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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

今日の空

2007年10月31日(水)

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 昨夜、遅くに静かな雨がふりました。さびしい雨でした。今日の空です。画面のしたのほうに伸びているのは、家の向かいの丘の上に建設中のマンション工事のクレーンです。

日が短くなるには少し早いけど

2007年10月30日(火)

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 秋の夜は、闇の色がだんだんと深くなってゆきます。

メガネ めがね 眼鏡

2007年10月28日(日)

 眼鏡をかける。
 スーツを着る。
 電車に乗って通勤する。

 いろいろあった願いの中で、上記の3つはパッケージで願っていたことなのですが。秋口に眼鏡を作って三つの願いがかなったにもかかわらず、楽しくない(ブスッ)

 で、高校生の時からの人生の楽しみがひとつ失われてしまいました。

 カップラーメンを食べながら本を読む。

 眼鏡が曇ってこれができないの。高校に入る前はカップラーメンがありませんでした。

 以下、なぜか眼鏡をかけるのがばかばかしく感じられる場面。

 駅の売店で週刊誌を買って電車の中で読む。(わざわざ眼鏡を出して読むほどのことはないだろうと思われる。でもなぜか眼鏡がないと字が読めなくなっている)
 トイレの中で読む新聞(あ、眼鏡がなくては読めないよ!と気づくのだけど、そのときはわざわざ眼鏡をとりに行くのが面倒になっている)

 極めつけ 最悪のパターン
 競馬場で読む競馬新聞。オークスの時は眼鏡なしで読めたいいたのに?何でだ。
 しかもオッズの掲示板は近いところ用の眼鏡では読めず、遠いところ用の眼鏡にかけかえなくてはならない。眼鏡をかけかえるために、かばんから眼鏡を入れたり出したりしていたら、那覇で買ったお気に入りのスカーフを落としてしまった。ああん(泣)

 そういうわけで今日は天皇賞に行ってきました。

沖縄の緋寒桜

2007年10月24日(水)

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 新沖縄文学賞の選考会の会場になった料理屋「美栄」で、今年が開業50周年だと、お祝いの絵葉書をいただきました。「美栄」は木造二階建て。屋根は沖縄の赤い土、鉄分が多いのだそうですけど、その赤瓦をしっかりと白い漆喰でとめた屋根を持っています。軒の低いがっしりとしたつくりは台風の多い沖縄ならではの造作でしょう。

 今では周囲を鉄筋コンクリートの建物に取り囲まれていますが、それでも、二階座敷には良い風が入ってきます。高層建築が当たり前になってしまうと、こういう木造の家はものすごい贅沢になってしまいます。

 絵葉書に描かれている赤い花は2月頃に咲く沖縄の緋寒桜です。この花の咲く頃に沖縄に言ってみたいなあと思うのですけど、まだ一度も出かけられたことがありません。

伊藤さん、カルフォルニアのお宅はご無事?

2007年10月24日(水)

 伊藤さん、伊藤さん、
 カルフォルニアの山火事、すごいみたいですね。伊藤さんちは大丈夫かしら?

クバの草履

2007年10月23日(火)

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 那覇のお土産です。25年前に沖縄に初めて行った時、クバの葉で作った扇、クバ扇(クバセン)が珍しくて買ってきたのを覚えています。クバは棕櫚のような植物です。

 で、今回、クバの草履を見つけました。ベランダで洗濯物を干す時にこれを履いていると楽しくなりそうです。

 台湾に行ったときの、サンダルの種類が豊富なのがうれしかったのですが、沖縄はサンダルに加えてビーチサンダル、草履など素足で履く履物を豊富な種類の中から選ぶことができます。

泊港

2007年10月22日(月)

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 沖縄は新沖縄文学賞の選考会でした。昨年は夏に岡本恵徳さんが亡くなられて、大城立裕さんと二人の選考でした。那覇に到着すると眉毛の長かった岡本さんのお顔を自然と思い出しました。

 今年から琉球大学の山里勝巳さんが選考委員に加わられることになりました。山里さんとは初対面。選考の結果は主催の沖縄タイムスのホームページでどうぞ。

 宿泊は泊港のホテル。写真は泊港です。この港からは、島々に渡るフェリーが出ています。港のターミナルのビルにホテルがあるのは理解できるとして、なぜか防衛省関係のお役所も同じビルに入っています。

 で、港のデッキにはマンゴージュース屋さんが出ていました。久しぶりに何もしなくて良い時間ができたので、マンゴージュースを飲みながら、港を眺めていました。

 マンゴージュース屋さんは「寒くなりました」と挨拶をするので聞いてみるとフラッペ(カキ氷)はあと10日ほどで終わりにするということでした。港の売店でなにげなく買った週刊文春は、先週、飯田橋の地下鉄の売店で買ったのと同じ号(つまり一号遅れ)でした。良いお天気で、気温はたぶん25度くらいはあったでしょう。

変わった花

2007年10月21日(日)

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 那覇の福州園で変わった花を見つけました。

夕焼け・昼下がりのテレビ・今日の雲

2007年10月19日(金)

