑に案内してもらった。もう閉まっていたが、外から見るだけでも、と。競馬場から町中を抜け、どんどん緑が多くなって、緑がおおいかぶさってきて、はっと気がついたらトンネルが目の前にぱっくりと口をあけており、その上にはぼうぼうと草々が繁りのたくっており、その向こうに、半円にふち取られた真っ青な空があった。その中に入っていくのが怖いくらいだった。トトロとか、千と千尋とか、そういう世界を体験しているようであった。トンネルを抜けたら万田坑だった。鉄筋の大きな装置があり、煉瓦の建物があり、おおきな煙突跡があった。周辺には雑草の空き地がひろがっていた。セイタカアワダチソウやアレチハナガサがわらわらと群れていた。夏草や。人馬。炭坑。夢のあと。荒尾は熊本市内からほんの一時間、田原坂の下を通り、新しい玉名のバイパスを走り抜けてぐんぐん行けた。知ってる世界がぐんぐんとフェイドアウトして、知らない世界に切り替わっていった。浮かび上がってきたのは、近代と現代。人の生きざまと馬の生きざま。どこにでもある町並みが一瞬にして異境になる。それが荒尾だった。(熊日・文学隊隊長日誌から抜粋) 
        
      
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