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今夜は雷ごろごろ
2005年08月12日(金)
午後10時40分頃、停電しました。落雷のためです。今夜は雷ごろごろ。蝋燭はどこだと探しているうちに電気は復旧。コンピュターの電源を切るのがもう少し遅れていたら、「あれまあ」ということになっていたかもしれません。久しぶりに雷様のお通りです。
我が家の上空はどうやら雷の通り道のようで、多い時だとひと夏に二回くらい停電します。ここ数年はそういした雷雨がなくて、雷の用意をうっかり忘れていました。
雷様はまだごろごろぴかぴかやっています。
妖怪大戦争見てきました。
2005年08月11日(木)
有楽町で最終回の「妖怪大戦争」を見てきました。16時からの回が終わったところで扉が開くと出てくるわ、出てくるわ、白髪頭のおじいさんと坊主頭の坊やたち。夏休みの孫と見るのにちょうどいい映画みたいです。角川映画は久しぶりだったのですが、社長が変わってもやっぱり角川映画は角川映画だなあという感じでした。
小技のおもしろいところはいっぱいありました。宮部みゆきの学校の先生とか、大沢在昌の読書好き浮浪者、そのとなりのホームレスが「理事長」と呼ぶのは、推理作家協会の理事長に就任したことを知らない人にはおもしろくないでしょうけど、そういう小技がかなり利いた映画です。監修者が水木しげる、京極夏彦、宮部みゆき、それに荒又宏ですから、なんだかこちらのほうが妖怪のような気がしないでもありません。
大画面で3000人(?)も妖怪が出たら怖いもなにもあったものではなく、隣の席の女の子(小学校低学年くらい)はきゃきゃと喜んでいました。
昔「妖怪百物語」という映画を見たんです。その時の気持ち悪さというか、恐ろしさは今でも忘れがたいんですが、あの映画は湿っぽい怖さがありました。それとはまったく違うドライな妖怪映画でした。
選挙のほうがよっぽど妖怪じみているかもしれませんが、ああ、夏休みって感じになりました。
あなどり、たかをくくる、かるくみる
2005年08月10日(水)
東京新聞政治部の高田記者と毎月、即興政治論という対談の連載をしています。畑違いの人と話すのは、お互いになかなかおもしろいです。たぶん、高田記者もそう思っていただいていると勝手に決めています。政治も文学も不特定多数の人に言葉を伝える仕事ですから、畑違いと言っても、よく似ているところがあります。
この対談は直接の政治状況よりも、もう少し広い視野で政治全般について話そうというコンセプトになっています。しかし、前回は郵政民営化法案の衆議院可決を受けて、その結果をどう思うかというかなり直近の出来事について話しています。校正刷りを見て「大予言みたい(笑)」と言ったのですが、結局、衆議院は解散で、あんまり外れたことになりませんでした。
次回は「政治評論家」というテーマで話してみたいなあと思っています。そういうテーマが降られるかどうかは解らないのですが、政治評論家の発言には「あなどり」とか「たかをくくる」とか「かるくみる」というニュアンスの発言がけっこう出てきます。
相手を「軽くみる」と自分を偉く見せられるし、「かたをくくった」発言をするといかにも事情に詳しいような印象を与えられるし、さらに「あなどり」を示せばそこには一時しのぎの安心感が生まれたします。こういう言葉の機能がうまく使えていた今までの政治が、今度の解散で、すっかりへたり込んでしまったのではないでしょうか?
小泉首相、どこの党に投票したらいいんでしょう?
2005年08月08日(月)
うちの反りかって省く人(注 8月3日コラムを参照)が「小泉の小泉による小泉のための解散」のニュースを見て、「それで、首相、どこの党に投票したらいいでしょう?」という疑問を呈していました。確かに!自民党がどういう候補者を立ててくるかにもよるのですが、今のところ、かなり「ううん?」という状態です。
日曜日は名古屋。名古屋に一泊して京都を歩いて帰ってきました。京都のタクシーの運転手さんは「良くも悪くも頑固な人ですなあ」と言っていました。
怪電話
2005年08月07日(日)
静岡から帰って来てみると、留守番電話の録音が数件ありました。怪電話はその最後の録音。松本と名乗るおとこが「○○○○さあん」とやけに明るく軽薄な声でよびかけたあと、「お電話下さい」と凄みのある声に切り替えて、しゃべってました。録音はそのあと、電話口で誰かと喋っている声が少し入ってから切れてます。
呼びかけられた○○○○さんという名前にこころあたりはまったくありません。それにしても前半の妙に明るい声も、後半のどす黒い声も、どちらもいやな声には変わりはありません。
まちがい電話の類いだろうと思います。借金の催促か何かなら、間抜けな気もしないでもないです。ただ、なんとなくイヤだなあという感じはどうしてもしてしまいます。真夏の夜の怪電話でした。
さくさくさくら海老
2005年08月06日(土)
静岡に行ってきました。さくら海老にしらす。駿河湾は小さな魚の宝庫です。用宗海岸を歩いてきました。西側には大崩が張り出しています。うすい霧が出た蒸し暑い夏の夕暮れでした。
で、さくら海老。生で食べてみました。殻がいささか生臭いというか磯臭い。これはこれで珍味といえます。が、生で食べたあとに、掻き揚げを食べてみると、やっぱりさくら海老は油で揚げたものがおいしいと納得。なによりも、海老の殻が香ばしくさくさくした感じになって、これがおいしいのです。考えてみれば、さくら海老って小さいから、殻そのものを食べる以外にあんまり食べるところってないのですね。
明日は名古屋に行って来ます。それから京都。
郵政民営化の「夜明け前」
