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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

SNS内戦

2018年09月22日(土)

 「新潮45」の小川榮太郎LGBT差別寄稿が話題になってます。一連の流れを振り返ってみました。
 嫌韓・反中本の氾濫。2015年シールズ選書を店頭から撤去の件。2017年ケント・ギルバード「儒教に支配された中国人と韓国人」(講談社α新書)ベストセラーに。同10月小川榮太郎『徹底検証「森友・加計事件」――朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪』(飛鳥新社)後に朝日新聞が提訴。
 11月森友学園の小学校設立趣意書の表題「安倍晋三記念小学校ではなく開成小学校だった」と判明。朝日新聞が訂正を出す。同月、加計学園の獣医学部申請が認可。
 2018年1月号「新潮45」の特集記事が「WILL」「HANADA」と似たものになる。
 3月財務省の森友関係の書類改竄発覚。朝日のスクープ。
 4月杉田水脈氏が科研費攻撃を始める。和田宗政氏が安倍政権に批判的な人物の名前を挙げてツイート。5月和田氏が名前を挙げた教員のいる大学は爆破予告。(一人は私だったけど)。自民党が地方議員を集めて集会で小川榮太郎氏の著書を配布したと文芸春秋誌が報じたのもこの頃だった。
 7月「新潮45」8月号『特集 日本を不幸にする「朝日新聞」』で杉田水脈氏がLGBTに「生産性」がないと差別発言。もともと朝日新聞攻撃の一環だった。
 8月「will」「HANADA]などが主要新聞に下段ぶち抜きの広告を掲載。書店店頭には安倍礼賛本が並ぶ。
 9月「新潮45」10月号「野党百害」特集。「特別企画 そんなにおかしいか「杉田水脈」論文」として「政治は「生きづらさ」という主観を救えない 」小川榮太郎を掲載。当然、新聞各紙に広告が出る。内容は読まなくとも、広告だけで心象形成する人は多い。
 この動きは朝日新聞を従軍慰安婦問題と吉田調書問題でたたいたのと同じ構造を作り出そうとしていたように見える。また改憲をにらんで野党叩き、人文系の学者叩きを始めている。朝日を叩きNHKを人事で支配、民放は広告出稿で押さえつけた「茹でガエルクーデター」は書店を戦場にしてSNS内戦。

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