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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

申京淑さんの「離れ部屋」

2005年07月03日(日)

 申京淑さんは韓国を代表する女性作家です。90年代に若い世代の新感覚の表現する作家として絶大な人気を博しました。6月に日本で出版された「離れ部屋」(安宇植訳 集英社)は申京淑さんの長編2作目です。

 経済的に豊かな社会に相応しいセンチメントを表現できる作家だと思います。とりわけ「離れ部屋」は重要な作品です。日本のみならず、アジアやアメリカで韓国映画が注目を集めていますが、映画のような多くの人を動員するコンテンツを支えているのは、文学創作の力が新しい感覚を切り開いているからだと思います。

 来週の日曜日(10日)法政大学で申京淑さんと津島佑子さんの対談があります。また同じ日に川村湊さんと野崎歓さんの韓国映画を巡る対談もあります。お時間のある方はぜひ起こし下さい。

2005年7月10日(日)
法政大学ボアソナード・タワー26F スカイホール
15時開場 対談開始15時30分 18時終了予定
 入場無料(どなたでも入場できます)

「対談 韓国 文学と映画をめぐって」
 自伝的なるものとフィクション
 津島佑子と申京淑
 東アジアの映画世界
 川村湊と野崎歓


主催 法政大学国際文化学部 協力 集英社

 優しい声で話す申京淑さんに久しぶりにお目にかかるのが楽しみです。

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