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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

鳥羽伊勢名古屋・草津・伊香保

2011年09月09日(金)

 鳥羽、伊勢、名古屋それから草津、伊香保と旅行が続きました。



 鳥羽に出かけたのは5歳のときでしたから、実に45年ぶりでした。水中翼船に乗ったのをぼんやりと覚えている程度。タクシーの運転手さんに聞くと「昭和40年代が観光の黄金期だったねえ」というお話でした。千葉で暮らしているという運転手さんの娘さんも、震災後しばらくはお孫さんと一緒に鳥羽へ避難してきていたとのこと。今年は震災後、観光客もめっきり少なくなったようです。宿泊したのは鳥羽の駅から山を越えた相差という町。山超えの道に白い百合がたくさん咲いてました。

 百合といえば初夏と思っていたので、不思議に感じて調べてみたら外来種のタカサゴユリと日本のテッポウユリの交雑種のシンテッポウユリらしいとわかりました。鳥羽に2泊して二見ヶ浦、伊勢神宮と回り、帰りは名古屋によりました。二見ヶ浦では、伊勢神宮のお塩を作っている御塩殿神社にも行ってきました。地元では「御塩殿」と呼んでいるとのこと。御塩殿神社から二見ヶ浦の夫婦岩まで、海岸を歩きました。すばらしいお天気。が、この時はもう、紀伊半島に大打撃を与える台風12号が南の海の上に発生していました。




 草津は台風12号が四国に上陸するかしないかという日に出かけて行きました。群馬県の山沿いでは記録的な豪雨が降っていて、関越自動車道は本庄児玉から渋川伊香保までが通行止め。国道17号は大渋滞。さらに山越えをして長野原に出て、草津にたどり着くまでに8時間もかかりました。四国に上陸するはずの台風は、時速10キロののろのろ状態。上陸してからも速度は上がらなかったのは皆さんご承知のとおりです。草津の宿に到着した晩は、落雷もあり、一時、非常用の電気を使いました。翌日も時折叩きつけるような雨でしたが、湯畑だけはゆっくり見物してきました。



 草津から伊香保へ。台風が通り過ぎて、山はすっかり秋の気配でした。日陰も涼しく、夕方になれば肌寒いくらい。ホテルの前へ朝取りの野菜を売りにきていた農家のおばさんに聞くと、台風の風で、収穫直前の林檎が枝にこすれて傷だらけになってしまったそうです。

 伊香保の石段街は、再整備の途中らしく、自動車用の道路に面して広場が出来ていました。石段もすっかり新しくした様子。共同浴場の石段の湯は、以前よりも少し自動車道に近い場所に新築されていました。

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