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伊藤製作所「豆畑支所」
   
 

フェア

2008年06月30日(月)

娘は大きいのと小さいのと二人いたはずが、増殖して、大きいのが二人に小さいのが二人になり、小さいといっても思春期で、おっぱいは年長の二人より大きく、とにかくその四人を海につれていったり、迎えにいったり、ごはんたべさせたり、またフェアに連れて行ったり、映画みせたり、忙しい日であった。
今、デルマーで、デルマーカウンティフェア(デルマーの郡祭り‥‥日本語に訳せば)というのをやっている。夏に毎年あるフェア。人混みがきらいなのでいったことがないのである。子どもらの話によると、乗り物があって、豚がいるそうだ。もともとカウンティフェアというのは農業博覧会みたいなもので、農家の人々が、よくできたカボチャやよく育った豚や羊や、おいしいアップルパイを持ち寄って、コンテストをした、というのを読んだ(拙訳「11の声」に出てきたので、いろいろ調べた)けど、ここの、この時期のフェアには豚しかいない、カボチャはない、と子どもらの話である。花火はあがるそうだ。

モンゴルとロビンフッド

2008年06月29日(日)

つれあいが、一足先にロンドンへ。さーーーー、これから一週間思いっきりぐうたらする。近くの映画館で「MONGOL」やってる。見たい。すごく見たい。しかしR(制限あり)なので、子どもはだめかも‥‥と思って調べたら、連れて行ってもだめじゃないかもしれない。「エリザベス」も「ラストサムライ」もみんなRだ。トメは見た。ならば、これだって。
と思いつつ今夜は、ケビン・コスナーの「ロビン・フッド」。やっぱりイギリス旅行の準備のつもり。これは、PG13くらい(か、それ以下)だし、ケビン・コスナーがとっても若かった(アラン・リックマンもすごく若かった)。ちょっとこの人には思い出が‥‥。いえ、会ったことはないし、顔もべつだん好みなわけではない。最近なんてとってもじじくさーと思う。しかしその映画にまつわる思い出がいろいろと。それでどうしても気になるし、映画もよく見ているのであった。とくに「Dances with Wolves」は、最初にアメリカに3か月放浪したとき、ちょうど映画館でやっていて、先住民のことが知りたいのなら、これを見ろ、とみんなに言われ、見に行ったところ、耳から入る英語は何にもわからなかったが、ラコタ語だけわかった(英語の字幕がついてたのでそれを読んだのだ)。すごく感動したのであった。ほぼ10年後のラストサムライも感動したが(ま、同じような話なので)男的には、トム・クルーズよりケビンのほうが、じじくさくても、好ましい。ラストサムライを見ながら、ケビンが、ラストサムライも、1991年当時につくっていてくれたらよかったと何度か考えたものだ。ラストサムライとDances with Wolvesの大きな違いは、後者の白人男がインディアンの中に暮らしていたとはいえ白人女を相手に選んだ同類婚姻譚なのにくらべて、前者は純粋に異類婚姻譚であることだ(後者が平原インディアン、前者が日本という違いもあるけど、まあそれはおいといて)。その点では、前者に、とてもひかれた。

買い物とお習字

2008年06月28日(土)

トメと服の買い物に行った。「一度でいいから、ティピカルなアメリカ人の女の子みたいに友だちと買い物にいって、両手にいっぱい買った袋をさげて帰ってきたい」とトメがいった。きょうはトメのためにジーンズを2本と、たいへん趣味の悪いタンクトップを2つ、買って、片手にいっぱいの袋になった。夢のとーり。でもトメの趣味悪すぎ。「これは?」と持ってくるのは、キンキラキンキラしてるのやど青や全身丸出しのや。そういうのは買わないけど。夕方は日本人学校にいき、夏休みのために数少ない子どもたち(8人)にお習字をおしえた。
病人は歩けるようになって、自分の家に帰っていった。

ケーキ屋と古着屋とディナー

2008年06月28日(土)

きのうは4回分の身の上相談を終わらせたのでほっとして(イギリスにいってる間のため仕事)サラ子をつれてケーキ屋にくりだし(でも近所のケーキ屋はいまいちであった)、古着屋によって、いろんなものを買い込んだ。夜はDアンちでディナーパーティーであった。Mシもやっと回復途上にあり、出てきたので、それを祝って、豚の足の煮込み、舌の煮込み、ソーセージなどであった。それをまた、やっと歩けるくらいの病人あがりがよく食べるのである。

ブログの更新とサンタアナ

2008年06月27日(金)