 水曜日(17日)の夕焼けはすばらしいものでした。ちょっと気味が悪くなるくらい。法政大学ボアソナードタワー26階にいたのですけど、東京中がピンク色に染まるような夕焼けでした。携帯電話を持っていたのですから、窓越にでも撮影しておけばよかったなあと後悔しています。
 窓のそばに寄って夕焼けを眺めている人がいたのでちょっとおしゃべりしました。日本語のイントネーションが、ネイティブと違う感じでした。たぶんどこかの国から来た留学生か研究者でしょう。

 話は遡りますが、火曜日に長年、考えてみると30年間もお付き合いいただいた税理士さんが亡くなられたというお知らせをいただきました。私の母の同級生のお兄さんでした。86歳というお年で、お葬式は逗子でした。母は金沢八景の関東学院の卒業生でした。だから「逗子」なのかと、改めて初めてお目にかかったときのことを思い出しました。私はまだ大学の一年生でした。

 今年の春先に体調を崩されて入院なさっていた時、お見舞いにうかがうと、お孫さんの書いた絵を見せていただきました。
「この子と僕はちょうど80年、歳が違うの」
 そうおしゃっていました。
 戦争中に軍馬の世話をしたことがあるというお話も聞いたことがありました。
 いつだったか。「これまで経験なさっていちばんひどい不況はいつのことですか?」とお尋ねしたら「そりゃあ、終戦の時だよ。みんな、何もかも焼けちゃってなんにもなかった」と答えられて驚いたことがありました。バブル崩壊なんて騒いでいた頃のことだと思います。


 18日は横須賀線で逗子まで出かけました。で御出棺をお見送りして、逗子の駅まで戻り、そこで喫茶店に入りました。大きなくすのきのある喫茶店なのに、なぜか名前は「ほるとの木」でした。ほるとの木は常緑樹で、一年中、緑の葉が赤く染まってほろほろと落ちます。母の実家には大きなほるとの木があります。沖縄などではほるとの木が街路樹として並木になっている通りもあります。

 このごろは喫茶店でも禁煙なんて店が多くなってきたので、なるべく昔からやっていて、今でもマッチをくれそうな店を捜して入るようにしています。で、黄色いペンキが塗られた喫茶店に入ってみるとカウンターの中には二人の白髪の女性がいました。どうやら二人でお店をやっているみたいです。で、テレビがついていて、ボクシングの亀田選手の謝罪会見を取り上げたワイドショーが流れていました。
 テレビの画面では企業の危機管理の専門家が謝罪の仕方についての解説をしていました。言葉の使い方、頭の下げ方、服装、態度、こまごまと解説をしていると、コーヒーをついでいた方の女性が
「そんなことができるくらいなら、こんな騒ぎは起こしてないの」
 と独り言を言うので、思わず笑ってしまいました。
 もうひとりの女性は
「この子、絵がうまいんだって。だから繊細なんだよきっと。そういう顔してるもん」
 と言っていました。お婆さんというものは、ほんとうによく見ているもんなんだあと感心してしまいました。

 それからまた横須賀線にごとごとと乗って、新川崎の先にある薄野原を気持ちよく眺めて東京駅に戻ってきました。

 昨日は良いお天気だったけれども、今日の東京は曇り空。少し寒いくらいです。9月に韓国の梨泰院で作った革のコートをそろそろ着てもいいかなという陽気になりました。

うずくまる香炉

2007年10月09日(火)

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 ソウルで買った香炉です。

 中国の品物だそうです。最初に入った骨董屋さんで買いました。白い髭をはやした日本語を話すおじいさんと息子さんで骨董屋さんをやっている店でした。

 どうも今回は丸いものに目がゆきました。まるみの感じが好きですぐにこれに決めようとおもいました。なんとなくおしゃべりな感じのする香炉です。

 どこかの家の仏壇で、いや、儒教だから仏壇とは言わないかもしれないのですが、ともかく、並んだお位牌をあいてにぶつぶつ何かをずっと言い続けてきたような感じです。もしかしたら、この香炉は中国語も韓国語も理解できるのかもしれませんが、まだ日本語には通じていないのでしょう。

 なんか言いたそうなんだけど、通訳がいないなあと思っているような感じで、うずくまっています。

どれどれやってみよう

2007年10月08日(月)

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豆ちゃんが教えてくれた方法で写真を掲載しました。
あ、ちゃんとできたよ。

 というわけで、城戸朱理夫妻とでかけたソウルの骨董街で購入した壷をやっとお目にかけることができます。

 城戸さんによると、この壷は日韓併合時代のものだそうです。なんでそれが解るのかというと、青いぼたんの花に緑の葉という図柄の流行があったことと、緑の葉の染料に特徴があるのだそうです。

 で、この壷は悩ましかったのです。何が悩ましいと言って買った時は「あ、あれがいいや。なんとなくイタリアっぽい」くらいの軽い気持ちだったのですが、その跡、なんだかばかな買い物をしたんじゃないか?という疑念にさいなまれました。

 壷は新聞紙で包んでもらい、さらにそのうえにぷちぷちで保護してもらいました。だから、見ないで、悩んでました。家に帰ったら「なんでこんなものを買ったのだろう?」と後悔するんじゃないかしら?とずっと思っていたのでした。飛行機の中でもそれを考えていました。
 
 で、家に帰ったら、なんとなく昔むかしから家にあるみたいな感じで収まったので、ほっとしました。なんでもない普通の暮らしの人の好みというところなのでしょうか。赤い実のなる枝をいろいろ買い集めてきて、挿したら、これまたよく似合っていました。

 だから、ほっとして気に入っています。

かわいい鯛焼き

2007年10月07日(日)

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 いただきもの鯛焼きのお菓子です。かごの中に七匹の鯛焼きが並んでいました。で5匹は私が食べて、1匹を息子が、1匹を娘が食べました。

お誕生日 るん!

