雪のない富士山
2005年12月29日(木)
静岡の小川国夫さんのところへ忘年会に行ってきました。忘年会に来た人の中には毛皮を着た人が何人かいましたが、ここ数年、毛皮を着るような寒さはなかったという話題が出ました。ひさしぶりに寒い冬ですが、どういうわけか富士山には雪がありません。風で吹き飛ばされたのではないかという説がネットのニュースにありました。
行きは新幹線。帰りは知り合いの車に乗せてもらい真夜中の東名高速を走ってきました。まだ市場が開いているので、高速道路はロングのコンテナ車で混雑していました。コンテナ車に囲まれると自分が運転していなくても恐怖感を感じます。今年も残り少ないというあせりでしょうか?運転は日ごろよりも乱暴な感じがしました。
これから大晦日にかけて、また荒れ模様の天候になるという予報が出ています。確かに雪も雨も降っていないのは関東と東海の一部という天候が続いています。
あしたは御用納め
2005年12月27日(火)
というわけで今年も残り少なくなりました。あしたは御用納めですが、もう休暇に入っている人も多いことでしょう。冷蔵庫の発掘調査をして、本の山と格闘して、それから、ええと何をしなくちゃいけないんだっけ?
やることは山ほどあるわけですが、たいへい3割くらいで挫折してます。あんまり散らかりすぎるとほんとどうしていいのか解らなくなってしまいます。まあ、それでも年末というものがあるから、なんとか歩く通路だけは確保されているというところでしょうか。
くたびれていると、物が捨てられないのです。なんだか大事なものまで捨ててしまいそうで、怖いという心境になります。まあ、たいていのものは誤って捨てても取り返しがつくのですが、手続きがひどく面倒なものも中には含まれるから、どうも疲労している時の片付け物は嫌な感じです。いっそのこと、お正月にゆっくり休んでから片付けたふが賢明なのかな?と考えることもあります。みんなが片付けている時のほうが「ああ、片付けなくちゃ」という心理は働くきます。それと身体が一致しないので困ってます。
インフルエンザがもう流行し始めたみたいです。今年は例年よりも流行が早く始まったとのことでした。そうそう日本の人口も減ったという話です。少し広々とした国でゆったり住むのもいいのではないかと思うのですが、どうでしょうか?
今日はインド洋津波から一年
2005年12月26日(月)
ほんとうは「なんでもない日おめでとう!」って書きたかかったんですけどね。「不思議の国のアリス」の3月うさぎみたいにティー・カップを持って「なんでもない日おめでとう」って言うの好きです。
災害、厄災続きで、ほんとうに「なんでもない日」って「おめでとう」を言ってもいいくらいに数えるほどしかないのですね。今年は津波とともにあけて、小学生が殺されたり、さらわれたりの事件も多かったし、例の構造に問題のある建築物の一件は年を越えて持ち越されるしで、なかなか「なんでもない日おめでとう」とは言いにくい気分です。
昔から世界には厄災が多かったし、これからも厄災は多いのでしょう。公共の体育館でアルバイトをしている息子と話していたら、暖を求めて施設内に入るホームレスに出ていってもらうというのが仕事のひとつだと言ってました。嫌な仕事ですが、そうせざるおえないとのことでした。体育館のある公園では凍死していたり、首を吊っているホームレスが見つかることもあるという話でした。たいていひっそりと処分されて、大事件にもならなければ数行の新聞記事にもならないと聞かされました。それから市役所へ用事で出かけたら、やはり社会的援助を必要をする人の面倒を見てくれる人手に困っているという話を聞かされました。
厄災は遠くにあるばかりではないのでが、身近な厄災は、それをそれとして見る人が少ないのでしょう。
今日はクリスマス
2005年12月25日(日)
サンタ・クロースが現れました。悪いサンタじゃなくて、クリスマスケーキを毒見して持ってきたサンタ。朝、起きたら台所のテーブルの上に8分の1ほど食べられたあとがあるクリスマス・ケーキが現れました。なんでもサンタがちゃんと毒見をしてから持ってきてくれたそうな。
