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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

東呉大学

2005年11月10日(木)

 今回の台湾キャラバンでは、東呉大学の日本語科の皆さんを対象にしたパネルデスカッションを開きました。日本語を学ぶ学生を対象にしたプログラムは初めての試みでした。通訳なしで日本語をどのくらい理解していただけるのか、やや心配でした。しかし、充分に準備をしていてくださったおかげで、日本語のスピーチを理解していただけたようです。

 日本から同行した法政大学の院生が、いつもの授業よりも解りやすかったとあとで言ってました。日本国内で授業をするよりもゆっくりと喋ったんですが、たぶん、それがいつもの授業よりも解りやすかったということになるのかもしれません。

 これは私だけではありません。このプログラムに参加した松浦理英子さん星野智幸さん津島佑子さんも、さらには司会をした川村湊さんも共通していました。私にとってもいつもよりもほかの人の発言が理解しやすかったのです。私たちは日ごろ、日本語をあまりに早いスピードで喋りすぎているのかもしれません。個人的に言い訳をすると、講義はゆっくりと理解しやすい速度でやるのがいいのかもしれませんが、そうすると寝ちゃう学生も多いし、けっこう悩ましいです。

 日本に対する関心はサブカルチャーやアニメーションに向けられているというのが、呉先生のお話でした。実際、台北でも「恋のマイアヒ」が流行しているようなので尋ねてみると「そら耳」ソングなのだそうです。で、はやっているのが「のまネコ」ならぬ「のまタコ」だそうです。いったい「のまタコ」とはどんなものなのか実物はみませんでした。

台北のサンダル

2005年11月09日(水)

 台北に到着した日は肌寒いほどだったのですが、翌日からは30度ほどの気温でした。街を歩いている人の足元を見ると、サンダルの人がかなりいました。流行をさきどりしてブーツという人もいるにはいるのですが、これはちょっと無理が過ぎるような感じです。

 で、サンダルを探してみました。ある。ある。いろんなタイプのサンダルがありました。欲しいのがたくさんあったんですけど、一足だけ買って、それで街を歩き回っていました。どこの街に行っても同じような品物を売っている時代になりましたけど、足元だけは、気候風土がかなり影響するようです。

 以前、北陸でかった雪道用の靴がダメになっちゃったんですが(ま、20年も履けばそれも無理はないか)また雪国に言ったら雪国の靴を買おうと思っていたのに、サンダルを先に買ってしまいました。

キャラバン

2005年11月08日(火)

 アジアの作家との対話の旅をキャラバンと呼び出したのは2002年のインドからだったと思います。もともと、とくに定まった名称はありませんが、今回の台湾旅行も目的は台湾の作家との対話でした。

 最初は1991年東京で韓国の作家との会議(シンポジウム)を開催しました。このときは、私は参加してません。その後1993年済州島05年松江07年慶州2000年青森2001年原州と6回ほど韓国との会議に参加しました。2001年は北京で中国の女性作家との交流と会議も開催しています。ちょうど、9・11のテロ事件があったときでした。2002年にはインドとの会議をカルカッタ、ニュー・デリー、バンガロールと開いています。都市を巡る形式からキャラバンという言い方が生まれたように記憶しています。2003年には山形でインドの作家との会議を開催しました。

 日本国内で開催する時にはたいてい公開のかたちで一般の聴衆も集める形式ですが、相手国の場合はクローズばかりでした。こうした会議や対話は、毎回、そのたびに実行委員会を作ったりして、やっているので統一名称や正式名称はなにもなくキャラバンという単純な呼び方が定着してます。今回も台湾の作家との「キャラバン」でした。

 2001年北京の時は9・11のテロに遭遇したのですが、今回はフランスの暴動を日本の新聞の衛星版で知りました。ヨーロッパの暴動は数年前から繰り返されていますが、今回はじわじわ広がる火のてのような具合でそう簡単には収まりそうにありません。場合によっては中東北アフリカを巻き込んで行きかねないので注視しています。そう言えば1997年の慶州では、帰国直後にアジアの通貨危機が起きて韓国がIMFの管理下に置かれるという大事件もありました。このキャラバンは世界の歴史が動く転換点に接しているという偶然が何度か重なっています。

豆蔵さんありがとう

2005年11月07日(月)

 豆蔵さんありがとう。台湾から昨日午後の便で戻ってきました。日本の秋の冷たい雨が、なんだか肌によく馴染みます。

 台湾に出発する前に受けた連絡では気温は25度から30度ということでしがら、到着した日はやや肌寒いくらいで、上着を買わなくちゃいけないかなあと思いました。が、翌日からは30度を越える暑さ。時間が夏休みに逆戻りしたかのようでした。台北、台東と回ってきました。台湾の作家との対話についてはトピックスに掲載します。

 台湾も台北も初めてなので、故宮美術館くらいは見なくちゃいけないかなと思ってはいたのですが、あんまり時間を細切れにしたくなかったので、6日午前はホテルでのんびりしてました。紗のカーテンの向こうで、隣のビルの白い壁に映った棕櫚の影がおしゃべりでもしているように揺れているのを眺めていました。

 (連絡事項)東呉大学の皆さん、のまネコの写真をお送りしますね。少し時間がかかるかもしれませんが待っていて下さい。

うちのケヤキは……

2005年11月06日(日)

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 午後の便で帰国します。写真は10月27日に撮影したうちの欅です。今年は紅葉が遅れていましたが、それでも、いささか色づき始めていました。一週間でどのくらい紅葉がすすむのか、楽しみにしています。

たびうさぎ

2005年11月05日(土)

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 昔はおばあちゃんしかはかなかったような靴下足袋をこの頃は若い人が履いています。で、足袋のうさぎ。足袋って気持ちいいです。台湾の旅も予定どおりなら、台東まで南下して今日はふたたび5時間汽車に揺られて台北に戻るはずの日です。

おともうさぎ

2005年11月04日(金)

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 いつだったか東京駅の売店でみつけたうさぎのブローチです。ほかに亀とか蛙なんかもありました。ブローチはスカーフを止めたりするのに便利なので、こちらは素焼きのうさぎと違って、いつもおとものうさぎです。

お留守番うさぎ

2005年11月03日(木)

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 薔薇の鉢植えのしたに隠れているのがうちのお留守番うさぎです。素焼きなので、だんだん、小さくなっているような気がするのですが古びるほど、ほんとうのうさぎみたいに見えてきました。
 というわけで私は台湾旅行中で、「豆の葉」のアップは豆蔵さんにお願いしています。

うちの秋

2005年11月02日(水)

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 あっちこっち飛び回っているうちに、家のベランダのすすきの穂が出揃ってしまいました。ベランダにすすきを植えているうちなんてそうないので、穂がでるとちょっと自慢です。来年の春にはこのすすきに似合った銅製の植木鉢を見つけてやろうと思っています。

大阪土産はケジャン

2005年11月01日(火)

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 鶴橋の市場を覗いてきました。しばらく見ない間に焼肉屋さんが立派になってました。ケジャンは渡り蟹をつけたものです。冬の間がおいしいらしい。で、これで鍋を作って、最後にうどんを煮るとほんとうにおいしいのです。とくに鶴橋のケジャンはおいしい!
大阪のお土産はケジャンとアマダイ入りのチヂミでした。アマダイ入りのチヂミは写真を撮っておけばよかったと思ったときはもう食べてしまったあとでした。

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