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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

赤山防空壕探検

2005年09月02日(金)




 館山市には自衛隊の館山基地がありますが、もとは日本軍の航空隊基地がありました。1945年8月15日の終戦のあと、最初の米軍が上陸したのが、9月2日で館山だったそうです。上陸部隊の中には若き日のノーマン・メイラーもいたそうです。

 戦争末期の本土決戦に備えて作られた赤山防空壕が公開されています。法政のゼミの諸君と覗いてきました。赤山は館山航空隊のすぐ裏の小高い山です。防空壕の中は温度が一定なので、一時はキノコ栽培に使われていたということです。

今日から始業式、それにしては暑い

2005年09月01日(木)

 今日から始業式って学校も多いですね。しかしそれにしては暑いです。ふるさととか故郷という言い方がありますが、「学校に通った町」という意味の言葉が何かありませんでしょうか?

 日本中、いや世界中に「学校に通った町」を持っている人はたくさんいるだろうし、昔のふるさとと同じように「学校に通って町」に特別の思いを抱いている人も多いでしょう。なのにそれを簡単にいう言葉がないというのはなんだか不自由な気がします。
 
 横浜市金沢区生まれで、小学校、中学校、高校を館山で過ごした私にとって館山は「学校に通った町」です。もう30年も前なんて信じられないです。JRの駅前はすっかりさびれてシャッター通りになってますが、町は北側に広がって、安房一万石といわれた平野全体に住宅地や商店街が出来ています。

 久しぶりに安房高校のそばをとおりました。周囲には槙を2メートルくらいの高さに刈り込んだ生垣のある家があります。槙の生垣は昔と変わらずに今でもあおあおとしていました。こんなみごとな生垣はほかの土地では見たことがありません。

新聞で十字屋館山店の閉鎖を親会社のダイエーが決めたという記事をみつけました。私の母は十字屋館山店の呉服部の仕立ての仕事をしていました。もともと十字屋のあったところは、大きな旅館でした。小学校へ通う途中で旅館の玄関を覗くと避暑のお客さんが寛いでいました。今もあったら泊まってみたいような木造建築の旅館が館山市内には幾つもありました。小学校の同級生にも旅館の子がいました。どこも無くっています。


 それにしてもこの暑さの中に始業式はたいへんです。

雨と海の匂い

2005年08月31日(水)

 法政大学のゼミ合宿第二弾で館山に行ってきました。場所は館山の汐入川河口。北条海岸です。このあたりはよく学校の臨海学校に使われる場所です。というよりも母校の館山第二中学校のすぐそばです。

 毎年、臨海学校を開く東京の私立学校の中で赤ふんどしで水泳という学校があります。宿の人に聞くと現在でも生徒はあかふんどし、先生は黒ふんどしで泳いでいるそうです。で、宿舎から目の前の海までふんどし姿で駆け足。そこへ、自転車に乗って登校しようと通りかかると、ふんどし軍団に取り囲まれてしまうというようなことも、ありました。

 夕方、雨が降りました。満潮の時刻と重なって潮の匂いに雨の匂いが混じっていました。

尾道のナイフ

2005年08月31日(水)

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 ホリエモンが立候補したので、テレビにたびたび尾道の駅前が映し出されます。このナイフはその駅から東の方向に延びる商店街で見つけました。どうもナイフだのはさみだの、飛行機に乗せてもらえないものばかり見つけ出しては買っているような気がします。
 そのうちに新幹線も手荷物監査なしでは乗れないなんてことにならないようにしてもらいたいものです。

 ナイフを作ったのは山崎清春商店で、もともとは軍刀を打っていたとのことでした。尾道のともだちに聞いたら、昔は店先に折れた刀が突き刺してあって、これを包丁にしますと書いてものが張り出されていたそうです。手荷物検査どころか、道端に刀がさしてあっても無事という時代があったのですね。

 柄には漆で装飾が施されています。買ったばかりの時にはこわいほどの切れ味でした。乱暴に使って、ちょっとなまくらになってくらいのほうが安心して使えます。
 尾道の商店街のすぐ南側は海で、海の対岸には造船所
の起重機が並んでいる瀬戸内海の町です。

赤トンボを見つけた

2005年08月30日(火)

 朝、ごみを出しに行ったら、赤トンボが飛んでいました。じりじり暑いようでももう秋なのですねえ。

 でも、なんとなく騙されないぞという気分。昨年は12月のあたまに台風崩れの低気圧が来て、なま暖かいは大雨は降るわで、さんざんでした。

 ネットの掲示板を見ていると9月には災害とかテロとか起きるなんてデマに近いような書き込みをしている人もいるし……。赤トンボを見つけてもなんだか夏が終わるという気になれずにいます。

御坂峠のきのこ

2005年08月29日(月)