クリスマスはお肉を食べてお正月はお魚を食べる。なんとなくそういうことになっているこの頃です。
東京は穏やかな良いお天気。でも寒い。で、また風邪がぶりっかえしてきました。あったかいお茶が手放せません。お腹に来る風邪もはやっているようだけれども、我が家の場合はみんな喉をやっられています。
今日はクリスマス・イブ
2005年12月24日(土)
今日はクリスマス・イブで鴨を焼きます。って言うっても誰もいない。うちには。もう、みんな出かけちゃってます。こうなると自分もいない気がする。じゃあ、鴨の胸肉に胡椒と塩を振っているのは誰?って、ややいじけぎみ。ま、いいでしょう。鴨のコンフィの作り方を覚えました。
塩胡椒をした鴨の皮を下にして焼きます。で、ひっくり返さないで、熱い油をスプーンで上からかけて焼きます。ゆっくり気長に焼くのがコツ。「なるほど、なるほど」とこの間、テレビで見て覚えました。一回だけだと忘れちゃうから、今週はこれで二回目です。はい。だいたい5回くらいやるともう忘れないんで、お正月のうちにまた作ろうと思います。
それからロースト・ビーフ。これは今年は止めておこうと思ってだんだけど、昨日、鎌倉のバーでおいしいロースト・ビーフをご馳走になりました。詩人の城戸朱理さんに連れていってもらったんですけどね。城戸さんがジンを注文するから「はて?」と思ったんだけど、ロースト・ビーフが出てくるとわかってたら、私もジンにすれば良かったなあと後悔。鹿児島から詩人の高岡修さんがいらっしゃっていたのでした。
で鴨のコンフィとロースト・ビーフはどうなるかと言えば、明日、細かく砕いてサンド・イッチの具材になるのです。まあ、サンタクロースのかっこうをした強盗が来なければ、それでいいことにしましょうか。
今日は天皇誕生日
2005年12月23日(金)
昨日の丸の内、大手町、有楽町は実質的に今年の仕事納めの日とあって大混雑だったとタクシーの運転手さんが言ってました。皇居前広場にはお祝いの記帳用のテントがたくさん張られてました。これはお正月までそのままになっているそうです。
で、例の耐震構造偽造事件。どのくらいの広がりになるのか、そら恐ろしい感じがしますが、こうなったら徹底的に調べて、ついでにうんと税金を投入してしまえばいいと思います。なんてね。少子高齢化社会に備えて、介護のしやすい住宅や二世帯でらくらく住める住宅をうんと建ててしまって、ついでに美しい街並みや街路樹や公園もつくってというようなことを政府が率先してやってみせるきっかけにしちゃえばいいのにと、無責任に考えてみるのもおもしろいです。
耐震構造に問題のある建物は取り壊して、思い切って100年でも200年でも使える丈夫で美しい建物にして、管理会社の所有物にして賃貸物件ではあるけれども、そこの住む権利を売り買いできるものにすればいいのではないでしょうか?まあ、そんなことを考えてみました。住んでいる人みんなの財産になるような美しくて住み良い町ができるきっかけになるならば、税金の投入もまんざら被害者のためだけではなくなるのではないでしょうか?誰かうまい知恵を出してくれないでしょうか。災害のあとで、しっかりとした都市計画が生まれるというのは歴史上何度もあることですが、人災ではそうはならないかもしれません。
今日は冬至。
2005年12月22日(木)
関西や新潟では雪のため停電が起きているみたいです。着雪で送電線が切れてしまうみたいです。東京は昼前ごろからなにやら怪しい雲行き。灰色の雲が空を覆い、しんしんと冷えてきました。まさかお正月前に雪が積もるなんてことはないでしょうけれども。
小学生の時は雪大好き人間だったうちの娘も今ではすっかりものぐさな大学生で、曇り空をうらめしげに見てどのコートを着るべきか考え込んでました。今でも雪はあまりありがたくないようです。
ネットでみつけた変わったニュースをふたつ。ひとつは「悪いサンタ大暴れ」というもの、世界中でサンタの格好をした強盗が出ているみたいです。北欧ではサンタの格好で火のついた矢を放って放火をしたというとんでもない人もいたようです。もうひとつは「ニューヨークの文化論争」なんでもアメリカではここのところ、宗教色を薄めた表現が使われていて「クリスマス休暇」といわず「ハッピー・ホリデー」などというようになる傾向があったのだそうですが、こうした傾向にキリスト教右派が巻き返しを図っているのだそうです。