このブログをずっと更新してない、という夢を見た。こないだのむやみに暑かった日々は、サンタアナではなくただの熱波だそうだ。サンタアナなら沙漠からの風が吹くが、吹かなかったと土地の古老(夫)がいっていた。

病人

2008年06月25日(水)

そしたら今日は病人がころがりこんできた。客用寝室に寝ている。世話はしているけど、ちょっと複雑な関係なので、めんどくさいことにならねばいいがと思いつつ、うちにはいりこんでくる人を誰彼かまわず養ってしまう、ホスピタリティというより、女郎グモのような体質なのであった、あたしは。

また日本食品屋に買いだし

2008年06月24日(火)

日本食品屋の中に、ラーメン屋とどんぶりもの屋ができたので、娘たちがケーキ(日本人経営のケーキ屋のケーキはすごくおいしい)よりラーメンがいいというので、しかたがない、ラーメンとかつどんと天丼という中年女には辛い昼ご飯であった。食べてたら、行きつけのおスシやの「サクラバナ」のスシシェフS木さんが通りかかり、「ぼくも今そこでラーメン食べてきました」と。S木さんは夜のおスシの仕入れであった。わたしたちは、長期療養中だった友人Mシをきのう見舞ったら、日本食大好きの彼が、日本食ミスしている、というので、じゃーつくってあげましょうと買い出しにいったのである。
いいひらめのおさしみがあった。だからメニューはなすとししとうの天ぷらとたまねぎと干しエビのかきあげ。ひらめとはまちのさしみ。Mシの大好きな珍味、という名前の、いかの真砂で和えた黄色いのや、ピリ辛のたこのマリネみたいなの。それから梅肉としらすとごま、わかめ入りのごはんでおにぎりだった。それをサラ子が出前した。Mシから、ありがとう、とってもタッチしたという電話があった。
トメに、強制的に、Out of the Dustを読ませた(邦題は「ビリー・ジョーの大地」)。

サンタアナ、ややまし

2008年06月23日(月)

きょうはややまし。犬を朝の散歩につれていけた。

暑いっっ

2008年06月22日(日)

くそ暑いっっ。サンタアナの熱風が吹き荒れた。車に温度計が表示されるのでみたら95度(華氏)。つーことは35度(摂氏)。たいしたことはない。と思えるのは熊本で、36や37の数字をちょくちょく見てるからだ。しかし95度は暑かった。こう全身の毛が総毛立って、体液が瞬時にしてすべて蒸発してしまうような、そんな心持ちがした。犬はとうぜん散歩にいけない。植物はとうぜん萎れている。家の中は、外にいるより涼しい。日陰に入れば涼しい。
きょうは晩ご飯に「おさしみ」を食べた。「ぶり」と「たこ」。美味でした。トマトの「桃太郎」も食べた。すんごく美味でした。日本きゅうりも日本なすも日本ししとうも食べた。なぜこんなにおいしいものを食べてるかというと、ひさしぶりに日本食品屋に行ったからである。
ゆうべはイギリス予習の一環として「エリザベス」。みるのは二回目なのに、とってもこわかった。しかしいきなり人が殺される戦闘シーンはないので、ましであった。ラストシーンは「ゴッドファーザー」のラストシーンから声をお借りしたようで、荘厳で華麗で感動的であった。トメはこわがりながら見ていたが、最後まで見切った。セックスシーンも見切っていた。

サンタアナと移動とグロースター

2008年06月21日(土)

仕事がすすまないのに時間ばかりたち、時差ボケからはたちなおったので夜は眠くなり、あらたな移動を予感して、それがいやさに全身がこわばってる感じ。いきたくないいきたくないいきたくないいきたくない。呼んでくれたかたがたにはほんとうに申し訳ない。こんなことをいってはいけないが、いきたくない、ここでじっとしていたい。英語のメールに英語で返事かかなくちゃいけないと思うと、ついつい返信が遅れて、むかしの年賀状のように、かかなくちゃいけない、でもかけないともんもんとしてるうちに暑中見舞いの時期がくるという苦しみ悩みの螺旋である(年賀状、いまはやってないからその悩みからは解放された)。でもメールの返信はしなくちゃいけない。
今回は、ベルリンというところに行くのだが、ほんとうにいきたくない(よんでくださった方々、スミマセン、みなさんにはおあいしたいし、朗読もべつにしたくないわけじゃないんですが、とにかく移動がいやなんです)。そのあとロンドンというところにまわって家族サービスするのだが、これも昔、前の結婚のときのすごーくいやだったお盆正月の帰省を何十倍かにしたような大がかりな親戚まわりもあって、すごーーくいきたくないいきたくないいきたくない(これはマジで本心)。
グロースターの大聖堂にいきたいとトメがいうので(ハリー・ポッターですよ。ベアトリクスもかいてたけど)調べていたら、きょう、グロースター(マサチューセッツ州)のなんとか高校で、いつもは毎年4人くらいの妊娠が発覚するのであるが、今年はなんと17人。どうも少女たちが計画的に妊娠したらしいと大騒ぎであった。Junoの影響というよりは、それ以前からの現象であるとニュースではいってるが、どーだかー。Juno、周囲のティーンエイジャーはみんなだいすき。すごくリアリスティックでラブリーな映画といっているが、周囲の母親たちは、みんな、すごくアンリアリスティックといってる。あたしも。あたしはだいたい、中絶センターの描き方がさいてーと思った。
サンタアナで暑すぎて外に行く気もしない。きのうDアンにもらった大量のヒオウギズイセンの球根を処理しなきゃいけないが、暑くてそれどころではない。

