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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

寺山修司記念館へ

2019年09月02日(月)

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 ひさしぶりに八戸へ。八戸から三沢の寺山修司記念館へ。八戸は秋の気配。女郎花やコスモスの花が盛りを迎えようとしていました。ホテルのテレビの韓国報道。画面にじっと見入っているご年配の方の姿もあり、まともな報道がされない奇怪な事態になっているなんてと困惑。どうしたらいいんでしょうねえ?
 お土産はおしる煎餅。煎餅汁を作りました。
 「シャッター商店街」という言葉を耳にしてからかれこれ20年以上たつ。今はもうシャッター商店街ですらない。櫛の歯が抜けたような空地。崩れ落ちる寸前の廃屋。そんな建物が並ぶ商店街も珍しくない。そこに消費税率アップ。インボイスの導入。個人事業者はもういらないという政策。大店法改正で大型店舗が進出したあと、大型店が撤退し買い物難民を生み出した流れを、こんどは税制で加速させようとしているかのような政策が続く。少子高齢化で仕方がないという話じゃない。
「政治を軽蔑するものは、軽蔑すべき政治しか持つことができない」トーマス・マン
 寺山修司記念館で、寺山の初めての米国訪問記を読んでいたら、トーマス・マンのこの言葉を引用していた。
 寺山修司記念館は三沢の米軍基地を通り過ぎた森の中にある。裏の小道から小川原湖をのぞむことができる場所。小川原湖はしじみの産地。
 小道を辿ってゆくと寺山修司の文学碑。文学碑の前には小田内沼。小川原湖とは別の沼。水草がたくさん茂っていたけど、なにが茂っているのかは、遠くて分からなかった。

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