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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

卒業おめでとうございます。

2021年03月26日(金)

4年生の皆様、卒業おめでとうございます。「禍福はあざなえる縄の如し」「人間万事塞翁が馬」「楽あれば苦あり、苦あれば楽あり」と申します。若い時は年上の人がこんなことを言うと「なんていい加減なんだ」と内心呆れておりました。皆様もそうお思いになるでしょうか?きっとそうでしょう。でも、100年に一度あるかなにかの大災害の年に私が思いつくのは若いころ、年上の人から聞いたこんな言葉ばかりです。古典は天変地異と疫病がしばしば次の時代の秩序を作り出す大きな原動力になったことを語っています。きっと人類はそのように大きな宇宙の摂理に向かい合うことで、人間的な力と知恵を磨き上げてきたのでしょう。そして、それはこれから新しい時代を作り出す仕事を担う若い皆さんのお力にかかっています。「禍福はあざなえる縄の如し」「人間万事塞翁が馬」「楽あれば苦あり、苦あれば楽あり」と年上の人はてきと〜なことを言うもんだなあと、苦笑いとともにこの言葉を思い出していただければ幸いです。えらい目にあった時、応急処置的な薬になったりすることがあります。諸君の御活躍と奮闘を期待します

   
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