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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

自民党大勝

2005年09月12日(月)

 選挙は自民党大勝でした。投票率も67パーセント前後まで上がっていたようです。

 ところで、自民党が壊れだすのはこれからではないかと私は思っています。旧社会党が解体したのは、はやり選挙で歴史的大勝利を収めたあとでした。

 首相は来年9月の任期いっぱいで退陣すると昨夜も言明していました。この約束を破れば急速に支持を失うでしょう。しかし、小泉首相が退陣したあと300人近い議員の率いる党首はそう簡単に出るものではありません。負けた民主党ばかりか、自民党もこれまでと同じやり方と取りまとめて行けなっていくでしょう。

 この選挙は、小渕政権の時から始まったバブル期以降の整理解体が郵政民営化でひと段落することを意味していると思います。軍人も凡人ももうこの世の人でなく、ただ変人だけが残って、この仕事にケリをつけたということでしょうか。

選挙です。

2005年09月11日(日)

 選挙というのは、午前中に雨が降って午後から晴れると投票率が上がるのだそうです。今日は、我が家の周辺は午前中はかんかん照り、午後になって一天にわかに掻き曇り、ぴゅうぴゅうと風が吹き、ものすごい雨が短時間に降りました。それから涼しくなりました。こういう天気って、どうなんでしょうか?

 選挙管理委員会の発表だと、不在者投票は800万人。2時現在の投票率は39パーセントを超えているそうです。前回が59パーセントくらいだったので、このぶんで行くと60パーセントを超えるのは間違いないですし、久しぶりに70パーセントの可能性も出てきました。投票率の低い都市部では終了間際の駆け込み投票もけっこうありますから。

 それでどうなるんだ?昨日、ニュース番組を見ていたら、「自分の周辺ではそんなに騒いでいない。マスコミが騒いでいるだけ」とコメントしていた映画評論家の女性がいましたが、街頭演説に集まる人の数とか、家の子どもたちの話を聞いていると今回はマスコミが騒いでいるだけでもなさそうです。

 個人的な性質だと思うのですが、現実からあまりにずれた言葉を聞くと妙に腹立たしくなる癖があって、昨日は何某政党からの投票依頼の電話の応対で、危うく怒り出しそうになってました。でも、今日は選挙で駆けずり回った人たちは、投票箱の蓋が開くまでは家で寝ているんでしょうね。起き上がる元気もなくしてるんじゃないかと思います。家の周りを回っていたウグイスさんなんて、昨日は舌を噛むじゃないかってくらいの早口で、声はウグイスどころかガチョウみたいに枯れてました。

\(^○^)/300回突破

2005年09月10日(土)

 「豆の葉」もいつのまにか300回突破しました。というわけで明日は選挙。今日はどの候補も、ぶったおれるまで走り回るということになるでしょう。

おソースのプール

2005年09月09日(金)

 大阪の八尾、京都、名古屋と歩いてきました。大阪の梅田阪急駅の地下街で、串揚げを食べました。立ち飲み屋さんなのですが、なぜかオバール型の入れ物がテーブルの中央にあり、中には真っ黒な液体が。壁には「ソースの二度付けはご遠慮願います」の張り紙が。

 カレーライスを入れるような深めの鉢に入っているのはソースだったのです。その隣りはラーメンのどんぶりに入った生キャベツ。このキャベツは食べ放題でした。
ははん、これがうわさに聞いたソースのプールかとまじまじ眺めてしまいました。串揚げは一本100円から200円。お店の人が親切にこまごまと注文ととってくれます。で、「アスパラとじゃが芋と烏賊それにたまねぎ」と注文してからあたりを見回すと、串揚げで一杯やっているのはおじさんばかりでした。

 で、問題のオバール型の入れ物に入ったソースですが、これが見た目ほど辛くはありません。ウスターソースですが、あっさりとしているくらいの薄味でした。おじさんたちの寄り道の串揚げ屋さんでした。

雲、雲、雲

2005年09月08日(木)

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 九州にさんざん雨を降らせたあとのちぎれ雲です。ちぎれてはいますが、ひとつひとつの塊は触ったら硬そうなくらい。この雲間から光が射すとものすごく明るいのでした。台風がやって来た軌跡を考えるとこの雲はずいぶん遠くのほうからはるばると、しかも自転車なみの速度で旅をしてきたのだなと、妙に感心。今頃はオホーツク海でこの雲のなれの果がアシカやトドと遊んでいるかもしれません。

風の音と皆さんのたより

2005年09月07日(水)

 ごうっと吹く風の音で目を覚ましました。新聞の朝刊には「鈍足台風」の文字。来た来た。台風が来ました。日本海側を進んでいるせいか、空にはもくもくとした灰色の分厚い雲がちぎれちぎれに飛んでいます。雲間から、さっと差し込む光は異様なくらいに明るくてまぶしいくらい。

