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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

戦後政治の総決算

2018年12月03日(月)

 戦争が終わって生まれた団塊の世代(S22、23、24年生まれ)が70歳を超えた。もうすぐ後期高齢者。人口のボリュームゾーンであることに変わりはない。団塊の世代というと全共闘世代と重なり、大学進学した全共闘世代のほうが目立つが、中卒の集団就職を経験した世代でもある。人数から言えば、受験戦争をくぐった大学進学組よりも、中卒で集団就職をした人のほうが圧倒的に多い。64年(S39)の東京オリンピック前の都市に働きに出た少年たちと、オリンピック後に都市部の大学に進学した青年の見た光景は、まったく違うものだったことだろう。経済の高度成長期だ。
 戦後政治の総決算と安倍総理は言う。本気で戦後政治の総決算をするなら、この終戦直後に生まれ、少年として高度成長期を担った人々の晩年が安らかに過ごせるような社会制度を作るのが、実際的な意味での戦後政治の総決算だ。15歳から税金を払い続けた人々にどう報いるのかが大事だろう。未成年でさまざまな制約を受け、選挙権もないくても収入があれば税金の支払い義務は生じる。集団就職で職につき15歳から税金を払い続けた人々を無視するような政策を打つ安倍政権は忘恩の徒の集団だ。

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