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中沢けいコラム「豆の葉」
   
 

アダムさんと小高へ行く 原ノ町まで

2018年08月16日(木)

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 金曜日の反原発抗議集会で、常磐線に乗ってご報告しますと言ったのに、ずっと常磐線に乗りに行けなかった。上野から北上するつもりだったけど、今回はアダムさんを案内して仙台から常磐線に乗車。
 柳美里さんが開いた本屋さん「フルハウス」がある小高に行くには仙台から常磐線に乗るのが便利。小高はもともと福島よりも仙台のほうが親しい町だとか。
 3・11で津波と原発事故の被害を受けている。浪江ー富岡の間は現在でも不通。東北の夏は海山の景色が色鮮やかで軽やかだ。常磐線の列車が仙台市内を出ると青い空、濃い緑の高い山、水田にすくすく伸びる稲の緑が広がる。光は透明。電車の車両に「津波警報が出た時の注意」のステッカーが貼ってあった。車両から降りるための梯子の使い方の説明書きもあった。 
 新地駅で駅舎が新しくなっているのに気付いた。その前の山下、坂元も新しい駅になっていたかもしれないけど、ぼんやり遠くの山を眺めて気付かなかった。このあたりは津波の大きな被害を受け、線路が内陸へ引きなおされたところだとあとで教えてもらった。
 電車は「原ノ町」で終点。「浪江」行きが来るまで1時間ほど間があったので、駅前でお蕎麦を食べた。「原ノ町」駅には相馬野馬追いの馬具が飾られていた。相馬野馬追いで着る甲冑の試着室というのも「原の町」駅構内にあり、着ることに関心が深いアダムさんは着てみたそうだった。「でも、時間がないでしょうねえ」と残念そう。

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