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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

お芝居を見に行く。

2012年06月01日(金)

 5月はぼんやりしているうちに過ぎてしまいました。なんだか気が抜けたみたいです。しわしわの風船。もしくは昨晩、コップについだサイダー。なぜか、あっちこっちで怒っている人を見かけました。ぷんぷんって。

 京都の南座で坂東玉三郎の「ふるあめりかに袖はぬらさじ」を見ました。このお芝居、以前から見たかったお芝居です。で、それを見たら、今度は猛烈に浅草の平成中村座が見たくなりました。勘九郎さんが勘三郎さんになってから、まだ一度も見に行ってないなあと、残念に思っているうちに歌舞伎座のさようなら公演も終り、しばらくお芝居から足が遠ざかっていました。

 浅草の平成中村座の7か月のロングラン公演も5月で終り。勘太郎さんが勘九郎さんになって、いよいよ、新時代だなあって、平成中村座のHPを見たら、なんと1席あきがあるではありませんか。ちょうど東京スカイツリー開業の日。出かけました。雨がざんざん降っていて、スカイツリーは半分は雲の中でした。お芝居の最期で舞台後方が開き、隅田川の景色が見えるという趣向。雲に隠れたスカイツリーが偉容を誇っていました。

 お芝居の楽しみ。まず演目を調べたり、出演役者を調べたりなど切符を買う前が楽しい。それで切符を買ってわくわく。切符が好きで、半券をずっと持っています。それからすじがきやプログラムを劇場で買って、芝居を観終わったあと、こんどはとくとすじがきやプログラムを読むのが楽しい。そうか、そうだったのねえと頷きながら、あれを思い出し、これを思い出しするのが、なんとも言えない楽しみです。

 そういうわけで5月はお芝居へ行く楽しみを思いだしてしまいました。名高い芝居を片っ端から見たいものだと言う気になっています。

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