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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

那覇から高江へ

2017年01月29日(日)

那覇で100日間以上の長期身柄拘束をされている高橋さんに接見してきました。お元気ですと言いたいところですが、ちょっと気になる症状が出ていました。右手の甲、小指と薬指よりやや下がったところが、こんもりと腫れていました。腫れだした時には痛みがあったそうです。現在は押すとじいんとした痛みを感じるということでした。北部病院で診察を受け原因が分からないので大学病院での診察を受けることを勧められたとのことでした。那覇で拘束されているのですが、大学病院での診察はまだ認められていないそうです。長期に渡る身柄拘束は不当であり、早期の釈放を願っています。

高江にも行ってきました。写真は高江北部の高台から、かつて材木を積みだした港を見下ろしたところ。この高台に明治の末に最初の学校が作られた記念碑がありました。かつて高江は陸路がなく海路を使っていたそうです。本島北部特有の赤土がかおを出している崖がありました。緋寒桜は2分咲き。この桜が咲くころは雨の季節。

島バナナとオスプレイ

2017年01月21日(土)

 新沖縄文学賞の授賞席出席のため沖縄へ行ってきました。高校時代の知人に南部戦跡と北部の高江・辺野古へも足をのばしてきました。
 今年の沖縄本島は台風の直撃がなかったので、島バナナはよくできたそうです。ブーゲンビリアも花盛り。黄色い実は「台湾〜〜」と言うのだと教わりましたが、覚えられなかったので、あとで調べておきます。高江で沖縄そばを食べた「むーらん」をいうお店の庭先で撮影。
 高江では建設中のヘリパッドが注目されていますが、すでに完成して使用されているヘリパッドが複数あり、「ムーラン」の近くにはN4と呼ばれるヘリパッドで軍用ヘリやオスプレイが離着陸の訓練をしていました。最初から「ベテラン」はいないわけで、どんなベテランパイロットも最初は初心者。軍用ヘリやオスプレイの離着陸訓練をしている高江上空は「空の教習所」でした。
 初めてヘリモードで低空を飛行するオスプレイを見ました。唸るような音で飛行していました。

スキャンダルとフェイクニュース

2017年01月12日(木)

ロッキード事件発覚は1976年2月。それから41年目。昨年は田中角栄の本がよく売れたそうだけど、「政治と金」というテーマがパターン化したスキャンダルになった嚆矢がこの事件。以来、政治家追い落としのために「政治と金」のスキャンダル報道が使われるようになった。
 一方で新しく登場したのが、デジタル技術を使ったフェイク・ニュース問題。フェイク・ニュースはトランプ氏当選の米国大統領選挙で注目を集めるに至ったけれども、すでに日本ではヘイトのネタを作り出すフェイク・ニュースはまとめサイトに蔓延していた。「在日特権」「慰安婦」「沖縄差別」など数えきれないほどのフェイク・ニュースがまとめサイトでくり返し流されている。
 菅野完氏に関して「疑惑多い経歴『菅野完著「日本会議の研究」の狙いと虚構』と題した冊子が国会議員に配布され、出版差し止めの仮処分が認められたというのは、どちらかと言えば前者のスキャンダルを流して相手を潰すという旧来型の手法に属しているように見える。
 東京MXテレビの「ニュース女子」でののりこえねっとと辛淑玉氏の誹謗中傷報道はローカルテレビ局を使った典型的なフェイク・ニュース。
 スキャンダルによる敵の追い落としとフェイクニュースによる追い落としとこのふたつに、情報取得に慣れていない人々の興味関心が加わり三つ巴の様相を呈してきている。新聞でも記事と広告の区別がついていない読者はわりに多いのだけど、そこにネット情報やデジタル化で多局化したテレビが加わるわけ。これは物凄い戦いをまのあたりにすることになりそう。

ローストチキン

2017年01月03日(火)

 昔々、お腹に詰物をしたローストチキンを作ったことがある。うちで子どもが小学生時代。丸鶏は売ってなかったので別注。詰物は栗、糯米、松実、玉葱、パセリなど。オーブンがないから中華鍋で焼いた。息子も娘もこれは衝撃の体験だったようで記憶していた。「だってお尻から詰めるんだもの」って。
 詰物をした丸鶏のローストチキンは手間がかかるから1度試みただけ。「お尻から詰める」という衝撃の体験をした子どもたちは「あれは美味しかった」と、その味も覚えているみたい。オーブンを買おうかな。孫にも衝撃の体験をさせちゃおうかな。

謹賀新年

2017年01月03日(火)

 暮れの27日に家の中でころんで膝のお皿をちょこっと欠いてしまいました。今は簡易な添え木で膝を固定している状態です。

 本年の皆さまの御多幸をお祈りいたします。

   
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