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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

9月1日 横網町公園 朝鮮人犠牲者追悼式

2018年09月02日(日)

 横網町公園の朝鮮人犠牲者追悼式典へ。JR両国の駅から歩道には屋台がたくさん並んでいました。横網町公園で秋季大法要があるからかしら。お縁日の感じ。横網町公園は元陸軍被服廠跡地が公園となっていたが関東大震災の時、大量の犠牲者が出た場所。東京大空襲ではご遺体の仮安置所ともなった。朝鮮人犠牲者追悼式典の参加者は700名とのこと。これは記帳した人の人数かもしれない。もう少し多くの人が集まっていた。取材のNHKなどのテレビ、朝日新聞、毎日新聞などの記者の姿が見えた。東京都知事は朝鮮人犠牲者追悼式典に出席すべきだ。犠牲者を追悼することは加害者を出さないという姿勢を明瞭にすることになる。
  「星の王子さま」に「おとなというもの、は数字がすきです」という一節がある。数字を聞くと分かったような気になってしまうという現代人の気質をさしている。この性質を逆手にとっているのが、朝鮮人虐殺や南京大虐殺を否定しようとする人々。まず犠牲者の数字に疑義を挟む。数字が間違っていると、数字が誇張されていると主張する。犠牲者の数字に疑問があることから、出来事そのものが「捏造されたものだ」と主張するようになる。犠牲者の数がはっきりしないことが、出来事の悲惨さを物語っているとは考えない。こんなカラクリに数字のすきな大人が騙される。「星の王子さま」のひそみにならって言えば「おとなの人たちがよくないからです」ということになる。こんなカラクリに騙される政治家は、政治家としての見識がないわけだ。

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