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亀の呪い
2005年06月28日(火)
原稿をあせって書いていると、焦れば焦るほど、ああ「亀の呪い」にかかっているなあって、感じる時があります。いつもより「遅い」どうしてこんなに「遅いんだ」って感じで。
これが「亀の呪い」現象です。なんてね。冗談言っている場合じゃないんだけど。
♪もし、もし亀よ 亀さんよ、どうしてそんなにのろいのか♪
まあ、そんな具合なんです。亀さんの歌を歌っているからって仕事をしてないと思わないで下さい。なにしろこれが「亀の呪い」をとく一番良い方法なのですから。
井戸の話
2005年06月27日(月)
館山の家のすぐそばにつるべ井戸のある家があったのをふっと思い出しました。黒いタールを塗ったトタン板で屋根も壁も作った小さな家でした。家の戸口はひとつ。戸口の前につるべ井戸がありました。
一度だけその家の庭に忍び込んで、つるべ井戸にあったバケツを落としてみたことがありました。からんかんかんかんと、派手な音をたててバケツは井戸の底に下りて行きました。井戸の覗き込んでみると、底には黒い水がたまっているように見えたのと、バケツの落ちる音がよく響いたので、誰か大人が出てくるのではないかという不安で、ついにバケツを引き上げることはできませんでした。
その頃は私の家でも井戸水を使っていました。家の中にはモーターで井戸の水を引きこんでいましたが、外では手押しポンプで水をくみ上げていました。ポンプの柄を両手でつかんでじゃんじゃん水を出すと、今日のようにあつい日はほんとに気持ちが良いものでした。
井戸水は夏は冷たく、冬は暖かいのです。
うさぎとトランペット2刷り
2005年06月26日(日)
おかげさまで「うさぎとトランペット」もたくさんの方に読んでいただているようです。品切れになっている本屋さんもあったようですが、6月25日つけで2刷りが出ました。もう本屋さんに並んでいることだと思います。
それから「楽隊のうさぎ」新潮文庫版も4刷りが出る予定になっています。こんなにたくさんの方に読んでもらえてうれしいです。
ついでに朗読会の追加のご報告。ネットの演劇サイトに「豆畑の朗読会」のことが載ってました。「まったくうまさはなく、作品の良さが伝わって来ない」という評価でしたが、裏町の小さな画廊の朗読会を見ていただいていたんだなあとなんだか感心してしまいました。サイトの名前を覚えていればよかったのですが、ごめんなさい、忘れました。プロの役者さんと比べられるなんて!オリンピック選手と比べられた水泳初心者の心境でした。
エルメスの茶碗
2005年06月25日(土)

エルメスのマグカップをプレゼントされたのは電車男ですが、こちらは私が自分で買ったエルメスの茶碗。ナイルというシリーズのひとつですが「ライスボール」という表示があったので茶碗もあながち間違いではないでしょう。日本向けのパーツかもしれません。 エルメスは革製品やスカーフが有名で磁気はいまひとつ魅力を感じませんでしたが、この茶碗、写真では見にくいかもしれませんが、横から見ると内側のハスの花の茎が、ぐるりと回って、外側の葉の茎と繋がっているように見えます。そんなマジックに騙されてつい買ってしましました。これで紅茶を飲んでいます。
去年の「豆の葉」
2005年06月24日(金)
去年(2004年)長崎で小学生が犯人の殺人事件があった時に「豆の葉」に何か書いたかなと見直してみました。なんとも凄惨な事件なので書きようがないという感じだったみたいです。
話は変わりますが、イラクを占領していたアメリカが主権移譲をしたのは昨年の6月末でした。抜き打ちの主権移譲で、日本政府も事前には知らされてなかったのです。これに腹をたてて、自衛隊をイラクから引き上げる時期を明確にしたほうがいいということを書いていました。それから一年。イラクのサマーワで自衛隊を狙った爆発事件がおきました。
今年12月には自衛隊を撤退させるという話がちらりほらり出ています。かなり確実な計画のようです。イラクへの派遣を反対した民主党も、撤退の時期について、政府にどのくらい迫ったのでしょうか?なんかだ、あまり議論もなかったように思えるのですが。
飲酒議員を問題にしてみたり、審議拒否をしてみたりそんなことばかりが目だってしまうのは、報道の仕方が悪いのでしょうか?