あーあ

2008年06月20日(金)

Bリーと立ち話。行かなくちゃ行かなくちゃといいながらエンドレスに愚痴のこぼしあい。子どものことで。Dアンとお茶。やはり結果的に愚痴のこぼしあい。夫のことで。

膀胱炎なおった

2008年06月18日(水)

膀胱炎は、うんこのふきかたが悪いっていうより、セックスのあと洗わなかったっていうより、生理ナプキンをずっと替えなかったっていうより、過労と思う。だってずっとうんこもセックスもしてないし、今せーりでもないもん。やっぱり、この時差ボケの打撃と移動の打撃、52歳の更年期の女のからだにずしりずしりと食い込むところの。矢でも膀胱炎でも持ってこいっつーの。時差ボケは、ほぼ調節しおえたような予感がする。きょうは3時ごろ(朝の)おきたけど、また5時ごろ寝に帰り、それから9時すぎまで寝られた。それ以来ずっと起きている。昼間起きていて困るのは、仕事がなかなかできないことである。なんだかんだと忙しくて。なんだかんだと。夜は、来るべきイギリス旅行に備えていろいろとトメに「準備学習」させているので、その一環として「キング・アーサー」を見た。いやなに、「ストーンヘンジ」に連れて行くつもりなので。昔、飛行機の中で三回も見たのに、やっぱり戦いのシーンがこわくてトイレで時間をつぶしたのである。

近代詩について

2008年06月17日(火)

よっぴて仕事をしていて、寝入りばな(といっても朝の6時か7時)に筋肉痛の薬を飲んだら入眠剤だったらしくて、一日棒に振った。時差ボケがいつまでもなおらないのは、起きていられるときに仕事をしちゃおうとするからだ。それでどうしてもなるがままに生きていて、いつまでも中也逆転の朔太郎に賢治である。

がぶがぶ

2008年06月16日(月)

膀胱炎のなりかけのため、クランベリージュースのお湯割りをがぶ飲み中。

ロプノールはつづく

2008年06月15日(日)

Junoという映画、トメが見たいというので、トメは映画館でも見たんだが、夫もひきずりこんで3人で見た。主人公のジュノが、なんとなくトメに似ていた。しかし‥‥いいのか、この結末。映画としてはおもしろかったが、不満が残る。字幕(英語の字幕です‥‥)みてたのにことばがぜんぜんわからなかった。高校生英語ってこうなのかも。また明け方に起きてしまった。昼間はずうっと眠かった。映画なんか、とても見ていられないほど眠かったが、寝ないで見られた。で、寝て、起きた。

まだ

2008年06月14日(土)

ロプノールはまださまよっている。その上熊本に、カリフォルニアの免許証とこっちで使っているクレジットカードいりのカードいれを忘れてきた、かもしれず、なかなかそれが判明せず、ううう、ここんところこういうポカはしなかったのに(前はちょくちょくやっていた)。口惜しいことである。とりあえず、カードを止めた。
今日、ひとりで荒れ地に犬の散歩にいったら、もうほとんどが干上がっていた。晩春に咲くピンクの花が少しだけ、ドライフラワーみたいに残っていた。ニコのリードを離したすきに、どこかのワイマラナーが通りかかった。飼い主はいたが、あっちもリードなしで歩いていたのだ。たちまちニコは脱兎の如く(大きさもふんいきも、そんな感じ)襲いかかっていったが、もちろんニコは小さいので何事もなかった。ニコはいつもタケやタケの親族と遊んでいるから、自分をシェパードだと思いこんでいるフシがある。大きなまちがいだというのに。それはそうと、トメの夏休みがはじまりやがった。友人たちと海に行って(天気わるかった)ふるえながら帰ってきた。