いずれにしても今日は冬至。クリスマスに比べて地味だけど、ゆずのお風呂に入ってかぼちゃを食べると風邪をひかないといいます。早くおうちに帰って、あったかいお風呂に入ろうって、まだ出かける前から考えてます。明日は天皇誕生日。それにしても今上はややこしい日に生まれたもんですねえ。天皇誕生日がここに来てから一年が一週間短くなったような気がします。
大寒波に新型インフルエンザと耐震構造偽造
2005年12月21日(水)
寒いです。東京以外でも寒いところが多いようですが、今夜からまたいちだんと冷え込むという予想です。雪を見に行きたくて仕方がありませんが、雪国の人は見物どころの騒ぎではないでしょう。バブルが始まる前の冬もすごく寒かったのを覚えています。で、株式市場は景気回復の様相をはっきり示し始めていると伝えられています。しかし、大寒波とついでに新型インフルエンザが爆発的にはやるのは時間の問題なんて聞くと、景気が良くても命あってのものだねだからなあって気になります。
で、耐震構造偽造事件ですが、私にはどうしてもなぜ偽造書類を作って検査まで通したのか、理解できません。たぶん「犯罪」ではなくて「通常業務」としてそうしたことをしていたのではないでしょうか?「犯罪」の自覚があったら、そんな証拠が残るようなことはきっとしないでしょう。で、その「通常業務」で日本中にどのくらい崩れやすい建物が建っているのでしょうか?それを考えるとなんだか空恐ろしい気がします。 住宅政策と都市政策の貧困が生んだ恐怖と言っていいのではないでしょうか?
バブル経済到来前の大寒波の時の景色景観に比べて現在は日本全国で景色が醜くなったなあと感じることしきりです。それにしてもいのちあってのものだね!昨晩から風邪を引いてぜいぜいやっています。だから頭の中はちょっとばらばら。
川口リリアホール
2005年12月19日(月)
夕暮れの街に車を走らせて、川口リリアホールまで東洋大学吹奏楽部の定期演奏会を聞きに行きました。スタッフ・ルームに遊びにくる井上さんのご招待です。川口までは道さえ空いていれば30分くらいで行けます。
久しぶりの吹奏楽の生演奏でした。今年9月になくなったA・リードの曲やコダーイの「くじゃく」などを聞きました。が、圧巻は「オペラ座の怪人」を構成したマーチングの演技でした。なんだか、どきどきわくわく。コンクールとはまた違う華やかさがあります。最後に アンコールで、舞台に並んだメンバーが、バンドメジャーを先頭に、舞台手前に進んでくるところなって、幾ら拍手をしても足りなくくらいでした。
来年は時間を見つけて吹奏楽やドラム・コーの生演奏を聴きたいなあと改めて思いました。井上さん、どうもありがとう。感謝!
秋山さんの会
2005年12月18日(日)
文芸評論家の秋山駿さんを囲む会がありました。この会は秋山さんの還暦をお祝いしたのが始まりだそうです。以来、毎年12月初めに温泉一泊旅行をしてもう15年にもなります。昨年は熱海一泊で思いがけず冬の花火を見物したことはこの「豆の葉」にも書きました。
秋山さんがご病気で入院なさったのは、冬の花火を見物してまもなくのことでした。その後、順調に回復なさって、5月には群像新人賞の授賞式で乾杯の音頭をとられていました。温泉一泊は無理でも秋山会がないのは寂しいということで、今年は新宿で夕食を食べようということになりました。5月にお目にかかったときよりもずっとお元気になられたご様子にほっとしました。
秋山会では、大勢の人がいるので、なかなか秋山さんとゆっくりお話はできないのですが、昨晩はたまたま隣に座ってゆっくりとお話ができました。秋山さんとお話していると、物書きとか文芸に関わっている気持ちの正直なところが話せます。いろいろご存知ですから、話せてしまうのですね。
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