2005年08月05日(金)
歴史は繰り返すのかどうか?郵政民営化を巡る争いを見ていると、妙なだあと思うことがあります。
今の首相のお祖父さんの小泉又次郎は慶応元年の横浜市生まれ(当時の武蔵国久良木郡金沢)とび職人の息子で、横須賀で請負師になった人物です。嘉永6年に黒船がやって来たことから、運命が開けた一族だと言ってもいいでしょう。で、郵政民営化法案反対の筆頭が綿貫民輔氏で、こちらは富山県の神主さん。現職の宮司です。かつては、運送会社社長でもあったのです。
毎日、新聞を読んでいると島崎藤村の「夜明け前」のアレゴリーを読んでいるような気分になって来ます。
日本各地にいた豪族や武士が、徳川の御世が始まる時に帰農して、庄屋や名主あるいは問屋になり、語維新で今度は郵便局や学事係になったものというふうに、中世から700年くらい続いてきた流れがあることを島崎藤村は自身の一族をモデルに「夜明け前」で描いています。街道筋ではこうした人々が人の往来、手紙や荷物の輸送などの世話をしていました。
藤村の一族に限らず、全国津々浦々にそうした家があり、今でも特定郵便局を営んでいたりしているのでしょう。そうした家というのは近代工業化によって生まれてきた中間所得層とは別の意味と意義を持った中間層を形成していました。
これを仮に旧中間層と名づければ、この旧中間層が存在したために日本は比較的スムーズに近代化をやりとげたと考えることができます。郵政民営化で、その旧中間層が消えてしまうのを怖れるのは、ある程度もっともなことに思えます。私は郵政民営化賛成ですが、反対派にはそうしたところを、もう少し丁寧に説明してもらえないものかと思います。
こういうことを書くときは「です・ます」体は不便ですねえ。なぜか、この欄はあまり深い考えもなく「です・ます」体を使ってしまいました。時々、後悔してます。
いや、暑い、あつい、暑い(,* *;)
2005年08月04日(木)
やいあ、暑いあつい。といわなくてもいい暑さですが、この暑いさなかに「やれ解散だ!」「いや解散回避だ!」という国会議員の皆さんもたいへんです。とくに懸案がなければ夏休み前の消化議会みたいな感じの時期なんでしょうけど。あまり暑い時に議論は、頭にきやすくてよくないんじゃないかなあと思いますが。
ただ、この郵政民営化の法案について「それほどたいした法案じゃないよ」という言い方を耳にします。それほどたいした法案じゃないのに、どうしてこんな騒ぎになっているのでしょうか?
ほんとうに大した法案ではないのか、大した法案なのかは判断できませんが、この発言には、これまでの日本の政治の「いやあなもの」を感じます。「いやたいしたことない、いたしたことない」と表で手を振って、裏では真剣な交渉ということが世間には、よくあります。それが、まったく形式化してしまったとき、なんでもかんでも「たいしたことない、たいしたことない」とタカをくくる風潮を作り出したりしてます。
若者風俗はメディアでもよく取り上げられるのですが、政治家にもそれそれの時代のやり方(風俗?習俗?)があるようです。法案反対派は「いやあ、たいしたことない」といいながら裏で真剣な交渉をするという旧式な習俗に頼ったために、自らを窮地に追い込んでしまったというように見えるのですが、いかがでしょうか?あんまり涼しい話題じゃないですねえ。暑い時には余計に暑くなると、あとから涼しくなれるという話題でした。解散したら選挙で、涼しいどころじゃないよ!という声が聞こえてきそうですが。
追記 こんなへんてこなニュースを見つけました。
「出雲大社にちなむ「縁結びシャツ」で定例の記者会見に臨んだ細田博之官房長官(右の写真)。背中にも「縁」の字があしらわれている(左の写真。同写真の左下は胸ロゴのアップ)(4日午前、首相官邸)(時事通信社)13時52分更新」 写真は
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050804-02613709-jijp-pol.view-001
にあります。 はてさて、どんなご縁を結びたいのやら?でも、このシャツちょっと欲しいです。女性用はあるのかしら?
うちの息子の反省
2005年08月03日(水)
息子があまりだらだらしているので、怒ったら、 「反省しています」 という返事。これも聞き飽きた返事なので 「いったい、どんな反省をしているんだ」 と怒鳴ったら 「反りえって省いております」 と答えたのでした。やれやれ。まったく。ぷん。
タイ米に感動
2005年08月02日(火)
タイの香米というお米を炊いてみました。アルミの片手鍋で炊いたのだけれども、日本のお米よりも簡単にたけました。なにより驚いたのは、その名のおとりに香り。すごく香ばしいのです。8月の稲が稔り始めた頃の田んぼの中を歩いているみたいな良い香りがします。
日本のお米のような粘りがないので、軽い感じがします。暑くて食欲が落ちている時には、この粘りのない軽い感じのお米はたいへんおいしいです。タイ米というと外米の代名詞みたいになっていて、まずいものと言えば外米という人もいるくらいですが、あれはタイ米がまずかったのではなくて、まずいタイ米を食べていたのですね。米の輸入が制限されていたせいか、今までは高級なタイ米は国内に入ってこなかったようです。
稲の花が咲いて、実が付き始めた頃の田んぼの香ばしさは独特のものがあります。暑くても、ああ、お米ができ初めているなあと思うと楽しくなりました。これからどこか田舎にお出かけの皆さん、鼻をちょっと働かせてみて下さい。きっといい香りがします。
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