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株式会社
2005年03月02日(水)
渋沢栄一のことを少し調べたことがあります。渋沢栄一は幕末の深谷に生まれた人ですが、明治維新後、たくさんの株式会社を作りました。この株式会社は全てパブリックなものになって、渋沢一族のものにはしませんでした。渋沢栄一は株式会社というものは企業を経営者個人のものからパブリック(公)のものにする仕組みだということをよく知っていたみたいです。
どうして渋沢栄一がそういう考えを持つに至ったのかに興味がありますが、これがなかなか掴めないのです。そういう考えに至るエピソードでもあれば、小説にするのにもって来いの題材なのですが・・・。
ライブドアのニッポン放送株式買収や、西武鉄道の株式虚偽記載事件などの報道や議論を見ていると、株式会社は企業を経営者個人のものからパブリックなものに変える仕組みだという考え方が、共通の基盤になっているとは思えないような展開をしています。そうした土台の考え方に共通理解がないまま、議論が空転しているように見えるのは、私だけでしょうか?
ジュンク堂のテラス
2005年03月01日(火)
3月になりました。まだ、しばらくは寒い日が続きますが、今月も下旬になると陽気の良い日があります。 池袋のジュンク堂の4階にある喫茶室からテラスにでることができます。周囲は池袋の裏路地でビルばかりで決して眺めがいいとはいえませんが、裏町の静かさがあります。なによりも広々としたテラスに流れる空気が気持ちいいのです。ちょっと暖かくなったら、ここで買った本をひととおり眺めるのが楽しみになります。
喫茶室のある本屋さんはいろいろありますが、テラスのある本屋さんはちょっと珍しいです。池袋はジュンク堂、リブロ、旭屋と大型書店がそろっているにもかかわらず本屋さんの町というイメージができません。町全体が本屋さんの町という感じのする神田とは対照的です。西口にあった芳林堂は私にとって懐かしい本屋さんで、年中、ここの階段を上がり降りしていましたが、今では雑居ビルになっています。
ジュンク堂のテラスから見える池袋の裏町はそのまま雑司が谷の墓地や鬼子母神につながっている町です。しんいと静まり返った裏町にそよ風が吹くとここが江戸の町の郊外で、田んぼや畑がいっぱいあった頃ののどかさが風の中に潜んでいるように気がします。きっとその風の吹き抜けて行く方向というのはビルが林立する町になったも変わらないものがあるのでしょう。
神田すずらん通り
2005年02月27日(日)
神田駿河台下の靖国通りは古本屋さんの多い街として有名です。リンクに追加したアジア文庫と東京堂書店はその靖国通りと平行しているすずらん通りのお店です。 新刊本屋さんのほうが裏通りにあるのです。すずらん通りと靖国通りの間にはさらに細くて車の通れない路地があり、喫茶店や古本屋さんが軒を並べています。このあたりはお散歩にはぴったりな地域です。
近年、再開発が進み始めました。再開発で大通りがあり、商店街のある通りがあり、路地があるという三種類の空間が混在する街のかたちがなくなってしまわなければいいのですが。ちょっとそれが心配です。再開発は図面の上で計画がたてられたなと感じさせるものが多いのですが、もともとの街は人の足で踏み固められて作られたところが多く、身体が自然に馴染むような空間ができています。
現在、リンクには加えていませんが、ここには大きな本屋さんとしては三省堂もあり、書泉もあります。古本屋さんはそれこそ数えきれずです。若い主人のいる古本屋さんも路地には何件もオープンしています。
ピュア・ダージリン・ティー
2005年02月27日(日)
インドのコルカタから日本文学研究者のギタ・ニキさんが研修のために日本に来ています。コルカタでインドの文学者とシンポジウムに参加した時にはたいへんお世話になった方です。今回は北浦和にある国際文化交流基金の研修所で短期研修のために来日されました。
どことなくお顔が坂上次郎に似ているので、シンポジウム参加者の間では「あ、あのジローさん」なんて言っています。女性ですから、ちょっとご本人には聞かせられないのですが・・・。研修所では、各国の日本語研究者が合同で日本語の研修を受けているとのことでした。久しぶりにお目にかかって「北浦和なんて何もないところでしょう」と言うと、「それだけ集注して勉強できますよ」というお話でした。
10歳になる娘さんも今回はご一緒ということで、娘さんは仙台のご親戚の家にホームスティをしているので毎週、週末には東京駅まで娘さんを迎えに行ったり、ご自分が仙台まで出かけたりなさっているとの聞いて、ちょっとびっくり。今年は太平洋側でも雪が多いので、お母さんのほうは寒くて困ると言っていましたが、娘さんのほうはそれほど寒さを感じていない様子だというお話に、「やっぱり子どもは強いのねえ」と、感嘆しました。