6月って
2005年06月23日(木)
朗読会が愉快だったんで、あんまり深刻なことを書きたくないなあって思ってます。でも6月って、なんだかすごく深刻な少年事件が多いような気がするのは、気のせいでしょうか?今日の新聞の夕刊に載っていた少年の親殺しの事件の一覧を見ると6月に限らないのですが・・・。
夕方、成増の駅のほうに買い物に行ったら、新聞記者が中学生や高校生の談話をとってました。私は車の運転席からそれを見ていたので、どんな話をしていたのかはわかりません。でも、新聞記者の身なりがよくなったなあと思わず感心。支局の人か社会部か、いずれにしても若い記者でしょうけれども、昔よりもおしゃれになってます。
そう言えば、JR西日本の事故の時、ものすごい居丈高な発言をして問題になった某新聞の記者も背広はけっこういいのを着てたなと思い出しました。背広っていう衣服は不思議で、緊張感があると安物でも上等に見えたりするんで、そのせいでちょっと良く見えているのかもしれないんですが・・・。やや複雑な感じ。
アメリカでおきたカード情報流失事件はそれこそ一時間ごとに、日本での被害額も百万単位、千万単位、億単位とどんどん膨れ上がっています。これもなんだかこれだけじゃあ済まない感じ・・・。こっちのほうはご近所の大事件じゃなくてうちの中の大事件かもしれないってところが嫌です。新聞に載る億単位の被害額と比べれば少ない金額でもうちの家計じゃ大打撃ってことだってあるから。
空梅雨だけど、ちょっと曇り空っぽい6月です。
板橋管理人殺害事件
2005年06月22日(水)
おとといの大事件にはこんな名前が付いた様子です。山口県光市の高校で教室に爆弾が投げ込まれた事件があったばかりですが、この事件も少年事件と見られています。両親を殺害したあとで、部屋に都市ガスを充満されてタイマー付きの時限発火装置を使って爆発させたようだと報道されています。行方不明になっていた長男が群馬県草津市で保護され、警察は逮捕状を請求しているという報道が流れています。(22日午前)
今の都市ガスは突然、ガスが大量に噴出するとボールで噴出孔をふさぐ仕組みになっているのだそうです。ですから爆発をさせるには時間をかけて少量のガスを出してから発火させなければ爆発しないということでした。ガス漏れ警報装置もきっとついていたでしょう。
爆発についての知識を豊富に持っていたということでしょうか。ネットの検索システムを使えば、それほどの苦労なくこうした知識を手に入れることができるのは想像できます。同じ知識を図書館などで手に入れようとすると大勢の人の目を意識しなければならないのですが、ネットだとひとり孤独に知識を手に入れることができます。
私も中学から高校それに大学生の前半くらいまでは、一人でいるのが好きでした。学校で群を作るような感じの仲間が嫌いでした。ただ、最近では人間は一人で知識を得たり、ものを考えたりするのはよくないことじゃないかなあと考えるようになりました。友でも敵でも師でも後輩でも、ともかく誰がそばにいるだけで、自分を暴走から救い出せるのではないかしら。逆にみんなでなんとなくつられて暴走してしまうなんてこともあるにはあるのですが・・・。
個人情報保護法
2005年06月21日(火)
ご近所の大事件もさることながら、アメリカでおきた個人情報の流失事件は日本のカード利用者にも大きく影響しそうな様子です。ひょっとすると私にもかかわりがでてくるかもしれません。ビザもマスターも利用者のひとりですから。
個人情報保護法というのはもともとこうした事態に備えるものであったはずですが、なんだカヘンテコリンなことになっています。以下、個人情報保護法が施行されてからの「なんだそれ!」
明治大学へ必要があって成績証明を取りに行きました。3月31日までは私は明治大学政治経済学部非常勤講師でもありました。もちろん、学部の職員さんとは顔見知り。どころか、学生時代から知っている顔です。で、「本人証明」が必要ということで、ううん、困ってしまいました。お互いに本人であることは充分、わかっているんですが・・・。なんだそれ!