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 台風11号関連ニュースの中に御坂峠で土砂崩れがあったというのがありました。山梨の御坂ではそろそろきのこ屋さんが道路沿いに店を出している頃です。富士山周辺の山はきのこの宝庫だそうです。秋になると天然のきのこを売る店が出ます。植物学者できのこを専門にしている人は必ずこのきのこ屋を覗くというくらい種類が豊富だと聞いています。
 
 写真の巨大きのこは昨年の今頃、御坂を訪れた時にきのこ屋で買ったものです。一緒に並べた梨も大人のこぶしよりも大きな梨でした。その梨の大きさをしのぐ太い軸を持っています。これは炊き込みにして食べました。

少し涼しくなりました。

2005年08月28日(日)

 家の中にいるとマンションの壁を伝って鈴虫の声が聞こえてきます。虫の声は高い音のせいか、八階の家でもよく聞こえるのを毎年、不思議に思います。今の家に引っ越してきて、17年になりますが、その最初の歳の秋に、うたた寝をして目覚めたら、家じゅうに虫の声があふれていたので驚いたことがありました。

 夏の地虫が鳴く声、私が子どものころはおけらが鳴いているとかみみずが鳴いていると言ってましたが、そっちはまってく聞こえないのです。ただ秋の虫の声だけが毎年、よく、聞こえます。

横浜大桟橋

2005年08月27日(土)

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 三浦海岸から横浜に回って、横浜散歩しました。今月初めに名古屋に行った時にもセントラル・パーク(名古屋にもあるのです)のそばで、映画の撮影をしているのに出会いましたが、横浜の日本大通りでも映画の撮影をしていました。今の日本映画は製作ラッシュなのだそうです。
 
 日本大通りをまっすぐに海の方向に進むと客船が着く大桟橋です。数年まえに新しい桟橋になりました。桟橋そのものが旅客ターミナルになっています。桟橋というよりも板張り公園ですが、この桟橋から赤レンガやランドマークタワーが良く見えます。

 写真はランドマークタワーの反対側で、山下公園と氷川丸を撮っています。小学生の時、マリンタワーに歩いて昇ったことがあるのですが、周囲の建物が大きくなってしまったので、マリンタワーが目立ちません。ニュー・グランドホテルの旧館も並木に隠れています。マリンタワーに上ったのは11歳の時ですから35年も過ぎたら並木も大きくなるはずです。

城ヶ島大橋

2005年08月26日(金)

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 今年の夏は4つのゼミ合宿に出かけます。第一弾は法政の昼ゼミ。三浦のセミナーハウスでした。セミナーハウスに入る前に城ヶ島へ。写真は城ヶ島大橋です。このあと、観光船に乗りました。海には飛び魚が飛び交っていたそうですが、暑さのためにノビてしまった私は観光船の中ですやすやお昼寝してました。

 第二弾はなぜか私が卒業した中学校の門前の旅館に宿泊予定。館山です。法政の夜ゼミ。さらに日大のゼミも毎年恒例の館山セミナーハウス。最後は法政卒論合宿で仙台です。うまくすると仙台の中秋の名月が拝めそうです。

今夜は城ヶ島大橋も暴風雨の中です。ご覧のようにこの橋はかなり高い位置にあります。そして城ヶ島へ入る陸路はこの橋だけなのですが、こういう暴風雨の日には橋が閉鎖されてしまいます。さきほど、城ヶ島からのリポートを送っていたテレビのリポーターは、たぶん、今夜は城ヶ島泊まりなのではないでしょうか?

 中秋の名月の日に台風が来ないといいんですが。三浦セミナーハウスに宿泊した翌日に歩いた横浜中華街では中秋の名月用の月餅を売ってました。

スタッフ・ルームでも山の上ホテルでも

2005年08月25日(木)

 山の上ホテルロビーで東京新聞の「即興政治論」の対話をいつもの高田記者としてました。すると同じロビーにいた60代のご婦人ふたりが選挙をネタに雑談を始めたので、高田記者と顔を見合わせてしまいました。

 スタッフ・ルームでもここ数日、選挙が話題になってます。現在。日本にはいないやまんばさんからは「そんなにすごいことになっているの?」という質問が来ました。ネットの情報だけだとこの感じはつかめないかもしれません。

 ヤフーの掲示板で「しずかちゃんがいるところにホリエモンが出てくるのは当たり前」という冗談をみつけたと書き込みをしたところ、豆蔵さんが去年の冗談を思い出したようです。
「ジャイアン(ツ)とすねお(つねお)がいじめるよと
フルタ(ノビタ)がいうとホリエモンが「ライブドア」(ドコデモドア)と出てきました」
 というようなものでした。こうなると出てきてないのはドラミちゃんだけか。

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