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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

もうちょっとで夏休み。でも税金の話。

2019年07月29日(月)

ぽつぽつと税の運用改正の説明を聞いているうちに個人営業の商店や会社が街から消えた理由が分かってきた。
 2004年に消費税の免税が売り上げ3000万円から1000万円に引き下げられたのは、個人経営の事業主にとっては大きな痛手だったのではないか。
 直間比率の見直しで始まった消費税。大企業は所得税率の引き下げなどで、直間比率の見直しの恩恵も受けられたが、小規模事業者はその恩恵もない。売上免税を1000万円に引き下げ、こんどはインボイス制度で、免税業者との取引を困難にする。結局、消費税の売り上げ免税はなくなるのと同じになる。 
 フリーランスのライター、個人事業者のお笑い芸人さんも消費税の課税業者になってインボイスをとらないと仕事がしにくくなるかも。
 街は個人商店が店を閉め、コンビニが軒を並べる。で、コンビニ経営者は事業者であっても、自分の仕事のやり方の自己決定権は持ってない。労働者ではないから労働法の保護は受けられない。と、だいたいそういうお話なんですね。
 喫茶店はどんどんチェーン店になったけど、さすがにバーはまだ個人営業とも言ってられない。よく考えてみるとけっこうチェーン店の飲み屋さんが増えている。煩雑な税務上の経理処理を、店を切り盛りしながらやるのは負担が大きい。結果として利益はチェーン店を出している親会社に持っていかれる。
 利益は金銭的利益だけではない。働きたい時に働き、休みたい時に休む。気に入らないお客は追い出す。そういう一国一城の主の気概も利益のうちに数ええてもいいんじゃないかな。

   
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