お土産にピュア・ダージリ・ティーを頂戴しました。このお茶の産地のダージリンでは雪は振ることもあるのだそうです。お茶は少し緑色の茶葉が混じるもので、澄んだ色の紅茶が出ます。爽やかな香りのお茶でした。お母さんのギタさんは学生時代を東京で過ごされているのですが、10歳の娘さんに日本の冬がどのように感じられたのか聞いてみたい気がしました。
押江千衣子さんの絵
2005年02月23日(水)
押江千衣子さんの個展を見てきました。テーマは「はだか」「ヌード」です。押江さんの生命力のある植物の絵がすてきで、個展を楽しみにしています。ベルギーに留学中で、美術学校の授業の一環として描いた「はだか」と「ヌード」が今回の個展に出ている絵です。
水彩画で描かれた人の体系はさまざま。でも、その絵も服を着ていないことに寛いだ感じがして、肩の力が抜けた開放感がありました。あまり適切なたとえではありませんが、露天風呂で寛いでいるときの感じです。見ているだけで、お日様の光を背中に受けてお風呂に入っているような気分になってきます。
雑誌や新聞では女性がモデルの絵が紹介されていますが、男性を背中から描いた絵もありました。すとんとしたはだかの背中の線がきれいな絵です。押江さんが「はだか」や「ヌード」をテーマにするのは意外でした。画廊の人を少しお話をしましたが、ベルギーの美術学校に行かなければ描かなかったテーマだろうということでした。
荒川土手 うさぎがいっぱい
2005年02月20日(日)
ホームレスの人が飼っていたうさぎが、どんどん増えて、今や荒川の土手を壊しそうになっているというニュースを発見しました。うさぎが土手に穴をほり、土手の草を食べるので、うっかりすると堤防の決壊の原因になりかねないそうです。
写真をみると、土手の上には白いうさぎと灰色のうさぎがいっぱい、跳ね回っています。多い時で70匹ほど、現在は50匹くらいのうさぎがいるそうです。最初のつがいの2羽がどんどんどんどんどんどん増えて、これほどの数になってしまったとのことでした。
弱い動物はどんどん増えるのも、種を守る手段のひとつなのですね。「自分」を守るのではなくて「種」を守るという感覚は、人間にもあるのでしょうか?
あなたの常識力を10倍にする本
2005年02月18日(金)
管理人のながしろばんりさんから
「あなたの常識力を10倍にする本」 実業之日本社刊 日本常識力検定協会監修
が送られてきました。ながしろさんがイラストを担当しています。
常識力検定なるものがあるのは初耳でした。なるほど、世の中が変化すれば、常識も変化するので、そういう客観的な評価でできる検定も必要になるのでしょう。
この本、なかなかためになります。ひとおり読んでおくとニュースを聞いたり読んだりするときの基礎知識にもなるし、お祝い事は宴会での振舞い方も出ていると、常識の世界は広いなあと感心します。
今朝の東京は雪になりました
2005年02月16日(水)
雪です。細かい雪や羽のように大きな雪や、いろいろ入り混じって、降っています。
未明には地震もありました。長く揺れ続けていました。内陸型の地震のようです。茨城県震源の地震は数日前にもあったように記憶しています。
雪は大雪になりそうな気配です。春の雪。
グーグルの表紙が
2005年02月14日(月)
風邪を引いて熱を出て、もうろうとしているので、グーグルのバレンタインデーの表紙が、赤い薔薇と白いリボンだとわかっているも、包帯と血に見えてしまいます。ああ、しんど。
ええと、ご報告をひとつ。ようやくメールマガジン創刊号を出せました。「豆蔵通信」です。このホームページの管理人のながしろばんりさんが豆蔵を襲名しました。派手な襲名披露をしたいのですが、なにぶんにも風邪を引いてそうも行かなくすみません。
小説の猫 映画の犬
2005年02月12日(土)
先日、文芸家協会発行のアンソロジー「文学2004」の編纂委員会で「どうしこんなに猫の小説を書く人」が多いのだろうと話題になりました。町田康、笙野頼子、平出隆などなど、みんな猫を描いた小説があります。犬がいないわけではないですが、猫が目立ちます。
昨日、豊島園に映画を見に行きました。予告編を見ているとその名もずばり「いぬのえいが」という映画の予告をしていました。ううん。ここまで来たか!と思わず「ふふふふふ」でした。「さようならクロ」「クイール」などここのところ犬の映画が多かったのです。なぜか猫の映画はない。こちらもまったくないわけではなくて「子猫物語」などがありましたが、今は「犬」です。
今度、馬の話を小説に書いてみようかな?馬だってけっこう人間とは仲良しです。うちで飼っているって人は少ないでしょうけど。
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