2007年10月06日(土)

 ゼミ生に巨大バースディケーキでお祝いをしてもらいました。ケーキは50センチ×50センチ×15センチくらい。ええと最初に見た時はそれが食べ物だとは思えませんでした。段ボールの箱に粘土のクリームで飾りをつけたみたいな、そんな感じで思わず「これって食べられるの?」と聞いてしまいました。

 「もちろん食べられます。48人分あります」

 答えを聞くと、じゃあケーキの断面はどうなっているんだということが気になって、そっさく切ってもらいました。で、ものすごく分厚いバタークリームの層がスポンジケーキの間にあることを発見しました。

 食べました。48人分を12人でおいしくいただきました。アメリカンサイズのパーティケーキ。わざわざ横浜から電車で運んでくれたかりんちゃんありがとう!

 今になって思えばカメラ付き携帯を持っていたんだから写真をとっておけばよかった。ゆんゆん、もし写真のデータを送れるならば、私にデータを下さい。

買いました。

2007年10月04日(木)

 伊藤さん、無事、熊本、ご到着のご様子。なによりです。

 私もまえまえから不思議に思っているんですけど、ネットやパソコンが出てきてから異常に忙しくなってます。なんでだろう?

 あと今年はほんとパソコンをやたら買いました。

 2月にウィンドウズのビスタを。
  これは家のパソコンの調子がおかしくなったので大急ぎで買ったのですけど、今は子どもふたりにすっかり占領されています。

 4月に「牛丼」パソコンを。
 現在、使っているのはこれです。まめちゃんと秋葉原を見物にいって、パソコンのほかにデジカメと電子辞書を買ったのですが、デジカメも電子辞書もなぜか息子の部屋に移動しています。

 7月 大学の研究室にパソコン一式(モニターやプリンターなど含む)
  なるべく小さいのをと要望して、さがしてもらったらパソコン本体は25センチ×25センチくらいの水色の箱になりました。プリンターも持ち運べるほど小さいし、キーボードは無線だし、これが一番優れています。
 もちろん「超漢字」もインストールしました。いざというとき(つまり静岡新聞連載の締切りがぎりぎりになった時)研究室でも仕事ができるようになっています。が、今のところ使っているのは助手の深野さん。

 私は深野さんに聞かないと使い方も良くわからない状態。

 8月に新聞連載のアシスタント用ノートブックパソコン。
 今度の連載は朴文順さんにアシスタントを御願いしています。原稿を書くには書いたけれども送稿を忘れていたなんてことが過去の新聞連載ではありましたから、書いた原稿のあと処理(原稿整理や送稿など)を御願いしています。で、同じ「超漢字」を持とうということになって、ノートブックパソコン(通称アシパソ)を用意しました。

 7月の研究室と8月のアシパソは最近、パソコンのコンサルタンとを始められたつくまさんに面倒を見ていただきました。

 そんなわけで、ほぼ2ヶ月に一台づつパソコンを購入したことになります。

 で、昨晩、気づきました。時々、原稿枚数を間違えるのですけど、その原因は、パソコン画面だったみたいです。今、使っている「超漢字」は画面に400字詰め原稿用紙が表示されるのですが、この400字詰め原稿用紙には、中央の折り返しの表示がないのです。で、2、5枚の原稿を書こうとすると2枚と10行でとめなくてはいけないのですが、これがだんだん分からなくなってくるのです。400字(原稿用紙一枚)の区切りなのかそれとも200字(原稿用紙半分)の区切りなのか?
 
 新聞連載の場合は一日分づつの長さで書いてゆくので、この分量を量る指標はすごく大切になります。あとでパーソナルメディアの加茂さんに報告しなくちゃ。

 締切り間際というか、原稿を書き始める直前って、ばぜか猛烈に買い物をしたくなるのは伊藤さんと同じです。だいたいお金のない時は「食べ物」を、お金のあるときは「洋服」を買っちゃうんですけどね。でも、そういう時にパソコンを買いたいって思ったことはありません。パソコンはあくまで仕事で使うからって感じですね。あ、そうだ、10月になって携帯を機種変更しました。デジカメを息子に持っていかれちゃたから、カメラ付きの携帯のカメラの性能が高いのに変えました。

 ただ、なんだか画像のデータ量が大きいので、ここにアップする写真がうまくとれずにいます。デジタル機器って買ったあと、やたらに悩まされます。

  

   
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