時差ボケ=ロプノール説

2008年06月13日(金)

時差ボケはまるで、ロプノールといったか、移動する湖みたいだなあ、と眠りながら考えていた。つまり帰り着いた日は、昼間ちょっと寝て、夜まで起きてて11時すぎに寝たが、深夜起きちゃって、朝まで起きてて、それから夕方まで眠った。それから夜ずっと起きていて朝眠ったが、お昼すぎに目がさめて、ぼーっと起きてて、宵の口に寝たが、深夜1時すぎに起き出してきて、今5時だ。眠るという行為が、あっちいったりこっちいったりしてるのだな。ロプノールになっちゃったので、お習字、ぜんぜんしてない。犬の散歩もしてない。植物の世話だけは少しずつしている。ベゴニアもシダもクロトンも、カラカラに乾いていて、あぶないとこであった。あたしのいない間に冷蔵庫にたまっていた野菜という野菜をぶちこんで、圧力鍋で煮て、スープを作った。しなびたきゅうりやひからびたとうもろこしや黒くなったカリフラワー。冷蔵庫の野菜置き場が、林の中さ来たよにさっぱりとした。

朗読の思い出を語る

2008年06月12日(木)

ひさしぶりに見たトメがかわいいなーと思ったのは一瞬で、髪を自分でみじかく切って髪の毛がくるくるの巻き毛になっていたからだ。よくよくしゃべってみたらば、むかつく思春期であった。持って帰ったラップトップのコンピュータでネットをやることにし、仕事用のデスクトップでは仕事とメールに限定、ということでやってるけど、まあまあうまく行くかも。日本にいた間は、ネットは地下にいかないとできなかったし、ほとんど仕事してなかったから、ネット依存で仕事ができないという問題も深刻にはならなかった。今は、ちょっとネットやりに来ている。
三宿のStar Poets Galleryでは、またまたたいへんいい経験をした。
ちょっと前に、I畑さんに安彦良和の「ナムジ」をすすめられ、全巻読破した。全編とてもおもしろかったが、スセリビメのところがすこーし未消化であった、というか、あそこをあたしの思うままに描いたら、それはあの漫画じゃなくなっちゃうなと思ったのであった。それで、スセリビメの歌が読みたくなって(声に出して、の意。以前にもやったことがある)あたしならこう読むなあってとこから朗読をはじめたら、なんなく「コヨーテ・ソング」読破に至ることができた。こんなにぶっつづけで読んだのははじめてである。このごろ、近刊「女の絶望」を書いてて、更年期のセクシュアリティーについてあけすけなことをいっぱい考えていたので、つい、読む詩も、そういうことになったのであった。つまり環境がそうさせたのであって、あたしはいつもセックスのことばっかり考えているわけじゃありません。しかし後顧の憂いなく、あけすけに思いっきり読めた。35のときにこういうものがこういうふうに読めればよかったんだが、おそらく、あの頃はこういうものはこういうふうには読めなかったろう。今は52で、更年期で、おばさんで、世間的にはもうエロティックじゃなくなる年なんだけどなあと思いながら、まあいいやあたしはあたしだと思って、「コヨーテ・ソング」の詩はぜんぶ読んだ(電車や飛行機の中で漫画を読むときも、世間的にはおばさんはあんまりこういうものを読まないんだろうなーと思いながら、まあいいやあたしはあたしだ、と思って読みふけるのであった)。カモ娘のエロ話も読んだ。「あ、あ、入れて」とかはさすがに飛ばした。
この企画は、物凄い。1時間、自分の詩を思いっきり読みまくれて、客の退屈をぜんぜん気にしないでいいということは、物凄い。

カリフォルニア

2008年06月11日(水)

ぼろぼろ。でも時差ボケでねむれない‥‥。
東京では根津のM子んちに泊まっていたので、父が秋葉原事件を心配して何度も携帯に電話してきた。うちの植物たちがだまりこくっている。すねてるのかも。犬たちはうれしそうに後をついてくる。
飛行機の中で、ラッキーなことに、行きに見てたいへん気に入った「ジャンパー」をまた見られた。今回は英語と日本語とで二回も見ちゃったから、もうたいへんに詳しい。そしたら、なんと、トメも前に友人たちと見にいったそうだ。「どっちが好き?」と思わずきくと、「グリフィン」と。これはジェイミー・ベルの役名であります。うう、成長したぞ、トメ。男の趣味も同じになったとは。

東京

2008年06月08日(日)