マンションの敷地内に放置されたバイクの持ち主を知るために市役所に問い合わせをしました。「個人情報なのでお教えできません」というお返事。かわりに市役所から持ち主へ連絡してくれるということでした。同じマンションの住人の持ち物であることまではわかっているのですが、それ以上は教えられないのだそうです。 なんだそれ!
火災や地震などの災害の時に備えて、マンションにどのような人が住んでいるのか知りたいのですが、これが個人情報ということでなかなか調べられません。ご老人はいるのか、介護の必要な人はいるのか、小さい子はいるのか、こういうことが解ってないと集合住宅では、災害時に対応がむずかしくなってしまいます。でも個人情報保護法が・・・。 なんだそれ!
この法律は施行前から欠陥や不備がたくさん指摘されてました。ほんとうはデジタル社会の中で個人の情報をどう守るかが法律の目的であったのに、ジャーナリズムから政治家のプライバシーを守る方向へ、奇妙なかたちで改変されました。 これが最大のなんだそれ!です。
こんな法律を作るとそのうちに誰も法律を守ろうて思わなくなっちゃうよ。
大事件
2005年06月20日(月)
大事件と言ってもまだ私はヤフーのニュースで見ただけなんですが、うちの近くでビルの管理人さん夫婦が殺されて、さらに、部屋に灯油をまかれ、ガス菅が切断されて、爆発するというものです。
息子が現場を通りかかってもうすごくかわいい新聞記者の女の人がいたと興奮してました。事件に興奮したのか、かわいい新聞記者に興奮したのかよくわかんないのですが・・・。
それにしても物騒になったもので。うちの子供たちを出産した産院のすぐ目の前です。
(追記)どうも息子は爆発直後に自転車で現場を通りかかったらしい。まだ消防車がぞくぞくと集まっていたみたいです。で、目の前で非常線の黄色いテープを張られてアルバイト先へ行く道をふさがれてしまったという話でした。
(追記)21日の新聞では15歳の長男の行方がわからなくなっているとのことでした。あああ。
マンションの草刈しました
2005年06月19日(日)
今年はマンションの自治会長を引き受けてしまいました。いまさら、女性で初めてなんて、珍しくなくなりましたが、案外、自治会長なんてのはまだ女の人が少ないのです。で、私の住むマンションでも女性の自治会長は初めてです。
今日は毎年恒例の草刈でした。マンションの敷地全体の草刈をしました。あじさいの花の盛りで、これを刈られてはつまらないので、あじさいの花が終わったら、私が刈り取るということで、残してもらいました。
草刈が終わってから、小さな子どもたちが荷物を運ぶキャスターで遊んでいたので、子どもを乗せたまま倉庫にキャスターを仕舞うふりをしました。 「倉庫の中に仕舞って、鍵をかけちゃうと真っ暗だよ」 と冗談を言うと、なにやら足元にしがみつく暖かな体温。小さな男の子が青い顔で 「お姉ちゃんを倉庫にしまっちゃだめだ」 と本気で怒っています。ちょっぴり倉庫に入ってみたかったお姉ちゃんが、「大丈夫、大丈夫」と言っても男の子は口を「へ」の字にして怒ってました。
で、とうとう泣き出しそうになり、お姉ちゃんが 「一緒に倉庫に入ろう」 と言っても首を横に振ります。やあ、つまんない冗談を言ってしまいました。小さな子って、冗談が通じないのですね。結局、どうしたかというと、キャスターの上にいた子どもたちの期待にこたえて倉庫に突入しました。いつもはは入れない倉庫に入って大喜びのおともだちを置いて、お姉ちゃんはあわてて泣いている弟のところに飛んで行きました。そして泣いている弟をお姉ちゃんはおんぶしていました。
あの坊やには、私が太った鬼婆に見えたことでしょう。しかも腰には草刈鎌の入ったケースをさげていたし。倉庫の中で「なんておいしそうな子どもたちだろう」と舌なめずりをして包丁を磨いているデブ鬼婆の夢をあの坊やは見るかもしれません。きっとその鬼婆はパナップル模様のアロハを着ているに違いありません。
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