 こんな日に豆蔵さんは山形行きの列車に乗っているはずで、台風めがけてまっしぐらという形です。豆蔵さん、気をつけてね。

 スタッフ・ルームにはカルフォルニアにおすまいのやまんばさんがお見えです。日本では台風カトリーナの被害が報道されていますが、なぜかカルフォルニアでは果樹が枯れているとのこと。夏の間は雨が降らないのは例年のことで、特別、旱魃ではないそうです。果樹が枯れている理由は謎です。ガソリンは一日に10セントも値上がりをする日があるって話で、車がないと生活できないアメリカではかなり厳しい状況みたいです。

 そうそう、スタッフ・ルームに遊びにくるやさぐれさんは広島でホテルに缶詰になっていたみたいです。昨晩は広島も大嵐でたいへんだったでしょう。

銀座の地下の映画館で

2005年09月06日(火)

 銀座の地下の映画館で「星になった少年」を見てきました。でも、昨日はまるで放水車100台で一斉放水したような雨を経験しているので、地下はちょっとなあといささか躊躇。そのせいか観客は10人くらい。

 で、その10人も不思議な人たちで、黒いワンピースを着た二人組みの若い女性と、男性4人女性3人のグループで、こちらもなかなかおしゃれな服装をしてました。グループのほうは最初、高校生かな?と思っていたのですが「おまえそれじゃ、高校生だよ」なんて会話が聞こえてきて、どうやら大学生らしいことが判明。

 それにしても文部省推薦みたいなすごく健全な映画を男女7人で、映画館の真ん中の席で鑑賞というのも、なにやら不思議な光景でした。

 幸い、映画を見ている間は雨は降りませんでした。え?映画はどうだったかって?柳楽優弥の映画ではなくて、そのお母さん役の常盤貴子の映画でした。ともかく常葉貴子をすごくきれいに撮ってました。タイトルが「象使いの母」だったら、もっと見る人が増えたかもしれません。

ホーム・アローン

2005年09月05日(月)

 ともかくものすごい雨でした。振り出したのは7時過ぎで、雨音で気付いたのです。続いて9時過ぎにばきっという猛烈な音。爆発音みたいな大きな音でしたが、なんの前触れもない雷でした。それからぴかぴかごろごろ。雨脚のさらに激しくなって、裏の白子川は今にもあふれ出しそうなくらいに水かさをまし、川面には白い波がさかまいていました。

 こんな晩にお家に一人。停電でもしたらこころ細いので蝋燭を出して、なぜか家の中をうろうろ。それから出かけている子どもたちにメールを打ちました。あとネットで雨雲の位置を知らべてみると細長い雲のようで、降ってないところは全然、降っていないようです。情報としてはネットよりもラジオのほうが詳しくて早い様子でした。うちの近くでも30人ほどの人が浸水した住宅にとりこのされたようで、消防自動車が吹っ飛んで出動して行く前にNHKの第一放送がその情報を流してました。ああ、おうちにひとりは怖いよお(><;)

 なんだか地球にできた魚の目みたいな台風が近づいています。豆蔵さんのおうちは浸水しませんでしたか?

すいている昼間の首都高

2005年09月04日(日)

 すいている昼間の首都高を走りました。日曜日で、もう夏休みも終わったので、もしかしたら、首都高はすいているんじゃないかという甘い期待で進入してみたのですが。こういう期待はたいてい後悔でお終いのなるはずなのに、今日は首都高はすいていました。

 明るい時間にすいすい走れる首都高なんて。怖いです。もちろん夜はもっと危険なのは承知なのですが、頭でそうわかっていても視界の開けている昼間のほうがずっと怖い感じがしました。運転がもっとうまかったら快適と感じたかもしれませんが、羽田線に入ってとたんに前方も後方も一台の車もいない時間がしばらく続き、これくらいスピードの出しすぎをやるんじゃないかと怖かったことはありません。

 混んでいるのに慣れすぎているのでしょうか?

ヘルメットと懐中電灯

2005年09月03日(土)

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「こりゃ、いきなり地理学科のゼミだあ」
「いや、地学科だろう」
 ヘルメットと懐中電灯をお借りして防空壕に入ったとたんにそんな会話が交わされてました。ひんやりとした空気が肌に気持ちいいくらいの温度です。

 台風11号の影響でかなり湿っぽく、洞内にはうっすらと霧が出ていました。懐中電灯で壁を照らすと、そこには見事な地層が走ってました。サンドベーシュにグレー、微妙な色合いの地層が30度ほど傾いていました。このあたりは関東大震災の時にはかなり隆起したそうですが、地層の傾きはそれ以前の大きな大地の運動によるものでしょう。いったいどうしたらこんなに見事に地層が傾くのだろうという傾きでした。

 赤山はもし海の中にあったらおまんじゅうみたいな形の島になっていただろうという山です。ほかの山とは繋がっていません。山全体が鶴嘴を使った手掘りで巨大な防空壕になっています。写真は防空壕の略図ですが、実際はもっと込み入った通路がたくさんあります。黄色い部分が一般に公開されているところです。

 市営の50メートルプールは館山市内に最初にできた競技用プールですが、そのプールと比較すると防空壕全体の大きさがわかります。

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