井上雄彦展、上野の森美術館。
すばらしかった。見るべし。

のみすぎた

2008年06月06日(金)

まずオレンジで、Denkikanの人々と。いやここでは飲んだのはコーヒー。それから好信楽でビールとワイン。K野さん。T中さん。T本さんと。それからうちに行ってM脇さんがくわわってまたワイン。
今朝は買い物にいき、病院にいき、銀行にいき、郵便局にいき(事故ってつかまったら、深酒によるアルコール検出されるとこであった)、銀行はジツは昨日行ったのだがハンコというものを忘れて出直したのである。それからつい桑の幼木を衝動買いして庭に植え込んだ。もう黒い実がいくつかついてたのである。「栽培は容易です」とかいてあったのである。昔、「山桑」という短編を書いたことがあったのである。で、つい。マールベリブッシュがなんたらでーという歌も思い出したのである。

もうすぐ帰るので忙しい

2008年06月05日(木)

きのう見たのは「ゆれる」。かあっこよかったーーーー香川照之。それから、こないだ借りた「太陽」すごくおもしろく見てたんだが、アメリカ人たちの英語をきいてなんか鼻白んでしまって見終えてない。イッセー尾形の英語はとてもよかった。しかしうちの夫などにあれを見せたら、天皇のくせなんて知らないだろうから、どう見るのか、この映画。今回の日本は、映画はみたけど、漫画にあまり収穫がなかったような‥‥「デトロイト・メタルシティ」と「とめはねっ」だけだ。いや、お習字さんざんやったからヨシとしよう。ってお習字は漫画じゃないっつーの(とめはね的には漫画だと感じている‥‥)。
しかし、今回は、文学隊がいっぱい前進した。

パーマとオレンジ

2008年06月04日(水)

パーマかけたもん。いきつけの店はパーマや「ていこ」という店で、もう20年間通っている。そこの美容師さんは同年配の男で、ビッグコミックとオリジナルの購読者である。だからそこに行くといつも漫画を読む。こないだ行ったときは、若いおにいさんたちに「彼岸島」をすすめられて早速買って読んだらまったく趣味ではなかった。しかし今日は、東京で修業して帰ってきたという息子さんが、「花の慶次」という漫画を貸してくれた。好みではなかったが、おもしろかった。原作は隆慶一郎である。いや、漫画読んできただけではなくパーマもかけてきた。帰りに「オレンジ」によって文学隊についてさんざん謀議。ということで、文学隊の本部はとりあえず「オレンジ」におかせてもらうことになった。オレンジで新しい猫をかいはじめた。黒い子猫が、立ち話していると足によじのぼってきてたまらない快感であった。

疲れた友人と風信帖

2008年06月03日(火)

疲れた友人のことを考えている。何もかも放り出して逃げ出したほうがいいのにと思っている。文学隊と友の会の話し合いのあと、友人の家にまわったが、寝ていたらしくて会えなかった。隙があると、J野さんにすすめられた空海の風信帖の臨書をしている。テーブルの上にはお習字道具がひろげっぱなし。

一日じゅう雨

2008年06月02日(月)

しかしまだ梅雨入りはしてないらしい。梅雨入りのその現場に居合わせることができるかと思うとわくわくする。ハイレハイレハイレハイレとかけ声をかけたいくらい。

虚無

2008年06月01日(日)

父の虚無にひきずりこまれたのか、人づきあい(じつはすごく悪かったのだが、このごろいいふりしてるうちに、ほんとによくなったようだが、ときどき昔の名前で出ちゃうんだな、これが)による疲れが出たのか、落ちている。困ったもんだ。しかしきょう父は虚無がややマシであった。父親の虚無というのは夫の虚無や友人の虚無より扱いづらい。虚無ついでに前橋文学館にたのまれていた「とげ抜き」の一章まるまる手書きをやった。サインペンを6本使い果たした。硬筆習字はコレこのように自分の字が書けて、王義之ほどじゃないがけっこうザツに書け(こないだJ野さんのところで王義之の書を見せてもらって、「ザツな字」と評したらA上番頭におどろかれぬる‥‥とMかちゃん情報)ほとんど小汚いほどなのに、どうして筆を持つと、ザツになれないのだろう。「さぷ」のやきそばをひさしぶりに食べたらやはりとてもうまかった。野菜はしゃきしゃきでそばはアルデンテで、卵がとろとろで、卵にはウルサイあたしもこの卵は絶品であると認定した。やきそばシェフの黒いギャルソンエプロンのかっこいい男が3人に増えて、とても繁昌していた。

   
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